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【UFN262】ガードからの仕掛けを潰され続けたデリダー、アレンにTKO負けを喫してUFC初黒星

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
Def.4R終了時 by TKO
ライニア・デリダー(オランダ)

サウスポーのデリダーが蹴りを見せて、シングルレッグで組みつく。デリダーはヒザ蹴りを入れつつ投げを狙うが、アレンが両差しでデリダ―をケージに押し込む。ここでデリダーが二度目の投げでテイクダウンを奪うと、そのままマウントへ。アレンの右脇を開けさせて肩固めのような形で抑え込む。アレンが左腕を入れると、デリダーは逆側の肩固めを狙いつつ、アレンの動きに合わせてバックに回る。

デリダーは左足を深く入れて足を四の字ロックし、パンチを入れつつRNCを狙う。残り1分を切ると、デリダーは一度シングルバックに戻しつつ、再び足を四の字フックする。半身になるアレンにパンチとヒジを入れながら左手を取って腕十字へ。アレンが左腕を抜いて上のポジションを取ったが、デリダーが寝技でアレンを圧倒したラウンドとなった。

2R、デリダーが左ミドルと前蹴り、前に出るアレンに左のヒザ蹴りを突き刺す。アレンはデリダーにケージを背負わせてスピニングバックエルボーを放つが、デリダーはそれをブロックする。逆にデリダーが左のヒザ蹴りで前に出ると、そのまま組みついてアレンをケージに押し込む。デリダーは四つ組みから足をかけてテイクダウンを狙いつつ、ダブルレッグにも入る。ここでデリダーアレンの足をかけて尻もちをつかせ、ケージを使って立ち上がろうとするアレンのバックに回る。

デリダ―は右足を入れてグラウンドに持ち込んでバックへ。ここでデリダーは腕十字を狙い、アレンがデリダーを前方に落としてインサイドガードで上になる。デリダーはクローズドガードからアレンの右腕に十字を狙うが、アレンはデリダ―にプレッシャーをかけて潰す。さらにアレンはデリダーの足を抑えながら、デリダーの両足の間からヒジを落とす。アレンがトップキープを続けてラウンドを終えた。

3R、アレンが打撃のプレッシャーをかけて右ストレート。デリダーはシングルレッグからアレンの後ろに回ってグラウンドへ。1Rと同じように左足を深く入れて四の字ロックすると、アレンの動きに合わせて足を組み替える。アレンが反転すると、その際でデリダーが下から肩固めを寝らうが極まらない。

アレンはインサイドガードでトップキープし、デリダーが足をすくって腕十字を狙うと、それを潰しながら左のヒジを落とす。そのままデリダーが亀になると、アレンが細かくパンチを入れる。デリダーが自ら下になってハーフガードを取ると、アレンはすかさずヒジを落とす。デリダーがクローズガードまで戻すが、アレンはパンチとヒジで攻め、デリダーがアレンの左腕を挟む形で横三角を狙うが極まらない。

4R開始前、右のこめかみが腫れているデリダーにドクターチェックが入って試合再開となる。試合が始まるとアレンがすぐにダブルレッグに入り、デリダーの体を持ち上げてテイクダウンする。デリダーはクローズドガードから展開を作ろうとするが、アレンはデリダーの顔や顎を押して距離を取り、デリダーの腕十字を対処しながら鉄槌を落とす。

アレンは自分の手でデリダーの足を抑えつつ、デリダーの動きが止まるとパンチを落とす。さらにアレンは亀になったデリダーのバックに回りつつサイドへ。デリダーの右腕を持ってアメリカーナを狙い、デリダーがガードに戻したところでラウンド終了となった。ラウンド終了と共にすぐに立ち上がって自陣に戻ったアレンに対し、デリダーはしばらくその場から立ち上がれることができず。なんとか自陣コーナーに戻るも消耗が目立ち、それを見たレフェリーが試合をストップ。デリダーはUFC初黒星となり、アンソニー・ヘルナンデスの代打=アレンが大きな勝利を掴んだ。


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