この星の格闘技を追いかける

【RIZIN50】初の香川大会で鈴木千裕がダウトベックと再起戦! 「パンチの効いたカードを用意」(榊原CEO)

【写真】大晦日の敗戦から、強豪ダウトベックとの再起戦に臨む鈴木千裕(C)MMAPLANET

31日(金)、3月30日(日)に香川県高松市の「あなぶきアリーナ香川」で開催されるRIZIN50の追加対戦カード発表記者会見が、東京都内で行われた。
Text by Shojiro Kameike

すでに発表位されていたバンタム級選手権試合:井上直樹×元谷友貴のほか、この記者会見で発表されたカードは次のとおり。

フェザー級:鈴木千裕×カルシャガ・ダウトベック
ライト級:ルイス・グスタボ×野村駿太
フェザー級:横山武司×木村柊也
59キロ契約:伊藤裕樹×トニー・ララミー
ヘビー級:酒井リョウ×エドポロキング
59キロ契約:前田吉朗×横内三旺
ライト級:スパイク・カーライル×泉武志
バンタム級:魚井フルスイング×赤田プレイボイ功輝
ストロー級:越智晴雄×中務修良

榊原信行CEOは、今回発表された以外にも「パンチの効いたカードを用意している」と語っている。ここでは出場選手の挨拶と、MMAPLANETからの質問と回答をお届けしたい。


井上直樹
「今回、元谷選手との試合が決まりました。一度勝ってはいますけど気を抜かずに、しっかりと防衛して美味しいうどんを食べて帰りましょう」

元谷友貴 ※コメント
「DEEPの元谷です。今回会見に出席できずすみません。RIZIN50で井上直樹選手とのタイトルマッチが決まって、今アメリカで練習しています。僕はRIZINでは10年戦ってきて、初のタイトルマッチでベルトへの想いもありますが、僕がやってきたことを全部試合で出し切れるように3月30日まで気を抜かず集中したいなと思います。井上選手はとても強く素晴らしい選手だなと思っています。僕にとってすごく厳しい戦いになるのはわかっていますが、ちゃんと自分の弱さと向き合って超えていきたいなと思っています。井上選手、当日は最高の試合をしましょう!」

カルシャガ・ダウトベック ※コメント代読
「ファンの皆様サラーム・アレイクム! 前回の試合から少し休暇を経て、次の試合に向けて準備をしています。元チャンピオンで日本格闘技界の若いスター選手と戦います。この試合は間違いなく素晴らしい内容になると思います。この試合は絶対に見逃さないほうが良いです。緊張感あふれるスリリングな試合を約束します。その日まで、皆さん元気でお過ごしください。皆さんと一緒に勝利を祝うことを楽しみにしています!」

鈴木千裕
「最短でチャンピオンに戻るためには、強敵を倒さないとチャンピオンにはなれないので。今回は最高の相手を用意していただき、ありがとうございます。KOでブッ飛ばすので、ダウトベック選手よろしくお願いします!」

ルイス・グスタボ ※コメント代読
「次のRIZINで戦うことが決まりました。再び試合が組まれたことを喜ばしく思います。いつもどおり鍛錬をしています。対戦相手は自分と同じストライカーで互いに相性が良く、楽しい試合になりそうです。日本での試合を心より楽しみにしていますし、ファンの皆様にも会って素晴らしいエネルギーをもらえることを嬉しく思います。ぜひチケットを購入して試合を観に来てください。そしてサトシ選手、戦うことをやめないでください。他団体に行かないでください。自分は這い上がって必ずまた拳を交える覚悟でいます」

野村駿太
「BRAVE所属のDEEPライト級チャンピオン、野村駿太です。地元・四国、相手はルイス・グスタボ選手。これ以上ないカードだと思っています。しっかりブッ飛ばして勝つので、応援よろしくお願いします!」

木村柊也
「BRAVEジム所属の木村柊也です。今回はRIZIN初参戦で、やっとたくさんの人の前で自分を見せられます。あとは当日しっかり仕事して、会場を盛り上げるだけです。よろしくお願いします!」

横山武司
「僕は1年半ぶりのRIZIN参戦になります。前回の試合後に網膜剥離になって、もうMMAはできないと思っていたので、この舞台に戻ってこられて嬉しいです」

トニー・ララミー ※コメント代読
「RIZINに戻るのを心待ちにしていた。前回来日した経験は、人生の中で最高のものだった。ファンのエネルギーは最高で、またショーを見せるのが待ちきれない。イトウユウキは素晴らしいふぁいたーだが、結果はいつもと変わらない。俺が圧倒して勝つ。前回は風邪気味で圧倒したぜ。今回は初回で終わらせに行く。ファンのみんな、俺がトニー・ララミーだ。ワイルドマンは試合中のギャンブルが大好きだ。そして今まで、そこで勝ってきた。ファンの皆も3月30日は俺に全ベットしてくれよな」

伊藤裕樹
「今回トニー・ララミー選手との試合が決まって――前回一緒の大会に出て、すごく強い選手だなと思いました。でも格闘技も私生活でも賭け事は僕のほうは強いと思うので、当日はしっかり倒したいです。トニー・ララミー選手は僕の知り合いの人と試合をして、香川県の讃岐うどんぐらいコシが強かったので、バッチリ極めて勝ちたいと思います」

