【PFC42】今回もバンタム級&青木大地戦へ。フライ級チャンプ中西テツオ「若い選手の邪魔をしてやろうと」
【写真】心なしか胸襟、肩回り、二の腕も大きく感じる中西C)TAKUMI NAKAMURA
11日(日)、札幌市北区のPODアリーナで開催されるPound 4 Pound Fighting Championship=PFC42のメインイベントで、中西テツオが青木大地と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
7月に豪州のBeatdown Promotions14に参戦した中西はベン・ワトソンにギロチンチョークで一本負けを喫した。このワトソン戦を含め、PFCではフライ級のタイトルを保持する中西だが、今年はバンタム級での試合が続いている。中西自身はあくまで自分はフライ級のファイターとしたうえで、バンタム級での試合は「自分の中では一つのチャレンジ」と捉えている。
今後はPFCフライ級王座の防衛と海外遠征を軸にキャリアを積みたいと語る中西。その中で高みを目指すことはもちろん「できれば若くてこれから勢いのある選手とやってみたい」と若手の壁という立場での戦いにも意欲的な姿勢を見せた。
自分としてはフライ級王座の防衛戦をやるのかなと思っていた
──PFC42のメインイベントで、青木大地選手と対戦する中西テツオ選手です。7月に出場した豪州のBeatdown Promotions14ではベン・ワトソンにギロチンで一本負けという結果でした。
「展開としては先に相手に全部(展開を)作られて、それで自分が相手の動きを受けてしまい、最後は上手く仕留められたなって感じですね」
──一度は中西選手がテイクダウンする場面もありましたが、後手に回っている感覚があったのでしょうか。
「テイクダウンした時はそんなに首(ギロチン)のプレッシャーはなかったんですけど、その後の展開で相手に付き合ってしまい、そこで持っていかれたという部分があります」
──当然ワトソンがああいった動きをしてくることは警戒していたと思います。その上で一本取られてしまったのは、ワトソンのギロチンのセットが一枚上だったという感想ですか。
「本当にそんな感じですね。試合が終わった後は本当にやられたなと思って、ワトソンが技術的に上手かったと思います」
──あの敗戦で連勝はストップしていましたが、その結果についてはどう受け止めていますか。
「確かに連勝は止まってしまいましたが、自分の中では大きな経験ができました。今後もまだまだ試合ができるので、その糧にはなったなと思いますし、結果は残念ですけど、内容としては自分も得られたものがあったかなと思います」
──ワトソン戦の結果を受けて、どのようなことを意識して練習してきましたか。
「自分の通用する部分を磨きつつ、苦手な意識の部分をもう少し細く詰めていこうと思いました」
──そして10月のPFCに参戦することになりましたが、秋頃には試合をしたいという希望はあったのですか。
「9月か10月にはやりたいなと思っていましたね。自分としてはフライ級王座の防衛戦をやるのかなと思っていたのですが、挑戦者がいないから階級を上げてバンタム級でどうですか?と言われて。今年はなぜか僕は階級を上げて2戦しているんで、その流れの中でやってみようかなという感じで、自分の中では一つのチャレンジとして頑張ろうと思っています」
──直近はバンタム級の試合が増えていますが、フライ級まで体重を落とすことが辛かったり、階級を上げることを考えたりしているわけではないのですね。
「そうなんですよ。むしろ僕はフライ級でもフレームが大きい方じゃないし、バンタム級でやる感覚は全くなかったです。ただ、たまたま2月に緊急オファーでバンタム級でやって勝って、意外と行ける部分はあるんだなと感じたし、そこから良い調子に乗っている部分はありますね。もちろん相手のサイズはデカくなりますが、僕も減量のことを考えなくていいので、試合まで普段通りに過ごせるところはプラスですね」
──では今回対戦する青木大地選手の印象はいかがでしょうか。
「若手で勢いのあるストライカーという印象しかなくて、あとは実際に対峙してどうなのかなという感じですね。青木選手の映像を見た時にこれをやるというのはある程度決めているので、それが上手くハマれば行けるなと思うし、そうじゃなくても行けるなと思っていますね」
──対戦相手に対してもそうですが、いかに自分のいいパフォーマンスを見せるか。そこにフォーカスしている部分もありますか。
「そうですね。相手どうこうより自分がしっかり自分の動きを作れば勝てると自信を持っているので、相手がどんな動きをしようが対応できると思っていますね」
──今回はPFCでの試合となりましたが、今後も日本と海外でキャリアを積んでいきたいですか。
「はい。また海外からオファーがあるなら、そこに向けて頑張りたいです。やっぱり自分は海外でやっていきたいという部分があるので、そこに向けてちょっとずつ勝っていって、また勢いや調子に乗れるようにしたいです」
──中西選手が海外の試合にこだわる理由は?
