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【DEEP Hamamatsu Impact2026#02】ストロー級王座を目指す鶴斗、中務戦は「何でも来いという感じで」

【写真】心技体と成長して、目指すはストロー級王座とGP!?(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(月・祝)、静岡県浜松市のアクトシティ浜松展示イベントホールで開催されるDEEP Hamamatsu Impact2026#02で、鶴斗が中務修良と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

鶴斗は地元のジム『SPLASH』から2023年4月にプロデビュー。ここまでプロ戦績は4勝2敗。2勝→2敗→2勝と、「勝ったり負けたり」とも異なるキャリアを歩んでいる。今回MMAPLANET初インタビューを通じて、そのキャリアこそ彼がMMAファイターとして成長してきた道程を表していることが分かった。

新井丈のGP開催アピールによって盛り上がりが期待されるストロー級において、中務を下せばDEEPのベルトも見えてくる――そんな大チャンスを控えた鶴斗が、自身を強くした打撃、寝技、そしてMMAを語る。


新井選手の発言は日本ストロー級のファイターに、やる気を与えてくれたと思います

――試合を1週間後に控えた現在のコンディションはいかがです(※取材は10月5日に行われた)。

「過去イチといっても良いぐらい調子が良いです。相手も素晴らしい選手なので、素晴らしい勝ち方をしたいですね」

――DEEPストロー級戦線を考えた時、中務選手に勝てばベルトも狙える位置に入って来る。とすれば、やはり新井丈選手のストロー級GP開催アピールも気になるのではないですか。

「GPが行われるなら、ここで僕も中務選手に勝って出場をアピールしたいです。やっぱり新井選手の発言は日本ストロー級のファイターに、やる気を与えてくれたと思います。自分もあの発言を聞いてから、ずっと『GPに出て優勝を……』と考えていました。

でも正直、今の実績からすると……GPが8人制のトーナメントだとしたら、そこに入ることができるかどうかは危ういと思います。それも含めて今回、中務選手に勝てば存在感をアピールできるんじゃないかと考えています」

――なるほど。今回はMMAPLANETでは初インタビューということで、これまでのキャリアについてお聞きします。まず生年月日と、MMAを始める前のスポーツ歴からお願いします。

「2001年9月1日生まれの25歳、出身も岡崎です。MMAを始める前は、社会人1年目までずっと柔道をやっていました」

――社会人1年目まで、というのは柔道の実業団に進んだということですか。

「そうです。岡崎で実業団のある会社に就職しました。その時は柔道を続けるつもりでしたけど、もともと高校時代に、柔道をやめてMMAを始めたいと思っていたんです。それが社会人になっても諦めきれなかったというか……。

最初は中学時代にK-1で武尊選手の試合を見て、キックボクシングをやりたいと思っていました。それが高校に入ると、同じクラスに朝倉海選手の知り合いがいて。彼と話をしているうちに、一緒にMMAを視るようになったんです。その時、朝倉海選手と堀口恭司選手の一戦目を視て『これは凄い。自分もMMAをやりたい』と思うようになりました。

それでジムを探した時に、地元の岡崎にこのスプラッシュあることを知って。三河地区の有名選手が育っているし、このジムが良いかなと思って決めました」

――地元にこれだけの設備が揃ったジムがあることに驚かなかったですか。マットスペースやトレーニング器具はもちろん、ケージまで設置されていて……。

「凄いですよね。こんな良いところ、滅多にないよなって思います。愛知県内を考えても、これだけのケージを置いているジムも少ないでしょうし。本当に良い環境です」

やっぱり3戦目の負けが大きいんですよ。テイクダウンされまくり、一本で負けたので悔しくて

――そのスプラッシュに、最初からプロになるつもりで入会したのでしょうか。

愛知県岡崎市の格闘技ジム、スプラッシュにはこれだけ大きなケージが設置されている。ここでアマチュアMMAの試合が開催されたこともあった(C)SHOJIRO KAMEIKE

「一応、入った時の希望はそうでした。最初は自分がプロになれるなんて考えていなかったです。アマチュアの試合で勝ち続けていくうちに、『このままプロになれるのかな』と考えるようになっていって」

――ここまでプロ戦績は4勝2敗。まずプロデビュー当時と比べて、体が大きくなっていませんか。特に肩回りから胸板、体幹にかけて。

「それは自分でも思います。前回の試合映像を視た時に『俺、デカいな』と(笑)」

――柔道時代も、プロデビュー当時と同じくらい細い体格だったのですか。

「柔道時代もずっと――一番下の階級が60キロで、自分は50キロ前半でした。当時は何も気にしていなかったんですけど、今こうして50キロ台の階級がある試合に出ていると『柔道時代はよくやっていたな』と思います(苦笑)。

体が変わってきたのは、プロ3戦目(※2024年4月、DEEP名古屋大会)で多湖力翔選手に負けたあとですね。そこからウェイトトレーニングを始めて、だんだんと体も大きくなってきました」

――体が出来上がってきたおかげか、プロデビュー当時と比べて重心とステップワークが変わってきたように感じます。特に打撃の面で明らかに効果をもたらしているのでは、と。

