【Special】第1回DEEP Fight Challenge。 「ほどほど」さの融合が、居心地の良いMMA空間を生んだ
【写真】このコンパクトさが、居心地の良いファイトイベントを創り出した(C)MMAPLANET
DEEP FIGHT CHALLENGEの第1回大会が、先週の金曜日=23日に行われた。会場はおそらくはMMAイベントが開かれるのは初めてながら、格闘技記者なら年に何度も足を運ぶウィスティンホテル東京のすぐ近くにある恵比寿ガーデンブレイス内ガーデンルーム。アマ4試合&プロ3試合(全て2回戦)というコンパクトなイベントだった。
Text by Manabu Takashima
会場もコンパクトで、ケージの周囲は1面が運営陣、二面がSRS席と壁の前に1列だけとれる立ち見スペース。残りの1面はムービーカメラマンが移動するスペースの真後ろのスタンディング観戦エリアとなっていた。
いえば砂被りのケージサイドのみの会場設定での、後楽園ホールは当然として、ニューピアでも聞こえない選手の息遣いが伝わり、メガトン級のファイトではケージにドライブして押し込んだ瞬間、その衝撃音でスタンディング観戦の応援団からどよめきが起こった。コンパクトさ故、普段の大会では体感できない臨場感がガーデンルーム内には確かに存在していた。
名前の通ったファイターや、王座を狙う位置で戦う選手の出場はない。ライブ中継はなくDEEP/DEEP JEWELS公式YouTubeチェンネルにおいて1日ディレイで配信される。だからこそファイターの友人・知人は会場に足を運び、声を枯らして声援を送り、勝てば我が事のように喜びを爆発させる。
お目当ての選手以外の試合も、3分×2Rと5分×2R、1時間30分ほどのMMA観戦だから気持ちがだれることはなく最初から最後まで、試合を楽しめる。出場選手自身も、宇尾園の声を全て拾うことができる会場の空気感と、アマチュア選手も入場曲とともにケージインすることで高揚感もマックスに。とにかくアグレッシブなファイトが連続した。それでも真剣勝負の格闘技だ、全てが好勝負になるわけがない。それでも通常の大会ではトイレタイムになりそうな試合ですら、動き云々以上に気持ちが伝わる距離感によって”見られる“試合になっていた。
「ここで勝ったので、4月のフューチャーキング・トーナメント優勝を目指します」というアマチュアファイターのマイクは、見ている者さえ清々しくさせる――ずっとMMAを追ってきた者には、少し恥ずかしいぐらいの真っすぐ、無垢な喜びに満ちていた。
いうと「ほどほど」のキャパ、「ほどほど」の試合数、「ほどほど」の試合レベル。この3つが合致して、非常に面白いイベントであった。
プロMMA興行はビジネスだ。赤では続けられない。アマの試合が並んでいても固定費用は「そこそこ」掛かる。どのような損益分岐点を佐伯さんがDEEP FIGHT CHALLENGで割り出しているのか。正直、MMAPLANETが毎大会取材に行くことは難しいだろう。それでも、できるだけ足を運びたいと思わせてもらったDEEP FIGHT CHALLENG、「ほどほど」でなく少しでも長く継続されるイベントになり、新しい格闘技観戦方法を定着させてほしい。
■DEEP FIGHT CHALLENGE01 試合結果










































