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【Special】佐伯繁代表に訊く2026年——ビッグマッチ&ストロー級GP開催!? DEEP FIGHT CHALLENGEとは?

【写真】こちらは2024年1月、韓国Black Combatの会場で撮影したもの。2026年も大忙しの1年になりそうだ(C)MMAPLANET

23日(金)、目黒区恵比寿ガーデンプレイス内の恵比寿ガーデンルームで、DEEP FIGHT CHALLENGEが開催される。
Text by Shojiro Kameike

25周年を迎えたDEEPの2026年第一弾大会は、今回が初開催となるDEEP FIGHT CHALLENGEだ。ここでは佐伯繁代表にDEEPの25年の歩みと様々な変化、2026年の興行に関する新情報ととともに、新イベントについて語ってもらった。プロモーターの声を拾うスペシャル企画――プロモーター津々浦々、第1弾は絶叫のDEEP佐伯繁代表インタビューをお届けしたい。


2001年1月8日、愛知県体育館で誕生したDEEPは今年で25周年を迎えた。佐伯繁代表が「短かったよね。気づいたら時間が過ぎていて」と振り返るこの四半世紀、DEEPは幾度かの節目を迎えながら、興行を継続してきた。

「最初の節目は6回目の大会、2002年6月の有明コロシアムですね。あの大会で一つの勝負が終わりました。そこから少し方向性を変えて、後楽園ホールやディファ有明を中心に開催するようになり、12回目の大会を大田区体育館で行ったのが2つめの節目です」

有明コロシアム大会以来のビッグマッチとなった2003年9月の大田区体育館大会が、なぜ2つめの節目となったのか。それはPRIDE武士道の存在が影響している。従来のPRIDEナンバーシリーズは重量級中心のマッチメイクであった。対してPRIDE武士道は中量級ならびに日本人選手にスポットを当てるというコンセプトで、大田区体育館大会の翌月にスタートしている。佐伯代表はPRIDE武士道に協力を表明し、2005年には広報に就任した。

「PRIDE武士道が立ち上がったことで、自分の立ち位置を理解したんです。決して僕たちの大会がトップではないし、メジャーでもない。自分たちがやれること――今でいうフィーダーショーの役割を理解して、興行を開催してきました。その点が他の団体と違うところだし、団体としての分かりやすさはPRIDE武士道の時代から変わっていないと思いますね」

以降、DEEPは着実に興行数も増やしてきた。DEEPナンバーシリーズ、大阪大会や名古屋大会に加えて東京でもナンバーシリーズに続くブランド「TOKYO IMPACT」を開催。DEEP全体での興行数は年間25を超える。2026年もすでに3月までスケジュールと対戦カードを発表している。

「ここ数年で選手が増えてきたことにより、大会も増えてきました。女子も2月23日にDEEPジュエルスがあって、さらに3月8日の大阪大会でも9試合が組まれている。これは凄いことだと思うんですよ。

ありがたいことに、もう2月大会のチケットも売り切れているし、3月の後楽園ホール大会も売り切れそうなんですよね。選手もチケットが売りやすいらしくて。それは良い意味でRIZIN効果だと思います。その恩恵を受けているとは感じています」

2025年の大晦日はオープニングイベントにも登場!(C)RIZIN

そんななか佐伯代表の口から、2026年のDEEPに関して2つの情報が明らかになった。ひとつは5月にDEEPとしてビッグマッチを予定しているとのことだ。

「3月と4月にRIZINがありますよね。ウチもRIZINのスケジュールを優先して試合を組んでいて、RIZINで活躍している現チャンピオンもいるから、RIZINの結果を待たないと組めないカードも多いです。そこは大変ではありますね。でも今は若い選手の成長が早いし、成長している選手が多い。そういった若い選手と、たとえばRIZINで負けた選手との試合を組むとか、いろいろと考えています」

もう一つはストロー級GPの開催だ。直近でいえばDEEPは2022年にフライ級GP、昨年はフェザー級GPを行ってきた。今年はどの階級をフューチャーするのか、という問いに対して佐伯代表はストロー級GPの可能性を示唆した。

