【Breakthrough Combat02】しつこい組みでバックを狙い続けたタニが2RにRNCを極めてイサクに一本勝ち
【写真】1Rから持ち上げるようなTDを何度も続けたタニ。先にイサクの方が消耗する形となり、最後はタニがバックコントロールからRNCを極めた。(C)MMAPLANET
<ミドル級/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
Def.2R2分33秒 by RNC
イ・イサク(韓国)
イサクがジャブとローのフェイントで前に出る。タニも前に出ながらパンチを返して右カーフ、そのまま距離が詰まって四つ組みの攻防になる。イサクが右腕を差してタニをケージに押し込み、足を払ってテイクダウンを狙う。バランスを崩すタニだったがすぐに立ち上がってテイクダウンを狙い、イサクの後ろに回る。イサクが立ち上がるとタニは後方に投げるようにテイクダウンを仕掛けるが、イサクはその都度立ち上がる。イサクも右腕を小手に巻いて投げを狙い、立ち上がったタニがイサクをケージまで押し込む。イサクは背中を見せつつアームロックを狙って距離を取る。
タニが左右のストレートで前進。イサクもパンチを返すが、タニが右カーフからパンチにつなげて左腕を深く入れてケージまで押し込む。イサクは首相撲からヒザ蹴りを入れて離れる。タニは右カーフと左フック。イサクは再び首相撲からヒザ蹴りを入れて、ワンツーと左ボディ、右ストレートを見せて右カーフや左フックを当てる。タニも左フックを返すが、前に出るのはイサク。タニも首相撲からヒザ蹴りを返し、右カーフを蹴る。イサクが前に出て来たところで組んでテイクダウンすると、一気にマウントまでいく。
2R、タニが右ストレートから左フック、イサクも左フックを返してダブルレッグから組みつく。左腕を差したタニがテイクダウンするが、イサクが立ち上がり、谷がスタンドでバックを取る。イサクが正対して離れ、右カーフから左フック。打撃のプレッシャーでタニにケージを背負わせて右ストレートを当てる。
これで下がるタニだがダブルレッグに入って、立ち上がるイサクのバックにつくと、後ろに倒して足をフックしてバックコントロールを狙う。イサクが反転して上になって、立ち上がるタニのバックについてRNCを狙う。ここはタニイサクをが前方に落とすと、逆にタニがイサクのバックについてRNCへ。これでイサクからタップを奪った。
しつこくテイクダウンとバックコントロールを仕掛け続けたタニがRNCで一本勝ち。試合後に「1Rは何度も立ち上がられたけど、そこから動きを変えて寝かせることが出来た。これからもっと試合をしたい」と語った。