【ONE FN38】ベイビーシャークがマウント、サイドを奪取。米倉の足関節を防ぎベルト防衛
<ONEサブミッショングラップリング・フライ級(※61.2キロ)世界王座決定戦/10分1R>
ジオゴ・ヘイズ(ブラジル)
Def.3-0
米倉大貴(日本)
米倉が距離を詰めると、ベイビーシャーク=ヘイズがいなす。右足を前に伸ばし、引き込もうと尻もちを着く米倉に対し、ヘイズは付き合わず。リング中央で米倉が右足を伸ばしたところに、ヘイズが飛び込みテイクダウンを奪う。左回りでパスを狙うヘイズは、米倉の足首を押さえてプレスを掛け続ける。米倉もヘイズの腕を押さえてパスを許さない。するとヘイズがジャンプしてニースライスパスへ。マウントを奪取し、肩固めを狙うも米倉が右腕を畳んでディフェンスする。
ヘイズは左に回ってニーインザベリーに。さらにサイドに回ったが、米倉が足を差し入れると立ち上がった。ヘイズが左右に揺さぶってパスを狙うが、米倉はシッティングガードからダブルレッグの形に。米倉がガードを取ると、ヘイズはクローズドガードに対しヒザを入れ、下からのアタックを許さず。ヘイズが立ち上がって下がる。米倉がシッティングガードから近づいていく。ヘイズが体を着けていくと米倉はニーシールドに。ヘイズは米倉の足首を掴んでガードを外す。ヘイズはピッタリとくっつき、パスを狙って米倉に足関節のチャンスを与えない。
残り2分、米倉がシッティングからヘイズの両足をすくってスイープ、この試合初めてトップを奪った。ヘイズは左に回ってかわすが、米倉も右足を狙った。足を抜いたヘイズにダブルレッグで組んだ米倉だが、ギロチンで首を抱えられた。首を抜いた米倉がヘイズの左足を取るが、ヘイズも米倉の左足にトーホールドを仕掛けた。米倉は外ヒールで絞り上げるも、足を抜いたヘイズから米倉がトップを奪う。ラスト10秒で米倉はヘイズの左足を抱え、渾身の表情でストレートフットロックを極めに行くが試合終了のゴングが鳴った。
裁定はユナニマスでベイビーシャークがベルト防衛に成功したが、終盤の足関節の取り合いだけでなく、ヘイズのパスに対し米倉もスイープに成功するなど激しい試合展開となった。王者も試合後、「彼は本物だから、驚くことはなかったよ。彼はいつも僕の足を狙っていたから、そこを気にしながらパスを仕掛けていた」と語った。















