【RISE192】スーパーフェザー級王座決定Tが開幕。パヌワット×細越竜之介は序盤の蹴り合いに注目
【写真】互いに蹴りで試合のペースを作り、そこからKOにつなげるパヌワットと細越。どちらが主導権を握るか(C)RISE
明日19日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE192。今大会から空位になっているRISEスーパーフェザー級(60キロ)王座決定トーナメントが開幕する。
Text by Takumi Nakamura
大雅の王座返上により、王者不在が続いていたスーパーフェザー級。今年3月からスーパーフェザー級とライト級のキャッチウエイトとなる61.5kgでの世界トーナメント=RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournamentがスタートし、スーパーフェザー級のトップランカーたちが揃ってWORLD SERIESに参戦したため、しばらく王座争いがストップしていたが、今大会から4選手参加のトーナメント形式で新王者が決まる。組み合わせは常陸飛雄馬(3位)×GUMP(4位)とパヌワット・TGT(1位)×細越竜之介(5位)、ここではパヌワット×細越の一戦に注目したい。
パヌワットはTARGETでトレーナーを務めながら現役ファイターとして活躍する在日タイ人選手。昨年4月のRISE177でのワンデートーナメントで約5年ぶりのRISE戦を果たすと、一回戦で髙橋亮、決勝で岩郷泰成を2連続KOして優勝を果たす。同年12月には元王者のチャンヒョン・リーにも勝利し、世界トーナメントの1回戦では笠原友希に敗れたものの、トップランカーとして今回の王座決定トーナメントに臨む。
対する細越はMMAPLANETの連載企画でもお馴染みの良太郎率いるteam AKATSUKIの所属選手で、TEAM TEPPENからteam AKATSUKI移籍後は4連続KO勝利をマーク。世界トーナメントのリザーブファイトでGUMPに敗れて連勝記録はストップしたが、6月の再起戦では近藤大晟にKO勝利してトーナメント出場を勝ち取った。
オーソドックスのパヌワット×サウスポーの細越となる一戦は、過去にパヌワットがサウスポーの相手と戦った髙橋亮戦と笠原友希戦がモデルケースになる。髙橋戦のパヌワットはインロー・前蹴り・ミドルと右の蹴りを散らし、途中からパンチ狙いの戦い方にスタイルチェンジして、髙橋の蹴り足をキャッチしてからの左→右フック、最後は左フックで髙橋をKOした。逆に笠原との試合でパヌワットは笠原のインロー・三日月蹴り・左ミドルで先手をとられ、ボディへのヒザ蹴りを効かされてから笠原の左ストレートで沈んでいる。
パヌワットとしては髙橋をKOした時のように右の蹴りでペースを掴んでから試合を作り、逆に細越はパヌワットをKOした笠原のように左の蹴りで先手を取りたい。パヌワットは蹴りだけでなくパンチ・ヒザ蹴りも交えてフィニッシュへ向かい、細越も左ミドルからの左ストレートや右フックのカウンターを得意にしており、蹴りの攻防だけで試合が終わることはないと予想されるが、試合の流れを決めるという部分で序盤の中間距離でのミドル・ローの蹴り合いが鍵を握る一戦だ。
なお本日行われた公式計量ではGUMPが再計量後の追加計量でリミットをクリアしたため減点1からの試合スタートとなる。(※RISEでは公式計量後をオーバーし、2時間後の再計量をパスできなかった場合、追加計量を2時間後に実施される。なお公式計量で2kgオーバーした時点で失格)
■視聴方法(予定)
10月19日(日)
午後5時00分~ ABEMA
■RISE192対戦カード
<第7代RISEスーパーフェザー級(60キロ)王座決定トーナメント一回戦/3分3R+Ex1R>
常陸飛雄馬(日本)
GUMP(日本)
<第7代RISEスーパーフェザー級(60キロ)王座決定トーナメント一回戦/3分3R+Ex1R>
パヌワット・TGT(タイ)
細越竜之介(日本)
<女子ミニフライ級(49キロ)/3分3R+Ex1R>
宮本芽依(日本)
コ・ユナ(韓国)
<フェザー級(57.5キロ)王座次期挑戦者決定トーナメント)/3分3R+Ex1R>
梅井泰成(日本)
吉田晄成(日本)
<フェザー級(57.5キロ)王座次期挑戦者決定トーナメント)/3分3R+Ex1R>
大森隆之介(日本)
翔(日本)
<ライト級(63キロ))/3分3R+Ex1R>
伊藤澄哉(日本)
塩川琉斗(日本)
<ライト級(63キロ))/3分3R+Ex1R>
北井智大(日本)
ACHI(日本)
<ウェルター級(67.5キロ)/3分3R>
竹内皇貴(日本)
琉樺(日本)
<女子ミニフライ級(49キロ)/3分3R>
愛結菜(日本)
HIYORI(日本)
<スーパーフライ級(53キロ)/3分3R>
伊藤勇輔(日本)
おやっち(日本)