【LFA212】正規王者シャポリン帰還のフライ級で、暫定王者デグリが代役セヴェリーノを相手に王座防衛戦
【写真】フライ級暫定王者デグリ。挑戦者セヴェリーノと共に、倒せるフライ級ファイターが増えてきた(C)LFA
11日(金・現地時間)、ブラジルの首都ブラジリアのASBACHブラジリアで、LFA212「Degli vs Severino」が開催される。
Text by Manabu Takashima
2021年7月に行われたLFAにとって初のブラジル大会から4年、23度目のMMA王国でのイベントはキャピタル再上陸となる。会場のASBACHブラジリアは、パラノアー湖畔に広大な土地を持つバンコセントラル職員協会が保有するレジャー施設だ。
バスケットボールやバレーボール屋内球技から、体操競技、ビーチテニス、カヌー、柔道、テニス、サッカー、自転車競技など多種の競技場、文化センター、プールや遊技場ならびにレストランやバーなどが備わっており、プレジデント・ジュセリノ・クビシェッキ国際空港から10キロと離れていない。
そんな抜群の環境で開かれるLFA212のメインは暫定フライ級選手権試合で、王者マルコス・デグリがマテウス・セヴェリーノの挑戦を受ける。
LFAフライ級正規王者エドゥアルド・シャポリン・エンヒッキがTUFからの仕切り直しの王座防衛戦=デヴォン・ロジェイ戦を8月22日に受けるが、その1カ月前に暫定王座戦=デグリの防衛戦が組まれた。
シャポリンがTUF出演でLFAから離れていた時期、2月のLFA201でデグリはリンコン・サントスを破り、暫定王座に就いた。ちなみにLFAの歴史で暫定フライ級王者が防衛戦を戦うのは、現UFCファイターのチャールズ・ジョンソン以来4年振りとなる。
当初、チャレンジャーはペルーの新鋭オスカル・ミゲル、14勝1敗のファイターの挑戦を受ける予定が、ミゲルが欠場しセヴェリーノが代替え挑戦者となった。
14勝4敗のセヴェリーノは5月にアラン・ガブリエルを僅か47秒ボディショットで下し、LFA初戦で鮮烈なインパクトを残したセヴェリーノ。シュートボクセ系のファイターでアグレッシブな打撃の持ち主だが、勝利の1/3以上の5勝が一本勝ちだ。
対して王者デグリはタイランデス=タイ人の異名を持ち、ムエタイでブラジルの頂点に立った一方で、柔術でも黒帯のウェルラウンダーだ。ベルトを巻いたサントス戦では左フックでKO勝ちする前にヒザを効かせてニンジャチョークをセットしあわや一本勝ちという瞬間もあった。
倒せて、極めることができるファイター同士の暫定王座戦。もちろん勝者は正規王座の挑戦権と同時にコンテンダーシリーズ出場を目指しているに違いない。
■視聴方法(予定)
7月12日(土・日本時間)
午前時9時00分~UFC FIGHT PASS
■ LFA212メイン対戦カード
<暫定LFAフライ級選手権試合/5分5R>
[王者] マルコス・デグリ(ブラジル)
[挑戦者]マテウス・セヴェリーノ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
エルベチ・ソウザ(ブラジル)
ミシェウ・リマ(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モンテイロ(ブラジル)
ナウイラ・ヘフェイラ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ダニエル・アラウージョ(ブラジル)
トーマス・ブライアン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ジョアオ・ペドロ・モレイラ(ブラジル)
レオナルド・セルボニ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ジエゴ・ジアス(ブラジル)
クラウジオ・ヒベイロ(ブラジル)