【Road to UFC S04 Ep02】青井がユン・チャンミンに判定負け。初日のトーナメント戦、日本人は1勝3敗に
【写真】ジャッジ2人がフルマークをつけるほど、各ラウンドに差があったのだろうか。う~ん……(C)Zufffa/UFC
<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
ユン・チャンミン(韓国)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29.
青井人(日本)
青井のセコンドには中蔵隆志BLOWS代表、そして練習パートナーである福田龍彌がついている。試合が始まると、ユン・チャンミンがプレスをかける。青井のワンツーをかわしたユン・チャンミンはボディロックで組みつく。ウィザーで耐える青井に対し、両腕を差し上げたユン・チャンミンがグラウンドに持ち込む。すぐに立ち上がった青井のバックに回るユン・チャンミン。スクランブルに持ち込み、切り返した青井がボディロックでケージに押し込んでいく。ユン・チャンミンが離れた。ケージ中央でユン・チャンミンが左ジャブ、右ロー、右関節蹴りを伸ばす。
鋭い目つきでユン・チャンミンを見据える青井が左フックを振るった。ユン・チャンミンのワンツーをかわし、右オーバーハンドを叩き込む青井。さらにボディロックから小外掛けで崩したところに、サッカーボールキックを出しかけてしまい謝罪する。ユン・チャンミンがボディロックからグラウンドに持ち込んだ。青井は潜ってスクランブルへ。ユン・チャンミンがアナコンダを狙うと、青井もすぐに立ち上がった。ユン・チャンミンがプレスをかけると、青井がケージを背負う。フェイントで押し戻したが、カウンターで左ジャブの直撃を受けた。青井も右を当てて初回を終えている。
2R、青井がプレスをかける。前に出て来るユン・チャンミンに右を当てた青井が、ボディロックも切った。ユン・チャンミンがワンツーから組むも、差し返した青井がケージに押し込む。離れた青井はユン・チャンミンの右ローを捌く。左ジャブ、左関節蹴りを見せるユン・チャンミンに、左ジャブをカウンターで合わせる青井。しかし左目尻から出血が見られる。ユン・チャンミンの右を受けて、青井が腰を落とした。ユン・チャンミンの左右フックに対し、青井もパンチで応戦する。
ケージ中央でユン・チャンミンのワンツーが青井の顔面をかすめた。左跳びヒザからパンチで詰めていくユン・チャンミン。青井は右クロスから左フック。やや動きが固いものの、青井の右がユン・チャンミンの顔面を捉える。フラついてマットに手を着いたユン・チャンミンに、青井が猛然と襲い掛かる。ユン・チャンミンはボディロックで組みつくも、テイクダウンを狙ったところで青井が切り返してバックに回った。残り30秒、青井は離れたユン・チャンミンと打撃を交わしてラウンドを終えた。
最終回、ユン・チャンミンが関節蹴りを繰り出す。左ジャブ、左ロー。青井はユン・チャンミンのダブルレッグを切ってパンチを振るう。しかし距離ができると、ユン・チャンミンの関節蹴りがうるさい。ケージ中央で青井が右ハイを見せた。互いのフックが交錯したあと、互いに手数が少なくなる。ユン・チャンミンの左に対し、青井は右を被せるも届かず。ユン・チャンミンの右カーフ、左ジャブが当たる。
青井の跳びヒザに右を合わせるユン・チャンミン。青井は頭を振って右を伸ばす。ユン・チャンミンの右カーフに右ストレートを合わせたが、自身が崩れてしまう。右を強振する青井。残り30秒でユン・チャンミンがダブルレッグで入る。スプロールした青井はバックに回ったが、ユン・チャンミンに体勢を入れ替えられてしまい、タイムアップとなった。
ジャッジは割れ、一人は29-28で青井。しかし他の2人がフルマークでユン・チャンミンを支持した。結果、青井はトーナメント初戦で敗退。勝利して準決勝戦に進んだユン・チャンミンは、「これまでの試合で一番タフだと分かっていた。これまで疑いもあったし、後悔もしたけど、ここで勝てて本当に嬉しい。これまでのことは考えていなかった。今日のことしか考えていなかった」と語った。