【Challengers】フジ・メグに続き、赤野も華麗な一本勝ち
■女子ウェルター級トーナメント1回戦/3分2R
赤野仁美(日本)
Def.2R1分48秒/腕ひしぎ腕固め
カリーナ・ダム(ブラジル)
【写真】ダムの動きに合わせた関節技の仕掛けが見事だった赤野 (C) ESTER LIN/STRIKFORCE
前夜、フロリダで行なわれたベラトールFCでトーナメント初戦を突破したフジ・メグが、空路フェニックスへ移動。ダムと戦う赤野のセコンドを務める。
ダムの左ハイがいきなり赤野の顔面をかすめる。組みついたダムがバックを取り、そのままグラウンドへ。互いにトップを奪おうとロールを繰り返すが、1分経過前に胸を合わせたダムがインサイドながら上を取る。
クローズドガードの赤野、あっという間に試合は進むので動きが欲しいところだ。十字狙いから、フラワースイープのように赤野が揺さぶるが、ダムはバランスをキープし動きを固める。レフェリーがブレイクを命じ、スタンドへ移行するとダムがバックブローを見せるも、赤野は豪快な首投げでテイクダウンを奪い、ヒザ十字を仕掛けようとするが、レフェリーの不可解なラウンド終了5秒前の指示に、動きを止めてしまった。
2R、するどいローから再びバックブローを見せたダムだが、赤野はこれをかわして、投げを狙うと、そのままテイクダウンを奪い、ハーフの状態から足をぬこうとする。腕を抑えて、パウンドを狙った赤野だが、その腕を担がれスイープを許した。
そのままオモプラッタを狙うも、ダムはしっかりと察知する。ガードを取り直した赤野は、ここでトライアングルからトップを奪い、そのままヒジを極めると、ダムがたまらずタップアウト。昨夜の盟友の勝利に続き、赤野も見事な一本勝ちを手にした。
「カリーノが返そうとしたところ、腕十字を狙ったのですが、思ったような反応じゃなかったので違った形で腕十字へいきました。嬉しいです。ミーシャ・テイトにも一本で勝ちます」とはつらつとした表情で、赤野は語った。