【DWCS S09Ep04】超タフファイト。ありえないギロチン回避を見せたマクミレンがムゴヤンに競り勝つ
<フェザー級/5分3R>
トミー・マクミレン(米国)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
デヴィッド・ムゴヤン(ロシア)
マクミレンの右にムゴヤンがダブルレッグを合わせる。抱えて後方に投げるようにリバーサルしたマクミレンに対し、ムゴヤンもすぐにスクランブルでスタンドに。ムゴヤンは再びダブルレッグを狙うが、スプロールしたマクミレンがそのままがぶってコントロールする。しばらく、がぶりの状態を続けたマクミレンがリリースして立ち上がる。右オーバーハンドで前に出るマクミレンだが、カーフに右フックを合わされ腰が落ちる。すぐに立ち上がったマクミレンのクリンチから離れたムゴヤンが左ハイを狙い、組もうするとマクミレンにスピンぐバックフィストを当てる。
効かされたマクミレンは、クリンチから強烈なダーティボクシングでダメージを蓄積すると、テイクダウン狙いを切られバックコントロールを許す。後方から殴るムゴヤンが両足をフック。マクミレンの前転をすかしてマウントを取ったムゴヤンは、シングルでレッスルアップにギロチンを合わせて後転し腕を跨いてマウントを取る。ハイエルボーギロチンにもマクミレンはサムアップを見せ、なんと首を抱えられたまま体を反転させ腹ばいになりながら頭を抜いて見せた。マウント状態もスクランブルで逃れたマクミレンだが、スタンドでヒジを打たれる。展開が粗くなったなかたムゴヤンが姿勢を乱し、ヒザをつく。マクミレンはがぶりがギロチンを伺い時間となった。
2R、右オーバーハンド&左フックで前に出るマクミレン。サークルアウトしたムゴヤンは、続く組み狙いをアッパーを伸ばす。互いに目に見えてペースが落ちたなか、マクミレンが右オーバーハンドを遠くから振るう。ムゴヤンはカーフを蹴りながら、ダブルレッグへ。切ったマクミレンががぶる。ムゴヤンはカットをしているのが、キャンバスに血のシミが出来ている。クレイドルに移行したマクミレンだが、ムゴヤンがこのタイミングで立ち上がる。
残り2分強、動きが落ちる中でマクミレンが右を強振する。さらに左ジャブ、ボディへのヒザと手数と戦意で上回るマクミレンが右を再度ヒットさせる。ムゴヤンはダブルレッグ狙いを切られ、がぶられそうになって離れる。スピニングバックエルボーを空振りしたムゴヤンは、右を伸ばすが体が流れている。マクミレンも軸を失いつつあるなか、首相撲からヒザを突き上げ、右を伸ばした。
最終回、人生を賭けた5分がスタート。右フック、左リードフックを打っていくムゴヤンが、左ミドルを入れる。続いてマクミレンの蹴りをキャッチしてテイクダウン狙いへ。反転して足を抜いたマクミレンが、ジャブ。ムゴヤンもジャブを伸ばす。ダブルレッグを切ったマクミレンは、ヒザをボディに入れる。ムゴヤンもヒザを返し、左フックと両者が気持ちの入ったファイトを展開する。マクミレンは右ストレートを決め、ショートのコンビへ。ムゴヤンはスピニングバックエルボーを見せ、右ッパーを突き上げる。
残り2分を切り、ダブルレッグを切ったマクミレンががぶりからヒザを頭部へ。離れた流血のムゴヤンは右を被弾し動きがさらに落ちる。それでもカウンターの右を入れたムゴヤンは、右を被弾してスピニングバックエルボー。かわしたマクミレンの回転数が上がる。両手を挙げて、挑発しながらパンチを繰り出すマクミレンは左ジャブ、右ストレートからヒザ蹴りを2発決める。さらにヒザを続け、ダーティボクシング、最後もヒザを見せたマクミレンにダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。
結果、ジャッジ1人は28‐28をつけた接戦はマクミレンが凱歌が挙がった。「レスリングを遮断しようと思った。判定には自信があったよ。2Rと3Rは取っていたから。初回はギロチンがあって結構していた。タイトだったけど、人生を通じてああいう場面で諦めたことはない。ダナがエンジョイしてくれれば良いね」と勝者は話した。