「昨年12月、杉山空選手という20歳のチャンピオンが誕生しました。知名昴海選手も今19歳で無敗。ストロー級にも選手が結構集まってきていますよね。タイミング次第だけど、GPをやれるとしたら2026年後半かな……」

さらにDEEPでは2026年、もう一つ新たな試みがスタートする。それは1月23日に恵比寿ガーデンルームで第1回大会が開催される「DEEP FIGHT CHALLENGE」だ。大会数が増えていくなかで、なぜここで新たな大会を立ち上げようと考えたのか。

「いまや全国で競技人口が増えて、レベルが上がっているし、若い選手が多い。もちろん若い選手だけじゃなく、DEEP本戦やTOKYO IMPACTで負けた選手にも、何とか試合をさせたい。そう思っている時に韓国で、小さい会場で行われている大会を見に行ったら『小さい会場は小さい会場の良さがあるな』と思ったんですよね。だから昔やっていたクラブDEEPのような小さい会場で育成大会をやろうと。

今はプロだけじゃなく、アマチュアの試合に出ている選手たちも熱いから。今回はRIZIN甲子園に出ていた選手も多いんですよ。加えて今はファン層も変わってきている。だから今までと違った見せ方、新しいやり方はないかと考えました」

大会を増やすうえで、ネックとなるのは会場と日程だ。集客のことを考えれば、やはり土日開催のほうが良い。しかしMMAだけでなく格闘技界全体で興行数も増え、土日はどうしても他の大会と重なってしまう。これは首都圏の話だけでなく、2月23日はなんとDEEPのTOKYO IMPACTとNAGOYA IMPACTが同日に開催されることに。

「審判団の問題もあるから、あまり同日開催は良くないと思っています。ただウチの場合は、名古屋も大阪も地元のプロモーターでやれるし、地方大会は地元の人たちで動かないと無理なんですよ。だから東京と地方で同日開催になっても仕方ない、という面もあります」

そんな事情もあってか、考え出されたのが平日開催のプランだ。

「今回のファイトチャレンジは、プロとアマで計7試合。平日の19時30分開始で、遅くても21時30分には終わると思います。金曜日の夜だし、今回は恵比寿で場所も良いから、大会が終わってから飲みに行ってもらえるような時間ですよね。

会場はテーブル席が40席と、立ち見が200席。テーブル席は食事とフリードリンクで、飲みながら試合を視られるようにしています。それがケージから2メートルぐらいの場所で、格闘技の迫力も味わってもらえると思う。ライブ配信はなしで、翌日YouTubeチャンネルにアップする予定です。今回が初めての大会なので、まずはやってみてどうなるか。まさに新しいチャレンジですよ」

今年は3回の開催を予定しているというファイトチャレンジ。佐伯代表は「平日開催であれば、地方でもやれると思う。大阪でも名古屋でもやってみたいですよね。大阪なら金曜日の夜に梅田か難波で試合を観て、飲みに行くとか――アリだと思うんですよ」と意気込む。25周年を迎えたDEEPの2026年は1月23日、大会名どおりの新たなチャレンジから始まる。

■視聴方法(予定)
1月24日(土)~
DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップで配信

■DEEP FIGHT CHALLENGE01 計量結果
<フェザー級/5分2R>
佐々木耀:65.75キロ
ダイヤ:66.25キロ

<ライト級/5分2R>
トミー渡辺:70.8キロ
アニンタ・アリ:70.6キロ

<メガトン級/5分2R>
ブラックタイガー:103.6キロ
ホワイトベア:100.2キロ

<アマチュア・フェザー級/3分2R>
佐藤カナウ:65.65キロ
大越充悟:65.75キロ

<アマチュア・フライ級/3分2R>
佐藤照栄:57.1キロ
福嶋司:56.75キロ

<アマチュア・フライ級/3分2R>
金子蒼空:56.85キロ
横山桔平:57.15キロ

<アマチュア・バンタム級/3分2R>
佐藤修斗:61.7キロ
ランペイジ竜太:61.55キロ

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