【Gladiator033】ルキヤとバンタム級王座初防衛戦、南友之輔「当てられずに、自分は全部当てる」
【写真】前日計量は問題なくクリア。コンディションの良さと自信がうかがえる南だ(C)SHOJIRO KAMEIKE
30日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator033で、同バンタム級王者の南友之輔がルキヤの挑戦を受ける。
Text by Shojiro Kameike
南は2023年9月のプロデビュー以来、ベースの空手を生かした打撃を武器に5勝1NC。無敗のまま今年6月、韓国のパク・ソンジュンとの王座決定戦を制してGladiatorバンタム級のベルトを巻いた。来年のRoad to UFCを目指すという南は、17歳の挑戦者ルキヤを相手に、どのような試合を見せるか。29日(土)に大阪府豊中市のスモーカージムで行われた計量後、南に初防衛戦への意気込みを訊いた。
――個人的に南選手と直接、話をするのは昨年2月にグラチャンで徳弘拓馬選手と対戦した時以来となります。
「はい、覚えています。あの時は……」
――一度目の前日計量をクリアできなかった南選手が、再計量に向けて体を動かしている姿を見ていました。結果は再計量もオーバーとなりました。あの時と比べると今は肌ツヤも良く、順調に体重を落とすことができているように感じられます。
「通常体重は今のほうが重いです。今回は試合間隔が空いていることが大きいですね。あの時は年間5試合ぐらいのペースで戦っていて、いつも水抜きに頼って減量していました。それが今回は5カ月の間隔があったじゃないですか。しっかりとトレーニングして体をつくってから、時間をかけて減量することができましたね」
――なるほど。6月のパク・ソンジュン戦では試合前、パワーオブドリームで練習した打撃の成果について語っていました。その成果は試合で発揮することができたのでしょうか。
「う~ん、発揮できたものもあるし、発揮できなかったものもあるという感じですね。インタビューで言っていた左手の使い方は良かったと思います。左アッパーとか」
――左アッパーですか。前回の試合では至近距離の攻防、あるいはカウンターで左アッパーを当てていました。
「そうですね。左アッパーと左フックの中間みたいなパンチも、よく当たっていて」
――結果は判定勝ち。ただ、それまでの南選手の試合と比較すると「手こずった」という印象も受けます。
「結果的に、そう見られても仕方ない試合内容でした。どうしても倒したい気持ちが強すぎて、大きなパンチしか打っていなかったですよね。それが反省点で――もっと柔らかく試合する、その上で圧倒して倒すことがテーマやったんです。でも試合が始まったら、思っていたより『征服できる』と感じてしまって」
――というと?
「相手は結構強いという想定で試合に臨んだんですよ。でも向かい合ったら100対0で制圧できる、絶対に倒せるという確信が生まれて。そのためにパンチが大振りになってしまいました。『カウンターで完璧に倒したい』と狙いすぎ、さらに打ちすぎて後半は疲れて――という試合内容になってしまったんです」
――実は試合前に負傷があったと聞きました。
「あぁ、試合の3週間前に左ワキのアバラを負傷してしまい、ほぼミット打ちやスパーもできないぐらいでした」
――左ワキのアバラを負傷したということは体勢として、左アッパーを打つ際に痛みが走ったのではないですか。
「試合でその痛みが走らないように、とにかくその部分は使わない練習だけしていて。ミットが打てるようになったのは試合の1週間前ぐらいです。だから試合では後半に失速してしまったという面もあるとは思いますね」
――そうだったのですね……。そんななかでも、しっかり勝ち切ってベルトを巻きました。
「そうですね。とにかくベルトを獲らんと始まらんと思っていたので。でもここで満足しているわけにはいかないし。ベルトを巻いて、ようやくスタートラインに立ったという気持ちです」
――初防衛戦の相手はルキヤ選手に決まった時の気持ちを教えてください。
「来年のRoad to UFCに出たいので、そこに向けて強い外国人選手や、キャリアのある日本人選手とか――倒したら皆が『オォッ!!』となる相手と対戦したかったのが本音です。今回のように若くて勢いのある相手と戦うのは、正直言えば僕にとってはリスクしかないじゃないですか。負けたらベルトを奪われるという立場でしかない。でも、そういう相手から逃げていては……これは僕のメンタル面の勝負やと思っています。
強い外国人選手と戦うことは、自分の技術面やキャリアにとって良いこと。対して今回はメンタル面での勝負です。自分はチャンピオンやし、やる意味があるんじゃないかと思っていますね。相手は勢いもあるし、怖さもあるファイターで」
――前回の宮川戦のように危なっかしさもありながら、倒し切る気持ちも強い。ルキヤ選手の打撃と勢いについては、やはりリスクと感じますか。
「リスクじゃないですかね。決してナメてはいないです。ただ今回は相手どうこうより、自分次第じゃないかと思っています。自分のやるべきことをやれば、倒すことに繋がる。そういう試合やと思います。しっかりと倒して、RTU出場に繋げたいです」
――東京のジム所属選手が大阪で戦う場合、多くはアウェイの環境となります。しかし南選手にとっては……。
「自分は大阪出身で、むしろこちらがホームですからね。今回もたくさんの人たちが応援に来てくれます。前回は失速するような場面を見せてしまったので……今回は相手も前に出てきてくれるので、面白い試合になると思います。でも自分は相手の攻撃をもらう気はなくて。当てられずに、自分は全部当てて、圧倒的な強さを見せたいです」
■視聴方法(予定)
11月30日(日)
午後12時45分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
■計量結果
<フライ級/5分3R>
久保健太:57.0キロ
熊崎夏輝:57.0キロ
<63キロ契約/5分3R>
上田祐起:62.9キロ
吉野光:62.9キロ
<ヘビー級/5分3R>
大番高明:117.0キロ
アルブリー・ンジャイ:120.0キロ
<68キロ契約/5分3R>
國頭武:68.0キロ
倉本拓也:67.9キロ
<キック 70キロ契約/3分3R>
荒尾祐太:69.6キロ
ペ・ジョンフン:69.7キロ
<ライト級/5分2R>
KENZO:70.4キロ
望月貴史:70.6キロ
<フライ級/5分2R>
塩川玲斗:57.0キロ
石田聖人:56.3キロ
<ヘビー級/5分2R>
松本洋平:118.2キロ
土井淳:117.0キロ
<フェザー級/5分2R>
山下魁:65.6キロ
谷川渉:66.1キロ
<ストロー級/5分2R>
諸井友祐:52.4キロ
タッキー:52.0キロ
<バンタム級/5分1R>
村越平次郎:61.3キロ
山田倖生:61.3キロ





















