【写真】連敗は許されないララミーが、レスリングで打ち合いたい山内を圧倒した(C)RIZIN FF

＜57.3キロ契約マッチ／5分3R＞
トニー・ララミー（カナダ）
Def.3-0
山内渉（日本）

山内が300グラムオーバーで、ララミーが勝った場合のみ試合が成立。

山内はインローから左三日月蹴りを繰り出す。

ララミーはインローを蹴られながら右を伸ばす。ララミーの左に右を伸ばした山内の左インロー。姿勢を乱したララミーはすぐに立ち上がり、シングルレッグへ。ケージ際で倒された山内は、背中をつけさせる。ケージを背に立ち上がろうとする山内にボディロックからバックを狙う。ウィザーの山内だが、大内刈りで倒される。背中を譲った立ち上がった山内は、胸を合わせる。

左腕を指すララミーがシングルで回ってテイクダウン。

山内がケージを利して立ち上がるが、押し込まれた状態が続く。大内からヒザ蹴りのララミー、このタイミングで山内が離れる。蹴りの山内に左を伸ばしたララミーが、初回を組みでリードした。

2R、インローに右を合わせていくララミーが、右カーフを蹴る。

跳びヒザからワンツーの山内は、ボディ後のダブルレッグでテイクダウンを取られる。ハーフで抑えられた山内がスイープ狙いも、耐えたララミー。

山内は立ち上がるが、大内を切り替えて腰に乗せて投げる。

が、勢いを利したリバーサルで下にされた山内がガードを取る展開が続く。ララミーはハーフで殴り、山内のスイープを潰す。残り90秒、右腕を指したまま抑えるララミーがヒザをボディに入れる。ララミーはオクトパスガードにも対応すると足を抜いてマウントを奪取し、山内が足を戻す。山内を動かして殴るララミーが、最後までトップから攻めた。

3R、ステップインの山内に対し、ララミーがダブルレッグでテイクダウンを奪う。

ウィザーで立ち上がった山内にヒザを狙った大内でテイクダウン。山内は立ち上がっても、今度はダブルレッグで倒される。ケージレスリングの巧みさを見せるララミーは、続くスクランブルも新グレッグで制してハーフで抑える。バックコントロールに対し、山内はスイッチも潰される。直後にララミーはダブルレッグから肩に担いでテイクダウン。ついに立ち上がり際にバックに回る。

ララミーはここから前方にスラムで崩し、山内を正対させない。

スラム&バックに、完全に動きを制された山内は、頭を抱えて立ち上がる。残り40秒、離れたララミーは距離を取って回りダブルレッグでダメ押しのテイクダウン。立ち上がり際に右アッパー、ヒザ蹴りを顔面に打ち込んだララミーが完全ドミネイトで3-0の判定勝ちを収めた。

連敗は許されないララミーのスタイルチェンジ、Road to UFCを狙う山内にRIZINフライ級の壁が立ちふさがった。