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【RIZIN LANDMARK08】1RはTD&パンチを受けた堺が、2Rにバックテイクから削りRYOGAに判定勝ち

【写真】直前の対戦相手変更でRYOGAもやりづらさがあったか。しかし両者が自分の持ち味を生かした試合内容だった(C)RIZIN FF

<60キロ契約/5分2R>
堺龍平(日本)
Def.2-1
RYOGA(日本)

RYOGAが左右に回りながら左ローを見せた。右フックから飛び込み、左右の連打を浴びせると堺が組む。RYOGAは首相撲を狙ったが、境に尻もちを着かされた。立ち上がったRYOGAが、ケージに背中を着けたところから小外刈りでテイクダウンする。

RYOGAはしばし抑え込んだあと立ち上がる。堺が下から蹴り上げを見せる。ケージまで下がった堺にパウンドを連打するRYOGA。堺は下からRYOGAの右足を取り、サドルのような形RYOGAのヒザを抑えながら内ヒールを狙った。ここは凌いだRYOGAだが、堺にバックを奪われる。展開がなく両者が離れる。スタンドに戻るとRYOGAがパンチを振るう。組みに来た堺の首を取ったRYOGAはギロチンへ。これは極まらずも投げてグラウンドに持ち込んだRYOGAは、ヒジ打ちから横三角を仕掛けていった。

最終回、距離を詰めてきた堺にRYOGAが左フックを浴びせる。RYOGAがワンツーから攻め込むも、堺のパンチを受けた。堺がプレスをかけてRYOGAを下がらせる。やや動きが落ちたRYOGAだが、左ジャブを突き刺していく。さらに左フックで堺をグラつかせた。RYOGAが堺の左フックを受けながらもダブルレッグで尻もちを着かせた。堺はケージに背中を着け、RYOGAの右ワキをつくうもRYOGAが反転してトップを守る。

しかしRYOGAの動きが止まったところで堺がトップからバックに回る。四の字で固めた酒井がパンチで削る。RYOGAの反転に合わせて堺がマウントを狙いながら腕十字に切り替えると、RYOGAがトップを奪う。しかしパウンドを打ち込もうとしたところで堺がフィフティ・フィフティ気味に足を取りバックテイクする。そのまま堺がパンチで削り続けた。

ラウンドごとに評価するなら1RはRYOGA、2Rは堺だろう。しかし試合全体の判定となれば後半を抑えた堺か――裁定はスプリットで堺の判定勝ちとなった。


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