【Gladiator CS02】PROGRESS王座戦、ミスターアナコンダ竹内稔×ケージレスリング上久保周哉
【写真】竹内といえばアナコンダ。対する上久保もケージグラップリングマッチの出場経験が豊富だ(C)MMAPLANET
25日(火)、Progress実行委員会より7月12日(金)に会場非公開で開催される無観客&配信大会のGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」でPROGRESSフェザー級選手権試合=チャンピオン竹内稔×チャレンジャー上久保周哉が組まれることが明らかとなっている。
Text by Manabu Takashima
GLADIATORフェザー級挑戦者決定戦=松嶋こよみ×ソドノムドルジ・プレブドルジ戦に続き発表されたカードは、意外にも上久保がベルトに挑むという意外なグラップリング戦だった。
2011年にプロ修斗にデビューし、1年間のMMAファイター活動の後、仕事との関係で現状として組み技の専門下として戦い、当時からアナコンダチョークが代名詞だった。
その竹内、5月のADCCアジア&オセアニア予選02では2試合目=3回戦で敗退も、昨年11月の第一次予選では66キロ級で準優勝となり、シンガポールの地でもアナコンダチョークは猛威を振るっていた。
今年2月にはChallenger Series第1回大会でGLADIATORバンタム級チャンピオンの竹本啓哉を相手に、2分弱でこれもまたアナコンダチョークで下し、初代PROGERSSフェザー級チャンピオンに輝いた。
対して上久保はケージレスリングをさせれば、右に出る者はいないと練習仲間が口を揃えるMMAグラップリングの実力者だ。とはいえ、彼にとってあくまでも本職はMMAでUFCを目指してグラップリングを強化してきた。
念願のRoad to UFCではヒザの負傷で思いもしない準決勝敗退。その後、12月にGLADIATORで再起し、Road to UFC再挑戦も諦めていなかった。そのためにインパクトのある勝利を挙げる必要があり2月のChallenger CSで元UFCファイター、現LFAのガブリエル・シウバと対戦予定だった。
しかし、カードの正式発表を前に股関節の負傷で戦える状態でなくなっていた。上久保はもともと大腿骨が常人より太く、股関節にこすれることで軟骨が削られ、以前から痛みを感じるようになっていたという。医師からは人工関節を勧められもしたが、MMAを続けることができなることもあり得るので、痛みと共生すること、つまり現役生活の続行を選択した。
上久保の狙いはGLADIATORが提携したLFA経由で、UFCを目指すということ。その前に股関節の状況を把握するために、ケージを使ったグラップリングに挑む。とはいえ、竹内はそんなに簡単な相手ではない。上久保の組みつくパターンを研究し、アナコンダを仕掛けるタイミングを計っているはず。しかも、「ケージの方が得意」と竹内も公言しているというのだから、組ぎわに要注目のタイトル戦となる。
以下、プレスリリースに寄せられた両者の意気込みだ。
竹内稔
「初の防衛戦の相手が”永久寝技地獄”の上久保選手ということで非常にタフな試合になると想定されますが、前回の試合と同じように一本勝ちで終わらせたいと思います。防衛を重ねてタイトルの価値を上げていきたいです。応援よろしくお願いいたします」
上久保周哉
「今回、PROGRESSフォースタイルグラップリングマッチに出場します。竹内さんは今まで試合してきた選手の中でも指折りの攻撃力を持った選手だと思います。ただ、僕はどうしても勝ちたい。ケージの中でアナコンダを喰い、選手として殻を破れるよう力を出し切ります」
■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル