この星の格闘技を追いかける

Overlooked【Polaris39】モンタギューの攻め手を潰す攻撃的防御。高橋が判定勝ちで新バンタム級王者に

【写真】EBIに続き、念願のタイトルを手に入れた高橋。次は――(C)Polaris

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは3日(土・現地時間)、英国サウス・ヨークシャー州のドンカスタードームで開催されたPolaris39から、高橋Submission雄己とシェイ・モンタギューのPolarisバンタム級王座決定戦の模様をお伝えしたい。
Text by Shojiro Kameike

<Polarisバンタム級王座決定戦/5分3R>
高橋Submission雄己(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
シェイ・モンタギュー(スコットランド)

開始早々、高橋がモンタギューの左手首を掴みシッティングガードへ。モンタギューも一度腰を落としてから立ち上がり、高橋の左足を押さえる。高橋がモンタギューの右ヒジを掴み、さらに右足に自身の両足を掛け、左足を刈った。モンタギューに尻もちを着かせると、体を起こした高橋は左足首を抱えてフットロックを狙う。すぐに足を抜くモンタギュー。高橋がトップになり、モンタギューが左足を狙ってくるも足を抜いてトップをキープする。背中を着けたモンタギューの左足を取るがディフェンスされる。高橋はモンタギューの足を割り、左腕を差し上げて押さえ込みに行く。モンタギューが反転すると高橋も離れた。

右に飛んでパスを狙う高橋に対し、モンタギューのガードも固い。モンタギューの左手首を押さえた高橋が前転しながら左足を抱えるも、両者が足を押さえた状態で回転し続けてマットの端まで移動する。高橋が立ち上がり、自らマットの中に戻ると会場から大声援が贈られた。ダブルシッティングガードからモンタギューが足を狙うと、高橋がリストを掴んで下になった。するとモンタギューも尻もちを着き、ガードで誘う。モンタギューが足に手をかけてくると、すぐに離れる高橋。互いにマットの外に出てブレイクが掛かった。マット中央で再開されると、シッティングで見合う両者。モンタギューがマットに背中を着け、高橋は左腕を差し上げてパスを狙っていった。

インターバルの間に初回のポイントが公開される。ジャッジ3名とも高橋の10-9とし、試合は次のラウンドへ。

2R、やはりモンタギューに。しかし高橋は足を組ませず、レッスルアップも許さず。高橋が頭をつけてくるとモンタギューはリバースデラヒーバの形になるが、ここも高橋は完全には組ませない。モンタギューのガードを切り続ける高橋は、右へパスを狙うもモンタギューがディフェンス。さらに足を狙うと回転するなど、ディフェンス力の高い展開となる。モンタギューを突き放した高橋はパス&足を狙い続けるも、モンタギューが高橋の右足を取ってトップへ。しかし高橋が体を起こすとモンタギューも離れ、マットの端ギリギリでシッティングに。

手四つから背中を着いたモンタギューがガードを組もうと試みるが、高橋が組ませない。ヒザでモンタギューの足を潰した高橋は、右腕を枕にしてパスを狙っていく。モンタギューの体がマットの外に出たため、中央に戻って再開。やはりモンタギューのガード&足関節をヒザで潰した高橋が、モンタギューの左足首をすくって体を起こした。得意のガードの形で組めないモンタギューの表情が、やや曇り始める。モンタギューが頭を押さえてくると高橋は立ち上がり、体勢を整えてグラウンドに戻り、パスから左足を狙っていった。

このラウンドもジャッジ3者とも高橋の10-9とした。モンタギューは続く最終回でサブミッションを狙うしかなくなる。

最終回、高橋がモンタギューの左手首を掴み、マットに背中を着く。モンタギューは高橋の左足を押さえるが離れた。トップに回った高橋は、モンタギューのガードをヒザで潰しながら、スイープもディフェンス。モンタギューが強引に見える形でトップを奪うも、高橋はガードから離れた。ことごとくモンタギューの攻め手を潰していく高橋。モンタギューが下から後転してトップを奪うが、立ち上がった。高橋もスタンドに戻り、背中を見せたところでモンタギューが追いかけてくる。正面を向いた高橋に対し、モンタギューはボトムに。しかし両手を押さえられているため、モンタギューも攻めることができない。

左ヒザを股に入れてモンタギューにガードを組ませない高橋。モンタギューは後転→トップへ。高橋が立ち上がり、モンタギューがバックに回ると前転。ここでモンタギューがバックを奪い、回転する高橋の動きをボディトライアングルで封じる。反転する高橋の首を狙うモンタギュー。高橋はモンタギューのRNCを凌ぎ、トップを奪ってパスを仕掛けて試合を終えた。

最終回は逆転を狙って攻め続けたモンタギューが取ったものの、1~2Rを押さえていた高橋が3-0判定勝ち。これでEBIに続きポラリスのベルトも獲得した高橋は、インタビュアーからマイクを渡されると英語で「ドンカスターに戻ってきたユーキ・タカハシです」と叫び、観客からのチャントを受ける。続けて「あなたたちのポラリス、バンタム級チャンピオンです。良い夜を過ごしてください」と笑顔でマットをあとにした。


PR
PR

関連記事

Movie