【PFC42】フライ級王者&ベテラン中西テツオと対戦、青木大地「心を鬼にして相手に勝つために自分と戦う」
【写真】2001年4月生まれの青木。北の大地から、中央進出となるか(C)TAKUMI NAKAMURA
11日(日)、札幌市北区のPODアリーナで開催されるPound 4 Pound Fighting Championship=PFC42のメインイベントで、青木大地が中西テツオと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
青木は小学時代に空道を学び、中学・高校時代はバスケットボールで活躍。高校卒業後は新たな趣味作りの一環として格闘技を再開した。空道で培った打撃の基礎をベースに頭角を現した青木は自然とプロの道に進み、PFCを中心に8戦5勝3敗という結果を残している。
今回は実績・キャリアで上回る現PFCフライ級王者の中西をバンタム級で迎え撃つこととなり、青木は「自分の方がバンタム級の戦績と経験では上なので返り討ちにしたい」と力強く宣言した。
中西選手はフライ級の選手という認識で、自分の方がバンタム級の戦績と経験では上
──今大会では現フライ級王者の中西テツオ選手と対戦が決まりました。試合が決まった時の心境はいかがでしたか。
「自分は中西選手がPFCに出ている姿を見て、カッコいい雰囲気の選手だなと思っていたんで、まずは手合わせできることが楽しみではあります。ただ中西選手はフライ級の選手という認識で、自分の方がバンタム級の戦績と経験では上なので返り討ちにしたいという気持ちです」
──対戦相手として中西選手にはどんな印象を持っていますか。
「研究していると、寝技の最後の極めのところが強いのかなと。自分とは面白い試合になるのかなと思っています」
──今回の試合に向けてどのようなことを意識して練習していますか。
「いつもそうなんですけど、相手に何もさせずに自分の得意な打撃を当てることを意識しています。その戦い方が一番疲れないですし、自信を持って戦えるので、それをやるための相手の寝技対策はしっかりやってきていますし、倒すイメージもしっかり出来ています。強い選手は自分の得意なことを押し付けるのが上手いと思うので、自分もそうなれるように今は練習しています」
──中西選手は青木選手よりも戦績豊富で、海外でも戦ってきた選手です。そこで意識することはありますか。
「もし僕がフライ級の選手だったらビビっていたと思います。でも先ほども言った通り、今回はバンタム級の試合ですし、試合当日はそこまでフィジカル差はないかもしれませんが、自分はフェザー級でもやっていて、バンタム級の選手と戦うのとは多少違うと思います。その部分に関してはあくまで中西選手はフライ級で積み上げてきた戦績なのかなと思っていますね」
──今回青木選手がMMAPLANET初登場ということで、これまでの経歴についても聞かせてください。もともと青木選手が格闘技を始めたきっかけは?
「小学校1年生の時に空道を始めました。小学生の間は空道とバスケットボールを両方やっていたのですが、空道は親にやらされていたところもあったので、空道よりもバスケットボールの方が楽しくなってきて。親からは『小学生までは両立してみなさい』と言われていたので、どちらもやっていましたが、中学に入ってからは空道を辞めてバスケットボールに専念するようになりました」
――バスケットボールはかなり本格的にやっていたのですか。
「そうですね。高校にはスポーツ推薦で進学して、インターハイにも出場することが出来ました」
――いわゆる強豪校で競技を続けていたのですね。
「そうですね。北海道は別の高校がインターハイの常連校だったんですけど、僕たちの代は地元の仲間たちがみんなで(バスケットボールをやる)環境がいい高校に行こうという感じで同じ高校に進学して。自分はスタメンからは漏れていたんですけど、そのメンバーで常連校に勝ってインターハイに出たのでかっこいいストーリーだったのかなと思います」
――それから再び格闘技の道に戻ったわけですね。
「バスケは(高校で)やり切ったところもあったし、今よりも上のレベルでやるのは難しいなと思ったんですね。それで社会人になって何かやろうと思った時に格闘技に戻ってみたいなと思いました。それで一番近くのジムを探して行ってみたら、そのジムがPODでした。もともと空道をやっていたこともあり、色々な方に褒めていただいて、アマチュアの試合を積み重ねて自信にもなってきて、男ならやっぱり強くありたいと思ってそのまま続けてプロになることが出来ました」
