【Lemino Shooto02】野瀬翔平戦へ―シンバートル・バットエルデネ「勝ってRoad to UFC出場に前進したい」
【写真】16日に沖縄入り。17日にはTHE BLACKBELT JAPANで計量に向け汗をかき体重を落としていた (C)MMAPLANET
19日(日)に沖縄市ミュージックタウン音市場で開催されるLemino Shooto02で野瀬翔平と対戦するシンバートル・バットエルデネ。
Text by Manabu Takashima
キャリア2戦目でテムーレン・アルギルマーに勝利し、3戦目で吉野光に競り勝つ。今年の1月には体重オーバーでタイトル獲得はできなかったが、吉田開威を相手にキャリア初の一本勝ちを果たすと、シンバートルは6月にMGL-1FCでバンタム級王座を獲得した。
来年のRoad to UFC出場に向け、出場資格を満たす6戦目に今回の試合で到達する。そのうえでシンバートルは5勝1敗でなく、6勝0敗でRoad to UFCを狙うと断言した。
――日曜日に野瀬選手と沖縄で戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は14日に行われた)。
「オキナワで素晴らしい対戦相手と試合ができることが、凄く楽しみです。同時にLemino修斗が自分を招聘してくれて、オキナワで試合ができることを光栄に思います。オキナワのファンに最高のMMAを見てもらいたいです」
――6月にMGL-1FCでオドスレン・シャグダルを破り、バンタム級のベルトを巻きました。あの試合以降、どのような強化をしてきたのでしょうか。
「ベルトを巻いてからも、ずっと練習をしてきました。特に自分はMMA歴が長い人間ではないです。だからこそ、あらゆる面がこの4カ月の間に成長したと思っています。毎日のように力がついています。特に打撃は成長しているはずです。しっかりと創り上げてきているので」
――師匠のジャダンバ・ナラントンガラグさんが、モンゴルは若い世代の成長が顕著で、ワールドクラスのファイターになることを目指しモチベーションが高いと言っていました。
「自分はモンゴルの若い世代を代表して戦っています。シャンダスMMAにも、若い世代が多く。その世代のファイターとの練習は本当にハードで。自分も全力で彼らと練習することで、より強くなれます。
上の世代のエンフオルギル(バートルフー)がONEで世界バンタム級王座挑戦が決まり、トール・ナムナンバヤとオトゴンスレン・スフバットは中国のJCKで戦い、チームの雰囲気は皆が信じられないぐらいやる気に満ちていて、素晴らしいです。互いにプッシュし合って、皆が底上げし成長し続けるので。シャンダスのファイターは最高です」
――とはいえヘッドコーチのトンガーが、この1カ月で2度JCKにセコンドに向かい、10日以上に渡りジムを離れていたと思います。その辺り、問題はなかったですか。
「先生がセコンドでファイターと行動に共にするのは、当然です。スフバットが中国で試合をして月曜にモンゴルに戻ってきました。そして先生は木曜日に自分と一緒に沖縄に向かいます。先生の存在は絶対だから、選手は試合に先生が欠かせないです。同時に先生が不在の間は、他のコーチと選手たちが一丸となって穴を埋めています。
今回は自分の兄弟もジムに来て、調整を手伝ってくれました。先生の教えを守り、不在が感じられないほどのトレーニングを自分に課してくれました。ベストではないかもしれないですが、ベターな練習はできています。皆が規律を守ってプッシュし合うことができていたので」
――では野瀬選手の印象を教えてください。
「彼はグラップリングに優れたファイターだと思います。ただし、そのグラップリング主体の戦いは……全体像として捉え、警戒が必要です。一つ一つの技に捉われるのではなくて、彼の動きを見究める必要があります。当然、自分もグラップリングを磨いてきました。ただ試合では、自分が何をすべきかが大切です。相手が何をしてくるのかを考えてばかりにならないようにしています。もちろん、彼がサブミッションに長けていることは頭に入れて戦いますが……。
本当に厳しい練習をしてきたので、厳しい試合になる覚悟はできています。MMAのすべての要素をぶつけて、戦います。今、自分の戦績は5勝0敗です。Road to UFCに出るには最低6試合の経験が必要だと聞いています。ただ6勝0敗と5勝1敗は違う。この試合に勝ってRoad to UFC出場に向け前進したいです。ただし、今後のことはこの試合に勝ってから考えます。今は、今回の試合に集中しています」
――とはいえ野瀬選手がRoad to UFCに3度出場していることは、気になっていないですか。
「Road to UFCに限らず、彼には20戦以上の経験があります。自分の4倍です。その経験は自分にはないモノです。だからこそ、ここを乗り越えてRoad to UFCで戦います。選ばれるかどうかは、分からないですが。
とにかくオキナワの会場では、この試合のために積んできたトレーニングの成果を見せて、過去最高の試合をします」
■視聴方法(予定)
10月19日(日)
午後4時45分~ Lemino
■Lemino Shooto02対戦カード
<バンタム級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)
<ウェルター級/5分3R>
西條英成(日本)
クルボン・バトル(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
宮城友一(日本)
シモン・スズキ(日本)
<ストロー級/5分3R>
畠山隆称(日本)
ニシダ☆ショー(日本)
<フェザー級/5分2R>
内藤太尊(日本)
工藤圭一郎(日本)
<ストロー級/5分2R>
梅木勇徳(日本)
平良龍一(日本)
<バンタム級/5分2R>
ショージン・ミキ(日本)
水嶋敬志(日本)
<フライ級/5分2R>
砂辺光久(日本)
福島祐貴(日本)
<2025年度ストロー級新人王T準決勝/5分2R>
黒瀬恭平(日本)
賢人(日本)
<ジュニア修斗62キロ契約/4分1R>
髙松一喜(日本)
通事安朋(日本)





















