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【DEEP131】PFL還り。山本颯志戦へ、泉武志「成長のスピード、それがMMAファイターとして僕の武器」

【写真】フィニッシュ絶対のファイト、その意識で強くなることもある――と期待 (C)MMAPLANET

4日(月・祝)、横浜市中区の横浜BUNTAIで開催されるDEEP131で泉武志が山本颯志と戦う。泉にとって昨年3月のRIZIN高松大会以来の国内での試合は、1年10カ月振りのDEEP出場となる。
Text by Manabu Takashima

そのRIZINでは体重オーバーのスパイク・カーライルに判定勝ちし、7月にPFLへ。マカシャリブ・ゼニュコフに敗れたものの吹っ切れたように、その強みであるレスリング力を生かしたMMAを見せた。続いて10月にヴィニシウス・センシに判定勝ちを収めた泉は、そのPFLですぐに試合が組まれなかった。今もあの環境で、強さを追求したい。そのために必要なことは、フィニッシュ。泉は結果としてフィニッシュではなく、フィニッシュ有りのMMAを山本戦で見せ、再びPFLで戦うためのトラックを突っ走る――つもりだ。


最近になってようやく強みが出せるようになってきた

――約10日後にDEEPで山本颯志選手と戦う泉選手です。昨年10月にPFLでヴィニシウス・センシに勝利し、ここまで試合期間が開いてしまった。これはずばりPFLやRIZINで試合機会がなかったと考えてよろしいでしょうか(※取材は4月27日に行われた)。

「……。そういうことになります。気持ちはPFLでしたけど、チャンスがなかなかない。なら待つよりも、試合に出て行きたくて。他にも海外で戦えないか、試合機会を探っていたのですが、それもなかなかなくて」

――去年の3月にはスパイク・カーライルに勝っているRIZINも、ライト級の枠がなかったと。

「やはりダニー・サバテロじゃないですけど、フィニッシュ力が問われているのかと。そういう状況の時に、MMAデビュー戦から応援してくれている人に会ったら『お前、だせぇな。どこででも試合に出てフィニッシュして、RIZINから呼ばれるようになれ。向うが必要とするぐらいの選手になれよ』って言われて。

あぁ、そうなだって思いました。そんな頃に佐伯さんと話をして、『4月、5月。合うタイミングがあれば言ってくれ』と言って頂いて。25周年、たくさんの選手が出る大会になるだろうし、ここで戦いたいと思いました」

――フィニッシュしたかどうかという部分でなく、去年のPFLで泉選手がようやく自身のMMAが形になってきていたように感じたので、これだけのロングレイオフになってしまったことが勿体ないと感じました。

「ありがとうございます」

――何と言っても筋書きのないスポーツで、勝利という結果を残した選手にネクストチャンスが訪れないのは厳しいですが……。まぁ、そういう世の中でMMAファイターであるなら求められる結果を、試合結果以上のところを残すしかない。そのような経緯もあり、この間はよりフィニッシュ力を磨いてきたということでしょうか。

「それもありますけど、さきほど言ってもらえたように、自分の強みが出せないでMMAを戦っていて、最近になってようやく強みが出せるようになってきたという実感がありました。

そうしたら、この間の練習ではその強みが出ることで自然とフィニッシュに結び付くようになってきています」

動いたら処理して、ドンドンドンと殴る。そこでもまた動いてくるから、処理して殴る。その究極系が、シェイドゥラエフ

――本当にカーライル戦や、敗れましたがマカシャリブ・ゼニュコフ戦のようなMMAができる日本人選手は、そうそういないと思います。

「テイクダウンの前後、打撃やグラウンドが理解できるようになって。自分のレスリングが生きるようになったと思います。だから、フィニッシュが必要でも、これまでと同じように打撃を貰わずに、自分も打撃で圧を掛けて組みつく。テイクダウンを取ってパウンドで削って、フィニッシュをする。それが僕のスタイルだと思うので、そこは変わらないです」

――勢いのあるパウンドは、スペースが必要でスクランブルの機会を与えることになりますが……。

「本当にその通りなんですけど、スペースを与えることで相手が動く。そこを読んで、先回りするように次のポジションを取って殴る。そういう組み立て方を磨いてきました。動いたら処理して、ドンドンドンと殴る。そこでもまた動いてくるから、処理して殴る。その究極系が、シェイドゥラエフだと思うんです」

――確かに、強烈なポジションキープに強烈無比なパウンドがあるのがシェイドゥラエフですね。そして今回の山本選手はMMAとして、泉選手の組みを避けるだけでなく、組み合う可能性もある相手ではないかと踏んでいます。

