【DWCS S10 Ep09】藤田戦@Lemino修斗を経て2度目の挑戦=コンセイソン「必ず契約してまた日本で戦う」
【写真】その実力は、UFCレベルにあることは間違いない(C)MMAPLANET
6日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのメタ APEXでDWCS S10 Ep09が開催される。同大会でホーキ・コンセイソンが昨年に続き出場し、アレクサンデル・チャベスと対戦する。
Text by Manabu Takashima
ちょうど1年前、昨年の10月7日にコンセイソンはコンテンダーシリーズに出場しイマノル・ロドリゲスに敗れた。その後、コンセイソンは再起戦の場としてLemino修斗を選び、藤田大和との試合に挑んだ。
DEEP、RIZIN、UAEWで戦いUFCとの契約を目指す日本の強豪を相手に、コンセイソンはヒザでボディを抉り、エルボーでとどめを刺した。そして得たセカンドチャンス。対するチャベスはオクタゴンで躍進が目立つラテンアメリカ――ペルー人、無敗のファイターだ。2度目、そして最後といっても過言でないUFCプレゼンツの品評会に挑む、コンセイソンの心境とは――。
──ジュニオール(※ホーキ・コンセイソン・モレイラ・ジュニオールが本名)、アレクサンデル・チャベスと2日後に対戦します。今の調子はいかがですか。
「タフなファイトになることは覚悟している。その分、他のことが何も気にならないぐらい試合に集中できているよ。しっかりとチームが、僕をここに送り出してくれた。今回の試合から、僕の人生の新たな章が始まるんだよ」
――昨夜、イマノル・ロドリゲスがアルデン・コリアを前蹴りで倒しました。去年のコンテンダーシリーズで戦い、ハイに右を被弾するまで、互角の試合をしていた相手がUFCで注目を浴びていることに何か心理的な影響はなかったですか。
「イマノルの力をもってすれば、UFCで注目される存在になることは分かっていたよ。コリアを倒した試合も見た。でも、さっきも言ったように今は完全に自分の試合に集中できている。彼が僕に勝ったことも、今は何も関係ない。僕はこれから自分のやるべきことをする。そして、成長し続ける。イマノルも成長し続けて欲しい。いつの日か、もっと上のステージで戦えるようにね。その時は僕の方が彼よりも優れたファイターであることを示すだけ。本当にそれだけで、彼に対して悪い感情も持っているわけでも、何か特別な想いを抱いているわけでもないんだ」
――コンテンダーシリーズで敗れたファイターが、もう一度UFCを目指す時には米国か母国のフィーダーショーで戦うのが王道ですが、ジュニオールは日本に来て藤田大和選手と戦い、再起を果たしました。
「まぁ、普通はそんな厳しい試合には挑まないよね。もっと、戦いやすいファイトを選択するはずだ。でも信頼しているコーチから、『日本で戦おう』と言われ従った。結果、素晴らしい対戦相手と、素晴らしいオーガナイザーの下、素晴らしいファンの前で戦えて凄く良かったよ。
とにかく日本の街が綺麗だったよ。歩道にゴミがない。一緒に日本に行ったチームのメンバーも僕も、まずそこに驚かされた。それと日本でサウナに行くと、素っ裸にならないといけないことに、ちょっとビックリしたね(笑)。裸になってサウナに入るって、ブラジルではないから。あと、タトゥーがNGだっていうのも、ブラジルとは違うね。まぁ、僕の場合は問題なかったけど……皆が、素っ裸になってサウナにいるのは微妙だったよ(笑)」
――逆に自分などは欧米で水着を着て、スパに男女が一緒になって入ることに違和感がありました(笑)。
「ハハハハ」
――ところで藤田戦後、日本のファンや関係者からジュニオールはコンテンダーシリーズに出る必要などない。直接、UFCはサインすべき実力者だという意見が多々ありました。
「僕は将来、UFCの世界チャンピオンになる。UFCを制覇するために、コンテンダーシリーズで勝利することは必要なステップだと思う。直接、UFCと契約した選手のパフォーマンスは決して良くない。いきなりUFCのような舞台で戦うだけの準備ができていないファイターがいるのは明らかだよ。
だからこそ、僕はコンテンダーシリーズで勝ってUFCに行きたいと思う。でも、日本の人達がそう言ってくれたことは本当に嬉しい。その言葉が、僕のエネルギーになる。それにしても日本の人達って、本当にしっかりとMMAを見てくれているよね」
――では、その正しいステップの場で戦うチャベスの印象を教えてください。ジュニオールが言っていたように、相当にタフなファイターだと思います。
「もちろん、彼は良いファイターだ。ストライカーだね。僕もストライカーだけど、他にも武器がある。それ以上に僕はチリ、アルゼンチン、米国、そして日本で戦った経験がある。だから、どんな環境下でも集中力を失うことがない。この経験と技術で、チャベスとの違いを試合で見せつけようと思う」
――ブラジルは今も最強のMMA国家の一つですが、他のラテンアメリカのファイターもUFC PIメキシコシティでトレーニングをして急激に力をつけています。ブラジル以外の南米、ラテンアメリカのファイターについてどのような印象を持っていますか。
「まず彼らが成長した云々以前に、今のブラジルは最新の設備、環境が整っていないことが問題だ。ブラジルは、そういう新しいMMAの時代に投資できる状態にない。今も昔ながら育成方針が採られている。
ただし僕が所属するヘヴィラ・ブラックチームは、一歩一歩環境を整備してきた。僕らのチームからは、これからもっとUFCファイターが生まれるだろう。決して簡単でないことをチームは、時間をかけて可能にしてきた。このチームに所属していることを誇りに思う。そして僕らのチームが、ブラジルのMMA界によって良い教科書になるだろう」
――押忍。ではコンテンダーシリーズという場で、どのような試合を見せたいと思っていますか。
「僕はどの局面でも戦える。そして、いつだってエキサイティングな試合をしてきた。ケージという空間をしっかりと把握しフットワークを駆使して、自分のアングルで相手の動きをカットして戦う。
判定勝ちをするためにケージに上がったことはない。いつだってフィニッシュを狙っている。でも、例えフィニッシュできなくても、打撃でもグラップリングでも僕のスキルでファン、ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビーにインパクトを与えることができると思っている」
――ジュニオール、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「まずは火曜日の夜、コンテンダーシリーズで僕の試合をチェックしてほしい。必ずUFCと契約して、また日本で戦う。UFC日本大会で皆に僕の試合を見て欲しいと思っている」
■視聴方法(予定)
10月7日(水)
午前8時00分~UFC Fight Pass
午前7時45分~ U-NEXT
■DWCS S10 Ep09対戦カード
<女子バンタム級/5分3R>
アリビア・ビアリー(米国)
サマー・オンリー(英国)
<ウェルター級/5分3R>
サル・エヴェレット(米国)
オジー・マーティン(米国)
<フライ級/5分3R>
ホーキ・コンセイソン(ブラジル)
アレクサンデル・チャベス(ペルー)
<バンタム級/5分3R>
宮口龍鳳(日本)
マテウス・ソアレス(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ネル・アリアノ(フランス)
プレストン・ラグレンジ(米国)





















