【Road to UFC S04 Ep02】ライト級ワンマッチは、マンシャー・ケラがハイダロフに判定勝ち……
【写真】2Rのグラウンドは見事だったケラ。逆にハイダロフは最近の中央アジア勢の活躍と比較すると、良いところがなかった(C)Zufffa/UFC
<ライト級/5分3R>
マンシャー・ケラ(米国)
Def.3-0:30-26.29-28.29-28
アジス・ハイダロフ(タジキスタン)
ケラが右を当てるが、圧をかけるのはハイダロフだ。そのハイダロフの右足を取り、テイクダウンを狙ったケラは引き込んでスクランブルからスタンドに戻る。ケージにケラを押し込み、ヒザを繰り出すハイダロフがショートフックを見せて離れる。ハイダロフは後ろ回し蹴りも距離が合わない。右に回るケラに左フック、ミドルを入れたハイダロフは右を被弾しても前に出る。
ケラはケージを背負った展開が続き、カーフで姿勢を乱す。ローからダブルで組んだケラは、逆にケージに押し込まれる。ハイダロフはダーティボクシングでボディを殴る。ケラはボディロックテイクダウンを奪うと、エルボーを狙う。左のパンチを落としたケラに対し、ハイダロフが足関を狙ったところで時間となった。
2R、ケラが右ミドルを蹴り、右を当てる。ハイダロフは飛びヒザの距離が合わず、シングルレッグでテイクダウンを奪われる。ボディロックからパス狙いのケラはハーフで抑えて枕で固める。さらにパスの圧を強めるケラが、しっかりとワキ差しパスを決める。こうなると如何にバックを取りに行くのか、ヒザをボディに入れたケラは、足を戻されても簡単にパスを決め直す。ハイダロフのニーシルドに対し、バックに回ったケラがら両足をフックする。
残り90秒、殴ってRNCの機会を伺うケラが、ボディトライアングルでマウントを取りパンチを落とす。腕を伸ばすハイダロフに対し、ケラはマウントをキープでこの回を取った。
最終回、ハイダロフが組んでシングルレッグへ。ダブルレッグに切り替えるが、テイクダウンは奪えずケラが右を当てる。打撃でも圧が増したケラが前に出ると、左の蹴りに右を合わせる。直後にシングルレッグを仕掛けたケラは、足を抜かれても打撃戦を挑み、逆に右を被弾する。ケラはここでもカウンターを当てるが、ハイダロフに左、右ジャブを打たれる。残り1分を切り、左をヒットさせたハイダロフだがクリンチに持ち込まれる。このままケージに押し込まれながらタイムアップまで組み続けたケラが、3-0の判定勝ちを手にした。