「バランス良く、MMAを戦う。打撃もレスリングも、寝技もやっている選手……弱くはないと思っています。同時に突出した強みがあるわけでもない。油断をすることは絶対になく、確実に仕留めたいと思います」

――試合が終わって、100点満点だったと振り返ることができるとすれば、どのような展開になるでしょうか。

「僕としては打撃が伸びてきたので、打撃で圧倒して、レスリングでも圧倒します。テイクダウンをして、寝技でフィニッシュ。全局面で勝つ。全部を見せて勝つのが、今回のテーマです。結果論としてのフィニッシュでなく、フィニッシュに向かって戦います」

RIZINでもしっかりと結果を残して、期待されてPFLで戦うようになります

――ここでフィニッシュした場合、次はどのように考えていますか。

「そこは終わってから考えます。取り敢えず、ここでフィニッシュしないと先も見えないので」

――フィニッシュすること。つまりインパクトを残すこと。全14試合、タイトルマッチが5試合。メインが終わった時に、泉選手の試合を覚えている。そのようなフィニッシュが必要になります。

「PFLで培って来たモノで、今があると思っています。だからPFLを経験してきた泉は強いと思ってもらえるよう戦いたいです。国内で戦うことで、多くの人に試合を見てもらえるので、さっきも言ったように全局面で圧倒してインパクトを残します。成長のスピード、それがMMAファイターとして僕の武器です。試合をするたびに、違うファイターになっている。そんな選手はなかなかいないはずなので、僕の成長具合を見て欲しいです」

――泉選手、考えるのではなく直感で答えてください。目標はRIZINライト級のベルトですか。それともPFLのベルトですか。

「それはPFLです。海外で、国際戦を戦うってメチャクチャ楽しいんですよ。現地についてからは、ずっと自分のMMAのことだけ考えて過ごして。漬けるとか、そんな展開がないのは皆が強いからで。動いていないと勝てない。そのためにも次の試合に勝って。RIZINでもしっかりと結果を残して、期待されてPFLで戦うようになります」

■DEEP131 視聴方法(予定)
5月4日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT、サムライTV、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ


■DEEP131 対戦カード

<DEEPフェザー級暫定王座決定戦/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
水野新太(日本)

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[暫定王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 倉本大悟(日本)

<DEEPフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 村元友太郎(日本)
[挑戦者] 力也(日本)

<DEEPバンタム級暫定王座決定戦/5分3R>
平松翔(日本)
鹿志村仁之介(日本)

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者] 杉山空(日本)
[挑戦者] 知名昴海(日本)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
角野晃平(日本)

<59キロ契約/5分3R>
猿寿健太(日本)
関原翔(日本)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
雅駿介(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
狩野優(日本)

<ライト級/5分3R>
泉武志(日本)
山本颯志(日本)

<水野竜也引退エキシビションマッチ/2分2R>
水野竜也(日本)
シビサイ頌真(日本)、上田幹雄(日本)

<メガトン級/5分3R>
赤沢幸典(日本)
金田一孝介(日本)

<バンタム級/5分3R>
窪田泰斗(日本)
小崎連(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
タンク内藤(日本)

<バンタム級/5分2R>
諏訪部哲平(日本)
石坂空志(日本)

<フェザー級/5分2R>
杉野亜蓮(日本)
ダイヤ(日本)

<アマチュア フライ級/3分2R>
今野連弥(日本)
武井大将(日本)

<アマチュア フライ級/3分2R>
ショウエイ(日本)
矢代光(日本)

■DEEP131対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 倉本大悟(日本)

<DEEPフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 村元友太郎(日本)
[挑戦者] 力也(日本)

<DEEPストロー級選手権試合/5分3R>
[王者] 杉山空(日本)
[挑戦者] 知名昴海(日本)

<DEEP暫定フェザー級王座決定戦/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
水野新太(日本)

<DEEP暫定バンタム級王座決定戦/5分3R>
平松翔(日本)
鹿志村仁之介(日本)

<バンタム級/5分3R>
瀧澤謙太(日本)
雅駿介(日本)

<フェザー級/5分3R>
高橋遼伍(日本)
三井俊希(日本)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
角野晃平(日本)

<ライト級/5分3R>
泉武志(日本)
山本颯志(日本)

<59キロ契約/5分3R>
KENTA(日本)
関原翔(日本)

<バンタム級/5分3R>
窪田泰斗(日本)
小崎連(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
狩野優(日本)

<バンタム級/5分2R>
諏訪部哲平(日本)
石坂空志(日本)

<フェザー級/5分2R>
杉野亜蓮(日本)
ダイヤ(日本)

<アマチュア フライ級/3分2R>
ショウエイ(日本)
矢代光(日本)

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