【EBI24】2年振りのメヒコ。平良達郎と対戦したチャイレス出場サブオンリーTに高橋サブ雄己が挑む
【写真】高橋サブとUFCファイターの競演。これぞ、エディ・ブラボーの世界観(C)Zuffa/UFC & MMAPLANET
27日(日・現地時間)、メキシコ第二の都市モンテレイのヒムナシオ・ヌエボ・リオン・ウニドで開催されるEddie Bravo Invitational24に高橋サブミッション雄己が出場することが発表されている。
Text by Manabu Takashima
日本国内ではLevel-Gを開きグラップリングの普及に努める一方で、現役グラップラーとしては海外での活動に重点を置く高橋がサブオンリー・グラップリングの老舗トーナメントEBIに挑む。
16人参加トーナメントは、まだ他の参戦グラップラーは一部しか明らかとなっていない。が、それでもこの道の猛者が揃っている。
その筆頭がデミアン・バルデラマだ。ATOS所属のグラップラーは2021年ノーギワールド茶帯フェザー級を制し、今年の5月にはEBI23フェザー級Tを4試合連続一本勝ちで制している。
さらにトーナメントの目玉として早々に出場がアナウンスされたのが、UFCフライ級ファイター=エドガー・チャイレスだ。オクタゴン初陣が平良達郎戦だったチャイレスは、UFCでは2勝2敗で9月13日のサンアントニオ大会への出場も決まっている。
とはいえグラップリング、特にサブオンリーでの実力は未知数のチャイレス以上に高橋が注意しないといけないのは、ゲイブリエル・ダフロンだろう。Combat JJフェザー級ワールドを制した経験もあるダフロンは、高橋が2年前にチャレンジし2回戦で敗れたWCJJバンタム級でベスト4と上位進出を果たしている。
このダフロン、何かと高橋と縁がある。WCJJ前に高橋がエントリーしていたが、搭乗した飛行機の機材トラブルで現地入りを断念したエメラルドシティ・インビテーショナルに、ダフロンもエントリーしていた。そして優勝候補筆頭のエステヴァン・マルチネスを下し、ここでもベスト4と結果を残した。
この他、Bellatorやコンテンダーシリーズ出場経験もあるMMAファイターで、悪性リンパ腫克服後はグラップリングに専念しているマニー・ヴァスケス。サブオンリーシーンのザッツ中堅=マルセロ・コーヘンらが現状伝わってくるトーナメント参加者で、これから他の選手の名前も揃ってくるだろう。
バンタム級でも適正体重とはいえない高橋だが、これが彼の進むグラップリング道――2年振りのメヒコで、どのような戦いを見せるのか現役として真価が問われるEBIへの挑戦だ。