【UFC323】Fight&Life#111より。モレノ戦へ、平良達郎「王座挑戦を実現させるためにも絶対に落とせない」
【写真】とにかく平良の表情が、練習、取材、取材後と常に良かったことが印象深い (C)MMAPLANET
12月6日(土・現地時間)、ネヴァダ州パラダイスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC323「Dvalishvili vs Yan2」に平良達郎が出場し、ブランドン・モレノと対戦することが正式発表されている。
Text by Manabu Takashima
8月にアミール・アルバジと戦う機会を逸し、代役パク・ヒョンソンとの対戦を了承し完勝してみせた平良。UFC側は1週前の代役探しに難航している際、平良自身に「このまま米国に残って、Noche UFC03(※9月13日)にブランドン・モレノと戦いたい」という気持ちが芽生え、UFCにも伝えてあったという。
するとパク・ヒョンソン戦を終えホテルに戻る時に、そのNocheでモレノ戦という話が挙がった。さすがにパク・ヒョンソン戦を経て40日後のオファーに応じることはできなったが、平良は「モレノと戦いたい」という意思は再度口にしていた。そして9月にUFCに入り、12月のUFC323で――2度の世界フライ級王者で、今もランク2位の――モレノとの試合が正式に決まった。
23日(木)発売のFight&Life#111にはデンバーから一時期帰国中の平良のインタビューをTHE BLACKBELT JAPAN沖縄で実施。その平良インタビューからここで、ブランドン・モレノ戦に向けて平良が語った――世界王座奪取込みの意気込みを
をお届けしたい。
平良達郎
「本当にモレノと戦うことが決まって嬉しいです。12月6 日が楽しみです。
来年、絶対にベルトを獲りたいので。タイトル挑戦を実現させるためにも絶対に落とせない試合です。傍から見るとチャレンジ的な試合に映るかもしれないですが、勝つのは当然だと思っています。
8月の試合で見せられなかった部分もあるので、モレノがビックリするような展開を1Rから創っていきたいです。5分3Rですし、自分の試合をやり続ける15分間にしたいと思います。
(1ラウンドの様子見の時間は必要ない?) 少なくします。最近、モレノは様子見が多いです。5Rを判定で勝ち切る試合をしているので、僕は最初から激しめの試合をします。凄くモレノが警戒してくるからこそ、ファーストコンタクトから僕に分があると思っています。
打撃で思ったように崩せない。モレノにそう思わせる試合にします。僕の距離、僕の時間の方が長い。そのうえでプレッシャーを途切れないように掛け続ける。フィニッシュに繋げられる時間を多くすることが大事な試合になる。そう思っています」
コロラド州デンバーのハイアティテュード・マーシャルアーツと地元沖縄での各トレーニングの重要性とバランスのとり方。ランク外からブランドン・モレノ戦までたどり着いたキャリアップ。そしてコンテンダーシリーズに見られるガチガチの殴り合いと近距離化が進むMMAについて等々、平良が語ったインタビューが掲載されているFight&Life#111は23日(木)発売です。