エドポロキング
「お久しぶりです、エドポロキングです。大晦日から1カ月が経って試合が決まったんですけど、売られた喧嘩を買っただけなので。とりあえずボコボコにするだけです」

酒井リョウ
「元DEEPチャンピオンの酒井です。今『売られた喧嘩』と言われたのですが、自分がDEEPのチャンピオンになるまで、約10年かかりました。苦労もしたし遠回りもしたけど、その経験が自分を助けてくれると思っています。僕も喧嘩しに行くつもりでRIZIN一発目、ヘビー級でこけら落とし興行をしっかり盛り上げます」

横内三旺
「RIZIN甲子園初代チャンピオン、ウルトラ超新星の横内おにぎりくんです。対戦相手が前田吉朗選手という凄い、過去にベルトを持っていた選手ですけど、おにぎりのように握り潰したいと思います」

前田吉朗
「香川が生んだ英雄、前田吉朗です。おにぎり選手、ちゃんと握ってよ! 地元・高松ってことで、死ぬほどテンション上がっています。チャンピオンもいます。でも自分が確実に本戦だと思っているので、盛り上げます」

スパイク・カーライル ※コメント代読
「コンチニハ、ニッポン。高松でW行われるRIZIN50に出場することが決まって、とても嬉しいです。対戦相手の泉選手はグレコの選手なので、スープレックスされないように準備をしなければいけません。この試合は素晴らしいものになります。とても待ちきれません。初めて東京以外の地で試合をするので、高松のファンに会えることを心待ちにしています。今回の試合に向けてタイで調整するために今は空港にいます。ベストを尽くしますので応援お願いします。アリガトゴザイマス。ジャー、マタネ。押忍」

泉武志
「はじめまして、泉武志です。しっかりDEEPで力をつけてきました。サトシ選手が極められなかった男を、しっかり絞め落とすので皆さん楽しみにしておいてください。(地元である)愛媛の皆さん、応援よろしくお願いします!」

赤田プレイボイ功輝
「(芸人・小梅太夫のモノマネで)西谷と戦うと思っていたら、魚井フルスイングでした。チクショーッ!!」

魚井フルスイング
「(赤田のコメントを聞いて)僕は普通に言わせてもらいます(笑)。僕も4日前にオファーを頂いただいたばかりで、よく分かっていないです。こういう人だとはボンヤリと聞いていました。顔も初めて見るんですけど――年末、五明選手と良い試合をしていて。今回はMMAルールでチャンスをもらったので、勝てるようにやっていきたいです」

越智晴雄 ※コメント代読
「第2代、第4代DEEPストロー級王者の越智晴雄です。RIZINファンの皆様、お久しぶりです。地元・愛媛県に近い香川大会で出場させていただけることになり、とても光栄です。階級も適性のストロー級で試合をさせていただけるので、良いパフォーマンスで勝ち、RIZINにストロー級を定着させられるような試合をします。DEEPストロー級チャンピオンの強さを証明して、地方から格闘技を盛り上げていきたいです」

中務修良 ※コメント代読
「こんにちは! RIZIN関係者の皆様、RIZINファンの皆様ご無沙汰しております。DEEPの中務です。RIZINへは約2年半ぶりの参戦、そして記念すべき50回目の大会へ出場させていただけるということで、とても光栄です。RIZIN沖縄後、韓国、ニュージーランド、そしてDEEPへと渡り歩き牙を研いできました。今回、対戦相手はDEEPストロー級王者の越智選手。本当に強い選手ですし、ファイターとしてもリスペクトしています。が、今回勝つのは僕です。軽量級ならではのスピード感、動きのある戦いを楽しみにしていてください。リスペクトを持ってブッ倒しに行きますので越智選手、最高の試合をしてRIZIN香川大会を盛り上げましょう!!」

フェイスオフ時の握手率は5割でした(C)MMAPLANET

また、質疑応答でのMMAPLANETからの質問と回答は次のとおりだ。

――鈴木千裕選手、ダウトベックがYA-MAN選手に組みで勝ったことについては?

「寝技も巧いイメージがあったので、打ち合いで乗ったのかなと。相手の土俵で勝とうとしたのかなと感じていました。自分と戦う時は寝技もフルで出してくると思うので、打ち合いにはそんなに乗ってこないと思います」

――ダウトベックの組みを切る自信は、どれくらいありますか。

「もちろん自信はありますし、その前に終わらせるのが一番です。でも倒された後に、俺がどう変わってきているのかを皆さんに見せたいです」

――榊原代表、四国初開催で根付かせていくために、四国出身選手にどのような試合を期待しますか。

「RIZINも10年目で、ようやく北は北海道、南は九州沖縄、四国にも初上陸できることになりました。しかしスタンプラリーではないので、行って終わりではない。RIZINが来たことで、四国で格闘技を志している若者たちに何かキラキラしたものを感じてもらえるような機会を、ここにいるメンバーと創りたいです。しっかり根付いていけるように、地域の皆さんと一緒に継続開催できるようにしていきたいです」

PR
PR

関連記事

Error, no Advert ID set! Check your syntax!

Movie