【RIZIN50】前田吉朗が4年振りのMMAで、プロデビュー戦の横内をRNC葬。香川大会の継続をアピール
【写真】相手はプロデビュー戦だったが、前田が凄まじいフィニッシュ力を見せつけた(C)RIZIN FF
<59キロ契約/5分3R>
前田吉朗(日本)
Def.3R2分55秒 by RNC
横内三旺(日本)
前田は香川県高松市出身。共にサウスポー同士で開始早々、前田がシングルレッグのフェイントを見せる。インサイドからパンチを着く横内に対し、前田が大きく左右に回る。横内のローを食らった前田は、効いていないとアピールしてシングルレッグで飛び込んだ。コーナーでバックコントロールに入った前田だが、差し返される。大外でグラウンドに持ち込む横内。立ち上がった前田が倒し返すも、スクランブルから横内がスタンドに戻った。
互いに跳びヒザを見せたあと、横内が両腕を差し上げてロープに押し込む。背中を見せた前田が横内の左腕をキムラで抱えるも、横内が腕を抜いて離れた。しかし再びボディロックで組んだ横内が崩しにかかる。コーナー際でバックコントロールの横内は、またもキムラを狙われて離れる。前田は首相撲で抱えられると、ボディにパンチを連打で突き刺していく。前田が組んで横内をコーナーに押し込み、左縦ヒジを打ち込んだ。
2R、横内の左カーフに前田が左ストレートを合わせた。バランスを崩した横内は体勢を戻し、前田のパンチに対して右フックを狙う。オーソドックスにスイッチした横内だが、前田がカウンターを合わせる。スイッチを繰り返す横内が、前田の右スピニングバックキックをかわした。横内の跳びヒザをかわす前田だが、シングルレッグは切られてしまう。横内が左ストレート、左ヒジを前田の顔面に打ち込む。
ノーガードで距離を詰めていく前田の右フックが横内の顔面を捉えた。引き込むように尻もちを着いた前田に対し、横内がトップからバックコントロールへ。前田が突き放すと、横内は側転で離れた。横内のスピニングバックフィストをかわして組み付く前田。ここは倒せなかったが、続いて横内にヒザを着かせると即パウンドを連打する。立ち上がる横内をバックコントロールで制し、ラウンド終了を待った。
最終回、ノーガードの前田に対して、横内が右ジャブと左インローを見せる。距離が近くなるとインサイドワークでかわす前田は、横内の左ミドルをキャッチする。疲労のためか横内の動きに合わせてキャッチしにいくことが多くなる。横内は前田にロープを背負わせると、ダブルレッグからバックコントロールへ。しかし展開がなくブレイクが掛かる。
横内の口から出血が見られる。横内の左ミドルが前田のボディに突き刺さるも、続いて左ハイをかわされて尻もちをつく横内。前田は内ヒールから回転する横内をトルコ刈りで固める。。さらに右腕を横内の首に回し、ロープ際まで回転していった横内からRNCでタップを奪った。
香川県高松市の前田が地元で一本勝ち。四国勢は3連勝となったが、前田はマイクで佐伯繁DEEP代表への拍手を要請したあと、香川大会継続をアピールした。