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【DWCS S09Ep04】LFAとCage Warriorsの王者出場。シャポリンはLFA王座防衛から11日間のインターバル!!

【写真】サッカーと同じで、ブラジル人ファイターは世界中のどこでも活躍している(C)MMAPLANET & CAGE WARRIORS

2日(火・現地時間)、ネヴァダ州エンタープライズのUFC APEXでDWCS S09 Ep04が開催される。2週連続で勝者5人が揃ってサインを勝ち取ったシーズン09も、中盤戦を迎える。
Text by Manabu Takashima

今週もレコードが綺麗で、かつフィニッシュ率が高いファイターオンパレードとなっているなかでLFAとCage Warriorsという北南米と欧州の#01フィーダーショーからチャンピオンがチャレンジする。

そのうちの1人が上久保周哉が出場したLFA215でデヴォン・ロジェイを初回でKOし王座防衛に成功したLFAフライ級王者エドゥアルド・シャポリンだ。つまり、シャポリンは前回の試合から僅か11日間のインターバルでオクタゴンに足を踏み入れることになる。


キャリア14勝2敗、11のフィニッシュ勝利を挙げているシャポリンは2023年11月にLFA王座に就くと、昨年8月に暫定王者イゴール・シケイラを破って王座統一し、UFCファイターになるためにTUFシーズン33にトライした。

しかしながらチーム・コーミエーの#01ピックだったにも関わらず、初戦で――結果的にシーズンを制した――ジョセフ・モラレスに敗れ、早々に敗退とキャリアアップに躓いてしまった。

それでもTUFで結ばれた縁でダニエル・コーミエーの指導を受けるようになり、レスリング面を強化。もともと長所だった打撃と平均点以上の柔術でより強さを発揮するように。

その結果が、ロジェイ戦の初回KO勝ちにつながったといっても過言でない。そんなシャポリンの勝利をケージサイドで見守っていたコーミエーが大興奮し、大声で叫びまくっていたのも印象深い。

とはいえLFAの王座防衛戦の時ですら、シャポリンは減量はかなり厳しそうだっただけに、このショートノーティスでどこまで体調を整えることができるのか。そこも、シャポリンにとっては重要になってくる。

対するアン・トゥアン・ホーは、ベトナム生まれ米国で育ったファイターでLFAで7勝0敗、タイトルに絡んでいないのは昨年のコンテンダーシリーズに出場しているからだ。

そのコンテンダーシリーズで、ロニー・カヴァナに左フックでKOされた試合が唯一の黒星というアン・トゥアン・ホー。前戦では前蹴りからパウンドアウト勝利を挙げており、接近戦が前提になっているLFA~コンテンダーシリーズ・ルート故に、気になる足技を持っている。

(C)CAGE WARRIORS

一方Cage Warriorsからはライト級王者サムエル・シウバが出陣。

UFCとの契約を目指し、カナダのマンデル・ナロと戦う。LFA王者もCage Warriors王者も揃ってブラジル人、MMA王国の強さがここでも分かる。そのシウバもLFAブラジル大会で2勝を挙げており、今年の3月にCage Warriorsに初出場でライト級王座に挑むと、5Rのタフファイトのすえジョージ・ハードウィックを下しベルトを手にした。

戦績的には13勝4敗、年齢は29歳のシウバはUFCファイターになるにはギリギリのタイミングとも考えられる。対戦相手はカナダのマンデル・ナロ、彼もまた13勝3敗とコンテンダーでは経験値が多い33歳の選手だ。フィラス・ザハビ門下、Bellatorの下位カードで4勝3敗、Samourai MMAスーパーライト級王者ナロは、それこそ世界の最高峰へラストチャンス。全てを賭けてシウバに立ち向かうだろう。

■視聴方法(予定)
9月3日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S09Ep04対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・コンドン(米国)
ジャンポール・レバスノヤニ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ(米国)
セザリー・オエクシエイチョク(ポーランド)

<ライト級/5分3R>
マンデル・ナロ(カナダ)
サムエル・シウバ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
エドゥアルド・シャポリン・エンヒッキ(ブラジル)
アン・トゥアン・ホー(ベトナム)

<フェザー級/5分3R>
トミー・マクミレン(米国)
デヴィッド・ムゴヤン(ロシア)

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