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【Road to UFC S04 Ep01】豪州勢が初参戦、強し。スーレイが闘牛士のようにバールガンを捌ききる

【写真】とにかく試合運びが巧かったスーレイ(C)Zufffa/UFC

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ(豪州)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
チィルイイースー・バールガン(中国)

バールガンが右カーフから組んで右腕を差し上げる。突き放したスーレイはパンチから左ハイへ。左の蹴りを散らす。前後のフェイントをかけるバールガンに、スーレイが右ストレートを伸ばした。互いに右スピニングバックキックを見せると、スーレイがボディへの左右フック。バールガンの左ミドルに右ストレートを合わせた。右ストレートを上下に散らし、ボディを効かせるスーレイ。バールガンは右カーフを蹴って、スーレイの右をブロックする。

スーレイは蹴りを散らして右ストレート狙いか。またも右スピニングバックキックを出し合ったあと、スーレイが左のバックスピンから組みつき、ボディロックからバールガンをマットに這わせた。しかしスタンド戦を続けるスーレイが右に回る。サウスポーにスイッチしたスーレイが左スピニングバックキックを繰り出すも、軸足を払われる。すぐに立ち上がったスーレイに組みついたバールガンは、バックに回るも捕まえきれず。離れたスーレイがボディへのパンチを伸ばしてラウンドを終えた。

2R、スーレイが左足を伸ばす。バールガンがダブルレッグで飛び込むも、カットしたスーレイが離れる。左右フックを上下に打ち込み、左ハイへ繋げるスーレイ。バールガンも組みつくが倒せない。スーレイの左フックがバールガンのアゴを跳ね上げた。下がって左右に回るスーレイが、距離を詰めて右アッパーを突き上げる。スーレイが近づくと組んでバックに回るバールガンだが、グラウンドに持ち込むことはできない。離れてサウスポーにスイッチしたスーレイは、左ストレートからオーソドックスにスイッチしながら右ストレートを伸ばす。

サウスポースタンスからの左ハイなど、バールガンをかく乱するスーレイ。バールガンは右ストレートをかわしてシングルレッグで組むも、足を抜かれてしまう。サウスポーにスイッチしたスーレイはワンツーから組むことで、バールガンの前進を止める。しかしグラウンドに行くつもりはなく、離れて自分の距離を保つ。なおもシングルレッグで飛び込んだバールガンだが、スーレイを捕まえきることができずにラウンドを終えた。

最終回、バールガンのシングルレッグをスーレイがスプロールした。パンチを上下に散らすスーレイが、スイッチとステップでしっかり自分の距離をキープする。バールガンのパンチをブロックするスーレイは、距離を詰めてくるバールガンを闘牛士のように捌く。首相撲からヒザを突き上げてから離れるスーレイ。バールガンがスーレイのパンチをかわしてダブルレッグで組むも、スーレイが左腕をキムラで抱えている。

一度ヒザを着いたが、すぐに立ち上がって離れるスーレイ。2分すぎ、遂にバールガンがダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージ際でバックに回り、左足を差し入れるバールガン。スーレイはケージに体を着けて、徐々に立ち上がっていく。左腕を抱えて正対するスーレイを、ローアンクルショットで崩したバールガンだが立ち上がられてしまう。ケージ中央に戻るとスーレイがスピニングバックキックを見せ、バールガンのダブルレッグに対して両腕を差し上げて試合を終えた。

今年からトーナメントに豪州勢が参戦。そのトップバッターとなったエターナルMMA王者のスーレイが、自分の距離をキープし続けた判定勝ちを収めた。試合後は「全て良い感じで戦えた。フィニッシュを狙ったけど、タフだった。次はもっと良い戦いをして、このトーナメントで勝つ」と語っている。


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