【DWCS S09Ep10】ハイレベルな至近距離の打撃戦。ディアスがスピングバックエルボーでウォンイルをKO
<バンタム級/5分3R>
フアン・ディアス(ペルー)
Def.2R4分58秒by KO
クォン・ウォンイル(韓国)
互いにジャブとローから打撃を組み立てる展開からウォンイルがジャブ・ワンツー、左ハイを当てる。ディアスもジャブを返し、右ストレートを当ててウォンイルを後退させる。さらにディアスは右ストレートから左フックにつなげる。ウォンイルは右ストレートから左ボディ、ガードを高く上げてジャブと右ストレート、ディアスのダブルレッグを切って、ジャブから右ストレート・左ミドルにつなげる。
ディアスも下がりながらジャブを返すが、ウォンイルが前に出て右ボディ。ディアスのジャブを頭を振ってかわし右ストレート・左フックで飛び込む。ディアスは左ボディ、左フックから右ストレート。ウォンイルは右のガードを上げて細かくパンチを返して右ストレートから左フック、ディアスも右ストレートを伸ばす。
ウォンイルはスピニングバックフィストを狙い、ディアスのジャブをかわして右ストレートを狙う。ディアスが左腕を差して組みつき、ウォンイルをケージに押し込む。ディアスはウォンイルの後ろに飛び乗るようにしてバックにつく。ディアスは両足をフックして腕十字を狙うが、ウォンイルは正対して立つ。最後はウォンイルがジャブ、ディアスが飛びヒザを繰り出してラウンド終了となった。
2R、ウォンイルがジャブから前に出て右ストレートと前蹴り。組もうとするディアスに右アッパーを狙う。距離を潰したディアスはウォンイルをケージに押し込み、バックを狙いながらテイクダウンを仕掛ける。ウォンイルも正対してテイクダウンをディフェンスするが、ディアスはしつこくダブルレッグに入って立ち上がるウォンイルのバックにつく。
ウォンイルが正対して離れると、ディアスは間髪入れずにダブルレッグ。ここもウォンイルが離れる。ウォンイルはジャブと左フック・左ボディ。ディアスもジャブと右カーフを返して譲らない。ジャブの差し合いが続き、ウォンイルが右ボディから左フックを繰り出す。ディアスは細かくジャブを当て、ウォンイルの蹴りに左フックを合わせ、右ストレートを当てる。
徐々にディアスの手数が増え、ディアスが前蹴りと右カーフ、ジャブでウォンイルを下がらせる。ウォンイルもジャブから前に出て左フックを放つが、そこにディアスが右のスピニングバックエルボーを一閃。鮮やかな一撃でウォンイルを沈めた。
試合後、ディアスは「コンテンダーシリーズ最初のスピニングバックエルボーでの勝利? 凄く嬉しい。ずっと練習してきたことなので。彼がプレスをかけてくることは分かっていて、2Rになると僕の時間だった。PIで凄く練習してきた。12月、ブランドン・モレノと同じ日にUFCで戦いたい」と語った。