【Challengers】テイト、テイクダウン二つで初戦突破
<b>■女子ウェルター級トーナメント1回戦/3分2R
ミーシャ・テイト(米国)
Def.2R終了/判定3-0
マイユ・クヤラ(フィンランド)
【写真】結果を見れば判定負けだが、クヤラは腰が強くかなり善戦したといえる。今後が楽しみだ (C) KEITH MILLS
トーナメント本命視されているテイト初戦の相手は、実力未知数のクヤラ。テイクダウン狙いで距離を取るテイトは、ジャブを見せながら組みつくが、クヤラも踏ん張りケージ際で態勢を入れ換えると、ヒザをボディに突き上げていく。再び態勢を入れ換え、ケージにクヤラを押し込むテイト。
シングルからハイクラウチの態勢になったテイトが、ここでテイクダウを奪う。1R3分の試合では、一つのテイクダウンが大きな勝因となりえる。ハーフの状態で、頭を抱えるクヤラに対しレフェリーはブレイクを命じ、ラウンド終了目前、5秒間のスタンド戦では何も起こらず、初回が終了した。
2R、テイトの左がヒットし、さらに前蹴りにつなげる。打撃で勝負したいクヤラは自ら組みつくが、再び距離を取る。
頭を下げてパンチを振るうテイトに対し、クヤラはダーティボクシングからパンチを打ち込んだ。距離ができると、テイトがハイを放つが、クヤラの左を受けるなど思うように攻めることはできない。
テイトは首相撲からヒザを突き上げ、残り40秒でテイクダウンに成功。そのままトップをキープしたテイトは、残り試合時間10秒でパウンドを落とし、非常に短く感じる6分間の初戦を終えた。
リングアナからポイントは伝えられなかったが、ジャッジは3者ともテイトを支持したとして勝利者コールを受けた。「トップに登る準備はできているわ、ベイビー」という言葉を残し、決勝へ向けテイトは控室に戻った。