【Black Combat16】駒杵嵩大に挑戦、O Rei do Indio=ホドリゲス「組みに来るときに癖がある」
【写真】6勝0敗、5つのフィニッシュ勝利を誇る24歳 (C)BLACK COMBAT
31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのインスパイア・アリーナで開催されるBlack Combat16「EXODUS」。同大会で駒杵嵩大に挑戦するのはインディアン・キングことガブリエル・ホドリゲスだ。
Text by Manabu Takashima
サンパウロ以南、ブラジル南部からアルゼンチン北西部を居住地とする先住民族=カイガンギ族の血が流れるホドリゲスは、ブラジルではそのカイガンギをリングネームとしていた。
パラナ州パルマス在住、ブラジルを出たことがなく大きな舞台で戦うチャンスを待ち日々練習に明け暮れていたホドリゲスに、Black CombatのリアリティTVショー=Godfather Game出演という機会が訪れた。
結果、フライ級のトッププロスペクトとしてBlack Combatと契約したホドリゲスは8月に駒杵への挑戦するかと思いきや、時期尚早と固辞。今回の取材で、その理由は韓国で戦うことに対して準備段階での「慣れ」を必要としていたことが分かった。
晴れてフライ級のベルトに挑むホドリゲスは、実力的には駒杵を「並みの選手」と言い切った。
インディオの風習はほとんど維持されていないけど、一つだけ凄く早起きという習慣は残っている
――ガブリエル、来週の土曜日に駒杵選手の持つBlack Combatフライ級王座に挑戦します(※取材は23日に行われた)。今の調子はいかがですか。
「絶好調だよ。最高の試合を見せることができるだろう」
――今回の試合のためにブラジルから韓国入りですか。
「そうだよ。先週の水曜日にソウルにやってきたよ」
――試合まで2週間以上、韓国にいることになるのですね。
「この間はBlack Combatのオフィシャルジムで、トレーニングをしてきた。強度は抑えめにして、普段通りの練習をやってきたよ。ここに来てからは減量もあるし、コンディションを保つことを第一に考えてね」
――パラナ州といえば私も冬のクリチバを訪れたことがあるのですが、真冬の東京より少し暖かい程度に寒かった記憶があります。それでも韓国の寒さとは段違いかと思うのですが、その辺りの寒さ対策はいかがですか。
「僕はクリチバから、少し離れた街パルマスに住んでいて。実は韓国と変わらないぐらい寒いところだから問題ないよ」(※実際は冬季の平均気温で15度ほどパルマスの方が暖かい)
――Black Combatではインディアン・キングという名で戦っていますが、ブラジルではカイガンギというニックネームでした。カイガンギとはブラジルのインディオの部族の名称と聞きました。
「僕にはカンガンギ族の血が流れているんだ。だから、カンガンギをリングネームにしていたんだよ。もうインディオの風習はほとんど維持されていないけど、一つだけ凄く早起きという習慣は残っているんだ(笑)」
――えっ、朝が早いということですか。ブラジルの人たちは夜更かしという印象が強かったです。
「僕は普通に朝の5時に起きているから、午前中でもしっかりと体が動くんだ。でも、夜は7時半にベッドに入っているよ(笑)」
――9時間以上、睡眠時間を取っているのですね。
「トレーニングには最適な生活習慣だよ」
――確かにその通りかと思います(笑)。ところでガブリエルはBlack CombatのGodfather Gameという機会をモノにして、韓国を主戦場するようになりました。
「Black Combatに出会う前はひたすら練習をして、どこか大きな舞台で戦う機会を待っているという状態だった。Godfather Gameがあったからこそ、今の僕がある。あのオーディション前はUFC、PFLやLFAを目指していたけど、今はBlack Combatに凄く満足している」
――そんなガブリエルですが、MMA以外にも格闘技経験があったのでしょうか。
「12歳から17歳までキックボクシングをやっていて、それから柔術の練習を始めると同時にMMAもやるようになった。そしてプロのMMAファイターを目指すようになったんだ」
――今回、駒杵選手に挑戦しますが、5月の大会でケージインして挑戦を表明しました。そして8月に挑戦が決まった際に、「まだ早い」と断ったと聞きました。
「僕は挑戦するつもりだったんだよ。でもコーチが『まだ早い。まずはランク1位のユン・ホヨンと戦おう』という方針で。僕はコーチに従った」
――結果、ユン・ホヨンと戦ったことが良い経験になった?
「そうだね。僕はBlack Combatで戦う以前は、ブラジルから出たことがなかった。食事面も含め、大切なタイトル戦を前に韓国に慣れる必要があったんだ。8月にユン・ホヨンと戦った時に、より韓国での滞在方法が理解できたからね」
駒杵はまぁ、普通……並みの選手だよ
――なるほどコーチの言う「早い」というのは実力ではなく、環境になれるためだったのですね。
「その通りだ。本来、僕が持っている実力に関しては何も心配していなかった。ただ、その実力を発揮するためには環境に慣れる必要がある。そのために8月はタイトル戦をしなくて正解だったと思う。もう韓国の食べ物も、過ごし方も問題ないからね」
――では駒杵選手をMMAファイターとして、どのように評価していますか。
「う~ん……。グラップラーとしてはトップだけど、打撃はそれほどじゃない。駒杵はまぁ、普通……並みの選手だよ」
――打撃単体は確かにストライカーと比べることはできないかと思います。ただ、それほど打撃を被弾せずに自分の形で組むことができるのが駒杵選手の特徴だと思います。
「確かにコマキネの距離のコントール、組むタイミングを掴むという点においては上手いと思っている。ただし、試合をチャックしていると組みに来るときに癖がある。僕たちはそれを見抜いた。だから、ハードな試合になるとは思っていない」
――なんと、癖を見抜いたと。では、その上でどのような試合をしたいと思っていますか。
「韓国という国で日本人ファイターとタイトルマッチをするとは思ってもいなかった。ゲームプランを明かすことはできないけど、僕らしい戦い。激しい、最高の試合を期待してほしい。
日本のファンはコマキネを、ブラジルのファンは僕を応援してほしい」
■視聴方法(予定)
1月31日
Part.2 午後1時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
Part.1 午後6時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
■ Black Combat16対戦カード
<フェザー級/5分3R>
キム・テキュン(韓国)
アジリット・ヌルマトフ(キルギス)
<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キム・ジェウン(韓国)
[挑戦者]竹中大地(日本)
<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
[王者] フラービオ・サントス(ブラジル)
[挑戦者]ジョン・ハングク(日本)
<Black Combatフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]駒杵嵩大(日本)
[挑戦者]ガブリエル・ホドリゲス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
フィリッピ・ペレイラ(ブラジル)
イ・ドギョム(韓国)
<ミドル級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
エドゥアルド・ガルヴォン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
シン・スンミン(韓国)
レオナルド・ジニス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ダニエル・トチュベク・ルール(キルギス)
イ・ジンセ(韓国)
<フライ級/5分3R>
ウ・ソンウン(韓国)
キム・ソンウン(韓国)
<ライト級/5分3R>
ムン・ギボム(韓国)
ファン・ドゥユン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
キム・ドンギュ(韓国)
ルスラン・アモエフ(キルギス)
<ライト級/5分3R>
パク・ジョンホン(韓国)
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
マテウス・コヘイア(ブラジル)
ホン・ジョンテ(韓国)
<フェザー級/5分3R>
ジ・ヒョクミン(韓国)
ナム・ウイチョル(韓国)















