この星の格闘技を追いかける

【RIZIN】Fight&Life#111より。Still The GOATオープン、平本蓮「共感者、どんどんマニアを増やします」

【写真】空手の師、剛毅會空手の岩﨑達也氏とグラップリングクラスを担当する澤田龍人と談笑する平本 (C)MMAPLANET

10月6日(月)、平本蓮の城というべきジム=STILL THE GOATがグランドオープンした。
Text by Manabu Takashima
北参道、千駄ヶ谷というオシャレかつスポーティー、そして閑静な住宅街にケージ常設、2階に広いマットスペースがあるSTGは、平本にとって1日中格闘技と向き合うことができる空間だ。

同時に一般クラスで格闘技好きを増やしたいという平本蓮インタビューが23日(木)発売のFight&Life#111に掲載さている。ここではその一般クラスから伝播していきたい格闘技に関して平本が熱弁を振るった部分を抜粋してお届けしたい。

平本蓮の溢れんばかりのMMA愛、そこに彼の根の部分があるように感じられる。


――平本選手の特筆すべき点は上級者から一般レベルまで、幅広く格闘技の話題を提供できること。いつもそう思っていました。

「だからこそ、格闘技好きをもっと増やしたい。格闘技はやるのが一番面白い。でも、友達とかと一緒に試合を見て一体感が持てるのも面白い。月曜日に、ここに集まって『昨日のUFCどうだった?』なんて話すと楽しいわけじゃないですか。その楽しさを会員さんとも共有したい。もっともっと格闘技のマニアを増やしたいんですよね」

――マニアを。寝技が難しいとか、ムエタイの首相撲は伝わらないとか。格闘技サイドから、このような発言がずっと続いてきました。

「そんなの逃げですよ。格闘技は、こんなに楽しいわけですから。僕はなんでMMAがおもろいのか説明してくださいって言われたら、簡単に答えることができますよ。一番強いから(笑)。マジで。ボクシング、相撲、レスリング、キックボクシング、空手、テコンドー、柔術が全部混ざっている。そりゃあ最強ですよ。競技としての優劣ではなくて。なんでもやるんだから、一番最強ですよ。

最強だから、MMAはおもろいんですよ。僕、ボクシング大好きですよ。リスペクトしています。でも世界チャンピオンが百人以上いるじゃないですか。UFCのチャンピオンは8人だけ。女子をいれても12人しかいない。最強なんですよね。

毎週、毎週強いヤツが出てくる。僕も最初は寝技は分かんねぇって思っていました。でも寝技もできる奴らが最強で。世界最強が寝技をやって、首相撲をしたら皆、興味を持ってくれますよ。美味しい料理だからレシピが気になって。不味いと誰も気にしない。それと同じで、最強が使っている技術なんだからどれだけマニアックでも皆、気になりますよ」

――その通りですね。

「それに喧嘩とかしていなくても、強さへの憧れは皆が持っていますよ。MMAは最強、だから見たらおもろい。分かっていなくてもおもろいんだから、やったらもっと分かるようになる。そういう空気を創って、共感者を増やしていきたいです。どんどんマニアを増やしますよ」

――ところでその一般クラスなのですが、柔術クラスを設けなかったのは何か理由があるのでしょうか。

「この辺りは柔術のジムが凄く多いです。そのなかで、やはりしっかりとした人に指導をお願いしたいのですが、その人脈が僕らにはなくて。そうしたら岩﨑(達也)先生から『秘密兵器がいるから。1年、待ってくれ』と言われて(笑)」


なぜ、ジムを開いたのか。そのきっかけとなったアイルランド訪問。プロ専門の練習場所としなかった理由。空手の型。そして、大晦日。平本蓮インタビューが掲載されるFight&Life#111は23日(木)発売です。

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