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【Lemino Shooto01】RTUからの再起。山内渉「あの敗戦は無駄じゃない。今までとは違う自分を見せたい」

【写真】RTUの敗戦を経て、どう変わった姿を見せるか(C)TAKUMI NAKAMURA

9月2日(火)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto01。今大会では山内渉がブラジルのデウジヴァン・ソウザと対戦する。
text by Takumi Nakamura

Lemino ShootoはNTTドコモの動画配信サービスLeminoにて大会が生中継され、サステイン以外の修斗ライセンスを持つプロモーションによる後楽園ホール大会として業界の注目を集めている。開催発表会見の時点で未発表となっていた1試合が山内の試合、そして国際戦だった。

Road to UFCフライ級トーナメントでは1回戦でモンゴルのナムスライ・バットバヤルにKO負けを喫した山内。再起に向けて新たな練習メニューを取り入れ、外国人選手との対戦を希望する中で、Lemino修斗参戦とソウザ戦が決まった。

RTUでの敗戦から再起を図る山内に国際戦を用意するのは、まさにLemino Shootoが掲げる「世界で活躍する選手を育てる」というコンセプトを形にしたもの。そんな一戦に向けた山内に話を訊いた。


ナムスライ戦後に(中村)京一郎くんと鈴木崇矢からもらったアドバイスが衝撃的だった

――試合直前(取材日は8月30日)のインタビューありがとうございます。今回は5月のRoad to UFCでのナムスライ・バットバヤル戦からの再起戦となりますが、ナムスライ戦を踏まえてどんな練習を積んできたのですか。

「あれから新しい練習を始めて、戦い方というか細かいところを意識して練習してきました」

――具体的にどういった練習を取り入れたのですか。

「タケ(大宮司)さんにパーソナルトレーニングを見てもらうようになって、体の使い方とテクニック的な部分を同時に教えてもらいながら、スタンドでのポジション取りや打撃の立ち位置だったり、そういう部分を練習してきましたね」

――それはやはりRTUでの敗戦がきっかけになっているのですか。

「そうですね。ちょうど現地で(中村)京一郎くんや鈴木崇矢と一緒になって、先にタケさんのトレーニングを受けている2人からアドバイスをもらったんですけど、それまで自分が考えたこともなかったようなことを言ってくれて、それが結構自分の中で衝撃的だったんですよ。もしそういうところまで理解できるようになったら、必ず次につながるなと思って、自分もトレーニングを受けることにしました」

――ナムスライ戦を振り返ってもらいたいのですが、試合は2Rにナムスライの右フックでKO負けという結果でした。試合を見ていてナムスライの勢いや圧力に呑まれた印象があったのですが、山内選手自身はいかがでしたか。

「確かに…呑まれちゃいましたね。しかも相手だけではなく、場の雰囲気もそうだし、これがUFCにつながる試合だと思ったら体が硬くなっちゃいました。あとは対戦相手の動きも予想外なところがあって、過去の試合映像を見る限り、組み主体の選手だと思って寝技の対策を意識して練習していたんですよ。そしたらいきなり打撃で突っ込んできて、そこで意表を突かれちゃいました」

――1R開始直後からナムスライは右をフルスイングしてスピニングバックキックを繰り出して、あれは予想外の入りだったんですね。

「はい。でもそれこそ京一郎くんは何事にも動じないじゃないですか。そういう姿を見て自分も次に生かせるものがあるなと思いました」

――準備していた組み・寝技の対処についてはいかがでしたか。

「今回は初めて外国人選手と試合をすることになって、練習でも外国人選手と組んでいたんですけど、想像していたよりフィジカル的にもやり合えると思いました。もっとフィジカル差が出ると想定していたんで」

――ではタイトに抑え込まれたり、ポジションを返すのが難しい展開を想定していたんですね。

「はい。もっと要所要所で抑え込みの圧力を感じると思っていたんですね。そうならないように色んなエスケープを練習していたこともあって、実際はそうでもなかったし、四つで組んだ時にも『こんなもんなんだ?』と思ったんですよ。そういう面では手応えや自信を感じる試合でもありました」