「実際に経験してみて楽しい部分が大きかったからですね。自分はまだ中国と豪州でしか試合をしていないですが、ハプニングも含めて日本との文化の違いを感じることがあるし、それはそれで普段は経験できないものだと思ってやっています」
──日本とは考え方そのものが違うので、日本で当たり前のことが通じないこともありますよね。
「本当にそうです。逆に言えば海外と比べると日本はお固いなというのはありますし。例えば中国は中国国内のSNSを使っている人が多くて、豪州はそうじゃないから現地の選手たちとフォローしあったりするんですよ。そういう部分で中国は中国で独特だなと感じましたね」
──自分が海外での試合を経験しているからこそ、日本に来る外国人選手の大変さや国際戦をやる意味も感じますか。
「もちろんです。ブラジルから何十時間もかけて飛行機に乗って来日する選手のことは改めて尊敬しますし、日本で試合をしている日本人選手は本当に恵まれた環境で試合ができていると思います。海外に行くと日本での調整の方法が一切できなかったりもするので、それを考えても日本に来てくれる外国人選手には本当にリスペクトがあります」
俺に勝てないぐらいで上を目指すなよという気持ちでいたい
──国内に関してはPFCのベルトを保持しているので、PFCの防衛戦を第一に考えていく感じになりそうですか。
「僕の中では防衛戦をやりたいと思っているので、どんな選手でもいいので自分に挑戦したい選手がいるなら誰でもおいでよ――ぐらいの気持ちではいますね」
──ちなみにフライ級は日本人選手の層が厚い階級ですが、戦ってみたい選手はいますか。
「できれば若くてこれから勢いのある選手とやってみたいなとは思います。若くて連勝していて、僕を踏み台にしたいと思っているような選手とやってみたいです」
──キャリアを重ねてきた選手はそういったマッチメイクは嫌がる傾向があると思うのですが、中西選手の場合は逆なのですね。
「僕は若い選手の邪魔をしてやろうと思っていますし(笑)、俺に勝てないぐらいで上を目指すなよという気持ちでいたいと思っています」
──最後に一つ質問です。中西選手のジムの名前はEQUIPO CERO(エキポ・セロ)で、スペイン語じゃないですか。英訳するとチーム・ゼロという意味ですが、なぜスペイン語にしたのですか。
「元々はチーム・ゼロみたいな名前にしようと思っていたんですけど、似た名前のジムがすでにあったので、それに被らないようにスペイン語とか英語以外にしようと思って決めました。なのでスペインや南米とは何の縁もないですし、正直スペインがどのへんにあるのかもあんまり分かってないです(笑)」
■視聴方法(予定)
10月11日(日)
午前11時00分~PFC公式YouTubeチャンネル・メンバーシップ
■PFC42対戦カード
<バンタム級/5分2R+1ex>
青木大地(日本)
中西テツオ(日本)
<グラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
池田貴一(日本)
レッドドラゴン(日本)
<フライ級/5分2R+1ex>
藏田家工房(日本)
岡村栞汰(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
佐藤陽向(日本)
星川陸(日本)
<グラップリング無差別級/5分2R+1ex>
ディルバーグ・ペイトン(米国)
鈴木淳斗(日本)
<ストロー級/5分2R+1ex>
早坂優瑠(日本)
佐々木晨悟(日本)
<バンタム級/5分2R+1ex>
小黒英一(日本)
賀集龍喜(日本)
<73キロ契約/5分2R+1ex>
伊藤尚司(日本)
清田大地(日本)
<グラップリング・フェザー級/5分2R+1ex>
渡部修斗(日本)
レッドドラゴン(日本)
















