【Breakthrough Combat02】城戸は引き込み&足関節を極められず。椿がトップを守り8-2で大差の勝利
【写真】引き込む城戸を、プッシュして立たせない椿。これもプログレス=MMAグラップリング、パウンドを打つことを考えたポジショニングか(C)MMAPLANET
<Progress71キロ契約/5分2R>
椿飛鳥(日本)
Def.8-2
城戸泰介(日本)
やや緊張の面持ちの城戸。互いに低い体勢で構えるが、椿がテイクダウンのフェイントから城戸の首を抱える。城戸が引き込むも椿はスタンドをキープした。立ち上がった城戸が椿にケージを背負わせてから足を取りに行くが、これも椿が下がる。さらに椿がシングルレッグから引き込み内ヒールを狙うも、ここでも椿が足を抜いてスタンドに戻って2Pをゲットした。スタンドの攻防では椿が城戸をケージに押し込む。中央に戻ると、やはり城戸が引き込み、椿に2Pが追加される。
ハーフガードから椿の左腕を抱える城戸。椿は左腕を抜いてパスを狙うも、城戸が下からフックガードでディフェンスする。椿は城戸を押して背中を着かせた。城戸が椿の左足を取って内ヒール、ヒザ十字と切り替えるが椿が立ち上がった。デラヒーバで左足を離さない城戸に対し、椿が足を抜いて離れた。下がる椿の右足にシングルレッグで組んだ城戸だが、やはりボトムになって足を抱えるも椿に潰されてしまった。
最終回、ここで1Rの最後に椿に対してスクランブルの1Pが認められたことがアナウンスされる。しかし城戸が開始直後に引き込み、椿に2Pが入った。ベースをつくってパスを狙う椿のリストを押さえる城戸。椿も城戸に足を取らせず、頭を着けてパスを狙った。城戸が足を狙いに行くと、一度スタンドに戻ってからガードの中には入る。
パスできないとみたか椿がスタンドに戻ると、城戸も立ち上がってスクランブルの1Pを得る。バックに着いた城戸だが、椿が正対してくると引き込んだ。これで椿に2Pが入る。椿のプレスをZハーフで凌ぐ椿は、残り15秒で椿の左腕を取りキムラを狙うか。しかし椿が立ち上がり、飛び込んできた城戸に背中を着かせて試合を終えた。
城戸の引き込み&ヒール狙いに対し、トップをキープし続けた椿が8-2で勝利。「特に作戦は決めていませんでした。修斗のタイトルマッチがなくなってモヤモヤしていましたが、これで少し気持ちが晴れました。今日はパウンドを打てるポジションを意識したりとか、今後につながると思います。来年は修斗のタイトルマッチ、検討します」と語った。