「そうですね。今は自分の打撃に自信を持ってきました。試合に出始めた頃は、とにかくテイクダウンして寝技で勝負というスタイルで。それがプロ2戦目でもKOしていたし、徐々に自信を持つことができています。GSBの坪井(淳浩)さんの指導が大きいですね。今は坪井さんが週1回、毎週土曜日にスプラッシュへ来てくれていて。坪井さんに教わって今は打撃も自信満々です(笑)」

――アハハハ。試合では同じ体勢から軸がブレずにパンチを上下に散らしたりと、その自信と成果も理解できます。

「ありがとうございます。パンチを打つ時の力の入れ方、蹴りの強さもパワーアップしているのは感じています」

――同時に、打撃が向上したからこそテイクダウンディフェンスもレベルアップしていますね。

「相手がテイクダウンに来た時の対処も、スムーズにできています。打撃を出した時に重心が上がっているわけではなく、それだけテイクダウンされにくいという面はあって」

――しっかり自分の距離が出来ているから、相手も遠くからテイクダウンに入ってくる。するとスプロールではなくバックステップでかわし、即座にワキを差し上げています。

「あの攻防は自分でも安心感を持っていますね。どうテイクダウンに来られても、ワキを差し上げることができる自信はあって。そこから組んで自分が上になる練習=とにかく下にならない練習は、メッチャやっています。

それもやっぱり3戦目の負けが大きいんですよ。テイクダウンされまくり、一本で負けたので悔しくて、あれからメチャクチャ練習しました。4戦目(※2024年8月、太一戦)も判定負けでしたけど、試合の流れは良かったかなと思っています」

坪井さんと木部さんに教わっているからこそ、誰にも負けない

――正直なところ、プロデビュー戦はニンジャチョークで一本勝ち。2戦目はKO勝ちしていて……。

「俺、いけるなって思っていました(苦笑)。調子に乗っていましたよ。対策とか考えず、打撃でKOすることしか考えていなかったですし。それが今は良い形になって連勝しているので、ここで勝って次へアピールしたいですね。

今回の試合は自分にとって大きなチャンスだと思っています。去年9月に杉山空選手と中務修良選手が対戦したじゃないですか(※杉山が1R KO勝ち)。当時の僕のポジションとして、杉山戦はない。自分としては中務選手と対戦したいと思っていて、ようやくそのチャンスが来ました」

――では対戦相手としての中務選手の印象を教えてください。

「ずっとタイトル戦線で試合をしている選手で。それこそストロー級最強と言われた越智晴雄選手とRIZINで対戦した時、ギロチンで負けましたけど最後の最後まで追い詰めていたじゃないですか。実力も実績も素晴らしい選手だと思います。何としても、そういう選手を喰ってやりたいですね」

――中務選手は寝技の極めも強いですし、その礎となっているのはベースであるレスリングとテイクダウンの攻防かと思います。

「自分もその点では負けない練習をしているので、上を取る自身も、テイクダウンされても下から極める自信もあります。その前に打撃でKOする自信もあるので、何でも来いという感じですね。

先ほど言ったとおり、打撃はGSBの坪井さんに教わっていて。組みはスプラッシュの代表で、ノーギ世界王者の木部(亮=2024年IBJJFワールドノーギ マスター4黒帯ライトフェザー級優勝)さんの指導を受けています。この2人に教わっているからこそ、誰にも負けない。誰よりも強い。それを次の試合で証明したいです」

■視聴方法(予定)
10月12日(月・祝)
午後1時50分~
DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP Hamamatsu Impact2026#02 対戦カード

<バンタム級/5分2R>
加藤健二(日本)
日比野”エビ中”純也(日本)

<ストロー級/5分2R>
中務修良(日本)
鶴斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
内山拓真(日本)
三島康貴(日本)

<フェザー級/5分2R>
拓MAX(日本)
中村雄一(日本)

<73キロ契約/5分2R>
川島悠汰(日本)
胸毛ウナギニキ(日本)

<バンタム級/5分2R>
AKIYOSHI(日本)
時任流架(日本)

<バンタム級/5分2R>
一輝(日本)
ルーク中村(日本)

<フェザー級/5分2R>
キンジ(日本)
倉本拓也(日本)

<フライ級/5分2R>
青田剛(日本)
古市陸(日本)

<フライ級/5分2R>
佐藤聖優(日本)
前田游(日本)

<フライ級/5分2R>
能坂陸哉(日本)
廣瀬裕斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
椿馨(日本)
城聖也(日本)

<アマチュアMMA ストロー級/3分2R>
加藤翔奏(日本)
ショウキ(日本)

<アマチュアキック ストロー級/2分3R>
土木ネキ(日本)
ナナミ(日本)

<アマチュアMMA ストロー級/3分2R>
菊池創太(日本)
Michael(日本)

<アマチュアMMA フライ級/3分2R>
阿出川凌真(日本)
RYUA(日本)

<アマチュアMMA バンタム級/3分2R>
高橋典斗(日本)
永井ルカス(日本)

<アマチュアキック メガトン級/1分30秒2R>
ドリーム☆キミ(日本)
木之下喧壱(日本)

<アマチュアMMA ストロー級/3分2R>
安田優希(日本)
小関琥大朗(日本)

<アマチュアMMA フライ級/3分2R>
高田真音(日本)
黒太翔人(日本)

<アマチュアMMA フライ級/3分2R>
トーマ(日本)
早田大牙(日本)

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