――だからこそ余計に細かい打撃の部分を修正する必要性を感じましたか。

「あとはやっぱりMMAは打撃だけでは厳しいなと思いました。自分はストライカーに分類されるタイプで、あまりテイクダウンしてグラウンドに持ち込んで…という作戦を立てることがなかったんですね。でももし前回僕がタックルを混ぜて戦っていたら違う展開になっていたと思うし、組みや寝技も練習しているんだから、それを使って戦わないといけないなと思いました」

――山内選手側にテイクダウンという選択肢があれば、もっと色んなことが出来たと思います。

「そうなんですよ。もっと僕が打撃とタックルを混ぜていたら、相手はあんなに前に来なかっただろうし、ちょっと僕の頭も固くなっていましたね。打撃で倒すにしてもMMAは全部使って戦わないとダメなんだなということを改めて学びました」

――RTUは一回戦敗退となってしまいましたが、山内選手がMMAファイターとして目指すべきものが分かった試合でしたか。

「そうですね。気づきがたくさんあったんで、あの負けは無駄になっていないと思います」

これからもUFCにつながる道を歩んでいきたい

――そして今回はLemino Shootoにてブラジルのデウジヴァン・ソウザと対戦することになりました。山内選手としてはRTUの敗戦を受けて外国人選手と戦いたいという希望があったのですか。

「はい。前回外国人選手に負けているので、外国人選手に勝って自信をつけたかったんですよ。それで次は外国人選手と戦いたいと思っていたところで今回のオファーをもらったので、ぜひお願いしますという感じですね」

――ソウザは4勝4敗というレコード以外の情報がない選手ですが、試合映像などは確認できましたか。

「1試合しか試合映像を見つけられなくて、それも2Rからの動画だったんですよ。正直そ参考になる試合じゃなかったです(苦笑)。プロフィールを見る限り、背が低くてがっちりしている感じなので、そういう相手に対してどう試合を組み立てるかをイメージしています」

――相手の情報がない分、自分がやってきたことをどう出すかにフォーカスした試合になりそうですね。

「はい。しっかり5分3R使って、練習でやってきたことを試しながら戦いたいです」

――今後は来年のRTU出場を含め、UFCにつながる試合やキャリアを積んでいきたいですか。

「僕の目標はUFCのチャンピオンなので、UFCにつながる道を歩んでいきたいです。そのためにも今回のように国際戦のチャンスがあったらやっていきたいです」

――Lemino Shootoは今回が旗揚げ戦で、修斗におけるプロ興行の新たなイベントです。そこで国際戦のチャンスをもらったことはモチベーションになっていますか。

「今、日本で国際戦の経験を積むことは簡単じゃないので、そういった機会を作ってもらえることは本当にありがたい話だと思います」

――山内選手にとってリスタートになる一戦、どんな試合を見せたいですか。

「今までの自分のスタイルとは違う感じになっていると思うので、前回の敗戦からの成長を見てもらいたいですね。また自分に期待を持ってもらえるような試合をして勝ちたいです」

■視聴方法(予定)
9月2日(火) Lemino

■Lemino Shooto01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
岡田遼(日本)
弥益ドミネーター聡志(日本)

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
デウジヴァン・ソウザ(ブラジル)

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
内藤頌貴(日本)

<フライ級/5分2R>
岡田嵐士(日本)
古賀優平(日本)

<バンタム級/5分2R>
下間英史(日本)
塚本竜馬(日本)

<2025年度バンタム級新人王決定T一回戦/5分2R>
翔べ!ゆうすけ!(日本)
辻純也(日本)

<49キロ契約/5分2R>
徳本望愛(日本)
安田”kong”詠美(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
長谷川凌生(日本)
窪田登馬(日本)

<ジュニア修斗54キロ契約/4分1R>
河上純登(日本)
中坊一(日本)

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