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【Road to UFC S04 Ep01】打ち合いで押された山内。ナムスライの右で沈み、トーナメント初戦敗退……

【写真】初回は山内にもクリーンヒットはあったが、ナムスライのスイッチが趨勢を分けたか(C)Zufffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)
Def.2R0分26秒 by TKO
山内渉(日本)

開始早々、ナムスライが距離を詰めた。右スピニングバックキック、右スピニングバックブローを繰り出すナムスライに対し、山内はワンツーから組んだ。左腕を差し上げて左ひざを突き刺す山内。ナムスライのシングルレッグをスプロールし、スタンド戦を選択する。右ミドルを当てるとナムスライに組みつかれたが、これも切った。組んできたナムスライに右アッパーを突き上げて、右に回る。左ジャブ、右ローを当てて距離を取るが、左前蹴りをキャッチされ、テイクダウンを奪われる。そのままマウントに移行したナムスライに対し、スクランブルでスタンドに戻った。

ナムスライの大きなパンチをかわすも、右ストレートをもらってしまう山内は動きが止まり、ボディロックで組まれた。しかし倒せないとみるや、ナムスライが離れる。至近距離での打ち合いは、山内の被弾が目立つ。組まれてヒザを突き上げるも、そのままグラウンドに持ち込まれた。ハーフガードから潜ろうとした山内を潰し、パス→ノースサウスに移行したナムスライ。山内はうつ伏せ→仰向けからスタンドに戻る。打ち合いでナムスライが蹴りを放って足を滑らせる。すぐに組んだナムスライを突き放した山内は、左フックでアゴを跳ね上げた。

2R、山内が右カーフを当てる。しかし左前蹴りはキャッチされてしまう。足を抜いた山内に対し、ナムスライがサウスポーにスイッチした。打ち合いの中でナムスライが左ストレートを当てたあと、オーソドックスに戻して右フックをヒット。下がる山内を追うナムスライが右のダブルから、さらに右ストレートでアゴを打ち抜いた。この一撃で崩れ落ちた山内に、ナムスライが追撃の鉄槌を浴びせるとレフェリーが割って入った。

強烈なKOでトーナメント初戦を突破したナムスライは「このトーナメントに参加できて、勝てて嬉しい。チーム、家族に感謝している。対戦相手が唯一の負けを喫したのは右フックだった。だから右フックで勝てるとイメージしてきた」と語った。


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