──小学生以来の格闘技だったと思うのですが、スムーズに再開することが出来たのですか。
「そうですね。基本的な打撃の形は覚えていて、その形が綺麗だったのかもしれないです。あとは相手と向き合った時にどういうタイミングで打撃を当たればいいのかも身体が覚えていたのかもしれないです」
──PODに入った時点でプロを目指していたのですか。
「社会人になってから何か趣味を見つけないとヤバいぐらい暇になって、このままつまらない毎日になるのは嫌だなと思ってジムに入りました。確かジムに入った時にアンケートで目標を書く欄があったんですけど、『朝倉兄弟を倒す』とか適当なことを書いたような気がします(笑)。だからプロになるという気持ちは全くなかったです」
周りの強さの認知と自分の強さの認知が一致するような選手になりたい
──では練習を続けていくうちにアマチュアの試合に出て、プロデビューすることになったのですね。
「はい。あとはMMAの魅力にハマった感じですかね。MMAは本当に奥が深いし、ランキング以上に複雑なものがあって、対戦相手との相性次第で勝ち負けがすごく変わるじゃないですか。しかもMMAファイターとしての全盛期は短くて、その期間に全部が出来る・全部が強いまで作り上げることは難しいとも思っていて、そうなると対戦相手に対してどんな武器で戦うのかがすごく大事になる。MMAの競技としての奥深さにどんどん惹かれていきましたね」
──ここまでPFCを中心に5勝3敗という成績を残していますが、ご自身のキャリアを振り返ってどう感じていますか。
「もっと勝てるのかなと思っていたし、そこは完全に自分との戦いに負けてしまったという印象があります。僕はデビュー戦で(下田凛太郎に)KO負けしてしまったんですけど、僕の中ではちゃんとやれば絶対に勝てた試合だと未だに思っています。2度目の敗戦になった試合(吹田琢に一本負け)も正直打撃では圧倒していたんですけど、体力不足でやられてしまって。自分の追い込み不足というか、自分を高めきれなくて負けた試合でした。前回ジミー(西将希)さんに負けた試合も最後の5秒で腕十字を極められるまでは自分が勝っていて、そこでやられてしまう気の緩みというか、それを思い出して凄い嫌な気持ちになりますね(苦笑)。だからこそ今回は自分の心を鬼にして、相手に勝つために自分と戦っている感じです」
──今回は気持ちを切らさずに戦い切ると。
「そうですね。あとはやっぱり僕の良さを見せることですね。僕は倒せる打撃もあるし、相手に簡単に組ませず自分の打撃を当て続ける試合が出来たらお客さんも盛り上がってくれるのかなと思います」
――これからのファイターとしての目標を聞かせてもらえますか。
「団体のベルトは最終的に自分が強くならないとついてこないと思うんで、それを目標にするというよりは常にきっちり勝てる選手になるというか。ドロドロした試合もいいんですけど、周りから青木が勝つだろうと思ってもらえて、その予想通りにきっちり勝つ選手が僕はカッコいいと思っているので。周りの強さの認知と自分の強さの認知が一致するような選手になりたいと思っています」
■視聴方法(予定)
10月11日(日)
午前11時00分~PFC公式YouTubeチャンネル・メンバーシップ
■PFC42対戦カード
<バンタム級/5分2R+1ex>
青木大地(日本)
中西テツオ(日本)
<グラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
池田貴一(日本)
レッドドラゴン(日本)
<フライ級/5分2R+1ex>
藏田家工房(日本)
岡村栞汰(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
佐藤陽向(日本)
星川陸(日本)
<グラップリング無差別級/5分2R+1ex>
ディルバーグ・ペイトン(米国)
鈴木淳斗(日本)
<ストロー級/5分2R+1ex>
早坂優瑠(日本)
佐々木晨悟(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
小黒英一(日本)
賀集龍喜(日本)
<73キロ契約/5分2R+1ex>
伊藤尚司(日本)
清田大地(日本)
<グラップリング・フェザー級/5分2R+1ex>
渡部修斗(日本)
レッドドラゴン(日本)
















