【RIZIN50】変則キャッチ戦で泉武志が仕留めにかかり、終盤は逃げ切り戦法でカーライルを破る
【写真】初回にアナコンダで仕留めにいった泉(C)RIZIN FF
<73キロ契約/5分3R>
泉武志(日本)
Def.3-0
スパイク・カーライル(米国)
愛媛県八幡浜市出身の泉。カーライルの計量失敗で泉が勝利した場合のみ公式結果となるキャッチウェイト戦に。初めてリングで戦う泉は左ハイにも距離をつめていく。泉の首相撲にボディを連打したカーライルは、離れ際に右を入れてダウンを奪う。すぐに立ち上がった泉はコーナーに詰められるとボディロックに。ここから左右の小外で崩しにかかる。
バックを許さず離れたカーライルが左フックを入れる。泉も右フックを返して組みつくと、左を差して足の甲を踏みつけるとテイクダウンを決める。しっかりとサイドを取った泉は肩固めへ。抜けてシングル狙いのカーライルに対し、ヒザ蹴りからがぶった泉がアナコンダに捕らえる。カーライルはロールしてエスケープ、スタンドで組まれてヒジを入れて時間となった。
2R、スイッチするカーライルに泉は右オーバーハンドを伸ばす。ダブルからロープ際までドライブした泉は、ボディロックからバックに回る。胸を合わせつつ離れたカーライルは、息を整えているか。カーライルがジャブ、泉はダブルのフェイクからアッパー。そのまま距離を詰めてボディロックへ。泉はクラッチを一旦解き、ヒザをくりだす。組み直した泉だが、カーライルはバックを許さない。泉はシングルレッグに切り替え、再びボディロックに。カーライルはヒザをボディに突き上げる。離れた泉はクリンチに来たカーライルのヒザを腹に受け、体を入れ替えたところで2Rを戦い終えた。
最終回、右を振って組んだ泉がボディロック、ワンフックからグラウンドに持ち込むもカーライルが反転してトップを取る。泉はボディを殴られ、スクランブルでバックを許して両足をフックされる。ここから外国人ファイターとしては珍しいオタツに取ったカーライルは一度、フックを外して泉を動かせ再び背中に乗る。腕を固めて、グラウンドに持ち込みスクランブルを許さない。
泉は足を制していない状態でキムラを仕掛け、腕を抜かれると再びバックを許す。エルボーを落とされながらも、スクランブルから立ち上がった泉はコーナーに押し込まれて右ヒジを受けそうになる。離れた泉が右に回る。ラスト10秒、ここは今後のためにも何かを仕掛けたいところだが時間となり泉は両手をあげた。攻勢点が50パーセント減のカーライルに勝ち目はなく3-0の判定勝ち。泉が四国勢に2勝目をもたらした。