【AFC43】争うのは速さでなく、強さ。Angelが10周記念大会をレース場で開催。中角虎鉄がメインに出場
【写真】インジェ・スピーディウムのホームストレート。まだトランスが組まれているだけだが、ここにケージとVIPシートが追加される(C)CHOI WOO SUK
明日9日(金・現地時間)に韓国はカンウォンドのインジェにあるインジェ・スピーディウムでAngel’s FCの10周年記念大会となるAFC43が開催される。
Text by Manabu Takashima
インジェ・スピーディウムとはソウルから車で2時間の場所にある全長3.9キロのサーキット場で、ホテルや宿泊施設が併設され、ピョンチャン五輪の際に北朝鮮応援団が留まっていたことで注目を集めたこともある。
10周年大会を特別な場所で開催したいと希望したパク・ホジュン代表が、MMAとレースは相通じるモノがあると思い当たり、スピーディウムにイベント開催を打診。サーキット側もMMAにより知名度のアップに期待し、今回の大会が実現することとなった。
いえば富士スピ―ウェイや鈴鹿サーキットでホームストレートにケージが組まれ、ケージサイト特別席とホームスタンドから観戦するようなもの。強さとスピートの競演(では厳密に言えばないが……)となる今大会は、ベトナムのリゾートホテルでのイベントが中心となっているAFCにとって、2023年10月にプサン駅前で同じく屋外大会として行われたAngel’s HEROES06以来の本国開催となる。
ナンバーシリーズでいえばその3カ月前のAFC26以来、実に3年3カ月ぶりとなる韓国大会だ。
そんな10周年記念大会のメインではRoad to UFC準優勝のキム・サンウクが持つウェルター級王座に、DEEP大阪大会を主戦場にするキャリア4勝1敗、20歳の中角虎鉄が挑戦する一番が用意された。
2024年フューチャーキングT優勝、18歳でプロデビューしたパラエストラ東大阪所属の新鋭が神谷大智、佐々木信治、丸山数馬らに勝利している32歳、脂の乗り切った王者のいかに立ち向かうか。
コメイン以下で注目はフライ級のチュ・ドンジョとメキシコのエルネスト・イバラの一戦か。AFCフライ級王座決定戦に、HEATとの共同イベントで挑む、RNCで一本勝ちも計量失敗でベルトを巻けなかったチュ・ドンジョ。その後イタオ・フレイタスとの国際戦、さらにZFNにおけるチェ・ソングク戦と連敗中だ。このタイミングで迎えるイバラはCombate Globalで4勝1敗、LFAで1勝1敗という北米MMAで確かな力を示してきたストライカー。
とはいって韓国で知名度が高いわけでないだろう。それでいてトップ戦線復帰を狙うチュ・ドンジョにイバラをぶつける今回のマッチアップ――超ガチモードの茨の道といえる。
またONE FFで戦ってきた(※2勝2敗)チャン・ソンギュが、3年3カ月前のAFCナンバーシリーズ以来となる里帰りマッチで、キム・ウンソンと対戦する試合も楽しみだ。グレコローマンで世界ジュニアを制したキム・ウンソンはRING Championshipで注目され4戦目でバンタム級王座決定戦に挑むも、シン・ユミンにギロチンを仕掛けヴァンフルーで切り返されて一本負けを喫した。以降、中国のJCK、日本のGladiatorで結果が残せていない。
このチャン・ソンギュ×キム・ウンソン戦はK-MMA界のバンタム級期待のファイターという地位を守るために、トッププロスペクトの座に収まり続けるための生き残り合戦といえる。Angel’s 10周年記念大会、興味深い舞台で粒ぞろいの試合が揃った――そんなサーキット決戦だ。
■ AFC43対戦カード
<AFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
キム・サンウク(韓国)
中角虎鉄(日本)
<ボクシング無差別級/3分3R>
ミョン・ヒョンマン(韓国)
ツェレンダシ・アズジャルガル(モンゴル)
<フライ級/5分3R>
チュ・ドンジョ(韓国)
エルネスト・イバラ(メキシコ)
<バンタム級/5分3R>
キム・ウンソン(韓国)
チャン・ソンギュ(韓国)
<フェザー級/5分2R>
ホン・ユミン(韓国)
シン・ジェヨン(韓国)
<フェザー級/5分2R>
イ・ヒョンウ(韓国)
イ・ドユン(韓国)
<フライ級/5分2R>
ムン・ソクジョン(韓国)
チェン・グァンホ(韓国)
<64キロ契約/5分2R>
キム・ジサン(韓国)
ハム・ギワン(韓国)





















