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【Gladiator CS02】南友之輔と対戦、テムーレン・アルギルマー「俺を指名してきた南は面白いヤツ」

【写真】イケイケ風だが、日本で得たファイトマネーでタイガームエタイで練習を行うなどMMAに対して一途なテムーレン (C)MMAPLANET

明日12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会として開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」。同大会のオープニングファイトでテムーレン・アルギルマーが南友之輔と対戦する。
Text by Manabu Takashima

前のGLADIATORバンタム級王者は、昨年4月に初来日し2戦目で王座奪取とグラジにモンゴル旋風を巻き越した。しかしながら、9月に竹本啓哉にベルトを明け渡すと12月には竹中大地にRNCで一本負け。そんなテムーレンをキャリア3勝のルーキーが5月大会で勝利を収めた直後にコールアウトした。

7カ月振りの来日で、血気盛んなスーパールーキーの挑発をテムーレンはどのように捉えているのかをウランバートルのシレンベーリ・ファイティングセンターで訊いた。


――去年の12月以来、7カ月ぶりの来日が決まりました。今の気持ちを教えてください(※取材は6月7日に行われた)。

「日本でまた戦えることが凄く嬉しくて、言うと天に上るような気持ちだよ。体調も良くて、必死に練習をしているよ」

──5月15日に、Falcons FNのシネバートル・バットエルデネ戦をショートノーティスで受けたのは、それだけ試合を欲していたからですか。

「練習をずっと続けていたし、体調も問題なかった。だから1週間前のオファーでも戦うことにしたんだ。実戦から遠ざかっていて試合がしたかったからね」

──結果が伴わなかったことに関しては、どのように思っていますか。

「そりゃあ残念だよ。でも去年、日本で4試合戦うことができて、色々な経験を詰めたことは凄く大きかった。減量方法も自分で試行錯誤して、改善して計量ミスをすることもなかったし、様々な面で経験を積むことができていると思っている。それが自信にもなっているよ」

──連敗を喫したことで来日の機会が途絶えるという不安はなかったですか。

「当然、毎試合勝つつもりで戦っている。でも、戦略が上手くハマらなかったり、ちょっとしたボタンの掛け違いで生じたズレを修正できないで負けることもある。勝負だし負けることもあって然りだ。連敗したから日本でもう戦えないというネガティブな気持ちになることはなかった。自分にできることは練習をして強くなること。そうすればGLADIATORに呼ばれることがなくても、違う道は開けるものだから」

──結果、オファーがありました。そして、対戦相手の南選手はキャリア3勝0敗。そんなルーキーからコールアウトがあったことをどのように捉えていますか。

「自分が彼の立場でも、同じようにしていたはず。だから、そこは気になることはないよ。ファイターはチャンピオンになりたいのだから、立ち塞がる相手をぶちのめして前に進む。それが選手としてあるべき姿だ。だから、俺を指名してきた南は面白いヤツだと思った。ただ、相手を間違っているけどね」

──まさに「テムーレンに勝ったら、王座に挑戦」と言っていて、それこそ南選手が描いている青写真です。

「俺と戦いたいと言ったことをミナミは後悔することになるよ」

──では南選手の印象を教えてください。

「試合映像をチェックしたけど、ミナミのレベルは俺に達していない。どういう武器があるのかも、分からない。俺より下の選手、ハッキリ言えばそういうことだよ。全局面でヤツより上だ。立ち技、レスリング、寝技、スタミナ、ファイトIQ、全ての面で俺が上回っている。

シレンベーリの練習仲間たち。左から今大会で松嶋と戦うソドノムドルジ・プレブドルジ、テムーレン。RIZINに参戦経験があり、21日にFury FCで戦うバータル・アズジャブハラン。GladiatorからONE FFに向かったバットオチル・バットサイハン。そして右端がツェルマー・オトゴンバヤル

まあ、しっかりと練習をしてケージに入ってきて欲しい。

俺の過去の試合を見て研究しているだろうけど、もうあの頃と今は違う。それだけ激しい練習をしてきたし、今も続けている。ミナミは自分で口にした言葉が現実になるように、頑張って欲しい(笑)」

──7カ月振りの日本でのファイトで、何をファンに見せたいと考えていますか。

「日本で4試合戦って、俺を応援してくれる人もいた。そういう人達に激しい試合を見せたい。どの道、勝つのは俺だから。俺の夢はMMAを続けて、大きな舞台で戦うこと。そのために激しい練習の日々を送っている。当然、障害になるモノは払いのける。そこはミナミも覚悟をしてほしい」

──この試合の5日前に竹本啓哉選手の持つGLADIATORバンタム級王座に竹中大地選手が挑戦します。試合予想をお願いします。

「タケナカが勝つ。タケナカは攻撃的で、打撃の当て勘が良い。タケモトは戦略を立てて、その戦いを積みかさねていくタイプだ。見ている人にとって、面白くない試合をする。俺はより攻撃的なタケナカが勝つと思う」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
石田拓穂(日本)

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔(日本)
[挑戦者] 上久保周哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
南友之輔(日本)

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