【写真】もう、何も起こらないことを祈るばかり (C)MMAPLANET

28日（木）、9月20日（土）に愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催されるHEAT57で、三上ヘンリー×イ・イサクの試合が組まれるという発表があった。
Text by Manabu Takashima

この両者は6月22日のPOUNDOUT02で対戦が決まっていたが、イ・イサクが腸炎で来日不能となり4度目の正直が流れていた。

両者のすれ違いが最初に起こったのは、2024年2月だ。この時はGladiator Challenger Seriesで対戦が決まったが、記者発表前にイ・イサクのTUF出場が濃厚となり欠場の申し込みがあった。

2度目は昨年7月のGCS02で仕切り直しの対戦が組まれたが、今度はヘンリーの負傷で同大会欠場が決まり、ならばと9月20日にGladiatorミドル級王座決定戦をGSC03で組むというプランもあった。しかし、結果として同大会自体が会場の都合がつかず未開催に。こうして、両者のすれ違いは続いた。

さらに10月のGladiator本戦にスライドする案も検討されたが、ヘンリーの負傷が長引き、イ・イサクはアギラン・タニとタイトルを賭けて戦う方向で調整が入った。しかしながらバジェッドの関係で両者のタイトル戦は実現せず。結局、12月にBreakthrough Combat02でイ・イサクはアギラン・タニと戦いプロ初黒星を喫してしまう。

ヘンリーも今年1月にフランスでマチュー・デュクロに敗れ、両者の直接対決再起戦がPOUNDOUTで組まれたが、上記のようにイ・イサクの体調不良で4度目のすれ違いが起こった。

ヘンリー陣営、いやヘンリーを指導する髙谷裕之は協力関係にあるGrachanの8月大会で実施に向けて、イ・イサクにコンタクトを取ると――なんと、7月26日に中国で試合が決まっているという返答がイサク・サイドからあった。

これには喧嘩番長も怒り心頭だったが、その怒りが執念と化したか、ついにHEATでマッチアップが発表された。この両者の対戦が、6度目の正直として実現することを願うばかりだ。

なお今大会では既にISKA 世界アトム級選手権試合＝MISAK×クレメンティ・エグやMMAでは高山晃輝×山田悠太、福山佳祐×アリストテレス・オキアマ戦などが決まっていたが、ヘンリー×イサクと同じタイミングで注目の女子キック=岩永唯伽×小桐冬華、MMAでは永井宏人×堺龍平など追加カードも明らかとなっている。

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