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【ONE FN39】黒澤亮平戦へ、ボカン・マスンヤネ「ストライカーだからこそ、凄く興味深いファイトになる」

【写真】Tシャツはドラゴンボールか……(C)MMAPLANET

25日(土)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN39で黒澤亮平がボカン・マスンヤネと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年9月にONEとの契約締結を発表し、ONE初参戦でジェイソン・ミラルペスと対戦した黒澤。ミラルペスのリーチや打撃の圧力に押される一幕もあったが、果敢にインファイトを仕掛けてテイクダウンを軸にした試合運びで判定勝利を掴んだ。ONE2戦目の相手はストロー級のトップ戦線で活躍し、vs日本人無敗を誇るマスンヤネ。黒澤は「自分ならボカンに勝てると信じています」とマスンヤネ超えへの自信を静かに語った。


1日に5リットル飲んでいる。疲労回復にもなるし、体調も良くなった

――ボカン、今週末に黒澤亮平選手と戦います。今の気持ちを教えてください。

「凄く良い感じだよ。8週間のトレーニング・キャンプも順調に終えて、試合に向けて集中力が高まっている」

――4月にフライ級でサンジャル・ザキロフと戦い判定負けを喫しました。1階級上で戦ったのは、何か理由があったのでしょうか。

「あの時、なかなか対戦相手が見つからなくて。チャンスを掴むためにフライ級のファイトに飛びついた。一階級上でも変わりなく戦うことができるのか。そこも確認もしたかったしね。実際にはいくらでもご飯を食べられるのは楽しかったけど、そうやって体重を増やすことは大変だった。そして、フライ級で戦い続けるには、僕は小さいと実感できたよ」

――ボカンもハイドレーションには苦労した経験があると思います。同じように調整をしていても、何かの要因があって難しくなるケースが多々見られますし。ストロー級で戦ううえで、ONE特有の計量&ハイドレーションは難しくはないですか。

「ONEで戦う以前はハイドレーションを気にしたこともなかった。水抜き減量をして、普通に脱水状態だったからね。この変化に対応するのは、本当に難しかった。ただ、普段から水分を多く取るようになりハイドレーションも問題なくなったよ」

――ウォーターローディングですね。1日にどれぐらいの水分を補給しているのでしょうか。

「以前は1日に1リットル飲んでいるかどうかだった。普段から1日に5リットル飲んでいる。疲労回復にもなるし、体調も良くなったよ」

――もちろん栄養補助飲料の役割も果たしていると思いますが、他にも何か飲むことはあるのでしょうか。

「フレッシュ・フルーツジュース、それと毎朝のエスプレッソは欠かせないよ(笑)。コーヒーが大好きだから」

――朝の一杯は格別ですね(笑)。

「そうなんだ、これだけは外せないよ。とにかく今の僕はストロー級に凄くフィットしている。良い食事を摂り、栄養も十分で体もよく動く。本当に良くなっているよ」

――ところで2025年は南アフリカのみならず、PFL Africaのスタートでアフリカ大陸全体でMMA界に追い風が吹いた1年だったと思います。

「PFLがアフリカにやってきて、アフリカ大陸全域のファイターに試合機会が増えたことは本当に素晴らしい。実はマネージャーとマネージメントチームを創ったんだ。もっとアフリカのファイターが活躍できるようにね。

若くて、将来性のあるファイターが僕のジムにやってきて、良い練習もできている。そしてファイト・キャンプ、タイでも一緒に過ごして、彼らに国際的な舞台がどういうものかを体験してもらっているんだよ。今後アフリカからグローバルな舞台で戦う選手が増えることは違いない。その動きを一緒に体感できることは、僕にとっても喜びでしかない。

僕にはONEという舞台があって、このサイズでも戦うことができる。凄く恵まれている。だからこそ、PFLは現状バンタム級までしかないけど、フライ級までは創って欲しい。それがアフリカの軽量級の選手のためになる。そういう選手が育っていることも、僕にとってもポジティブな要因になるからね」

――ボカンの練習環境自体、かなり良くなっていると。

「そうだね。2週間前まで南アフリカで、しっかりと練習してタイに来るようになったよ」

――タイにやって来てからは、どこで調整をしているのでしょうか。

「プーケットのバンタオに行ったこともあるけど、今はバンコクのスーパーボン・ムエタイジムで最後の調整をしている。チームの皆も一緒だし、ファシリティも整っていて、ホスピタリティも完璧だ。なんといってもしっかりとしたリングがあるから、体も頭もリングでの戦いに持っていける。そういう意味でも最終調整にもってこいの環境だよ」

クロサワは距離を取ったところから、一気に踏み込んでくる。このギャップを埋めるのに長けているファイター

――ボカンのポテンシャルはチャンピオンクラス。パンクラスに初来日した時から、そのように思ってきました。ただしONEの頂点に立つためには、階級は違えど3連敗は許されない状況です。

「今回の試合はタイトルを目指すために僕のキャリアのなかで、最も大切な試合になる。ここで勝てば、王座挑戦の布石になるからね。クロサワに勝って、誰とでも戦えるとアピールしたい。世界のベストになるために、僕は対戦相手を選ばない。その機会を与えてくれるのが、今回のファイトだよ。ここで勝って、チャトリと世界挑戦に向けて話を始めるつもりだ」

――ボカンは過去に4人の日本人選手に勝っています。そこにはパンクラス王者と修斗王者が含まれていました。今回戦う黒澤選手は、その両方のオーガニゼーションでベルトを巻いた選手です。そして過去の日本人選手と違い、ストライカーという特徴があります。

「修斗とパンクラスで頂点に立った……素晴らしいファイターだよ。日本の選手に共通しているのは、凄く尊敬心を持って戦っているということ。そしてタフなんだ。それでも僕が彼らに勝てたのは、僕と同じような体格だから。同じ体格の選手なら、どれだけタフでも僕は負けない。

クロサワがストライカーだからこそ、凄く興味深いファイトになると思う。僕もここ数戦はレスリングと比較して、打撃の強化に努めてきた。でも今回は打撃とレスリングの融合に時間を費やしたんだ。僕が打撃でリードして、レスリングに繋げることができるのか。そんな自分のテストでもあるんだ。

クロサワは距離を取ったところから、一気に踏み込んでくる。このギャップを埋めるのに長けているファイターだ。ただ僕は自分の距離で戦うために、15分間プレッシャーをかけ続ける。彼が求めるスペースを与えないで戦う。手応えは十分、立っても優位に戦えるだろう」

――どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「皆がこれまで見たことがないような、ベストなボカンのファイティング・スタイルを披露したい。ファンの皆には支払ったチケット代金以上の良い時間を過ごして欲しい。フィニッシュをして、タイトル挑戦を宣言したい。修斗とパンクラスの王者に勝利することは、僕だけでなくONEストロー級にとっても良いことだからね。

そして4月の日本大会では、絶対に試合を組んでもらう。前回の日本大会で戦う機会を得ることができなかった。だから、絶対に4月は日本で戦いたいと思っている」

■放送予定
1月24日(土・日本時間)
午前10時45分~U-NEXT

■ONE FN39対戦カード

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ランボーレック・チョー・アッジャラブーン(タイ)
アブドゥラ・ダカヤエフ(ロシア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)
アサドゥーラ・イマンガザリエフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
イシ・フィティケク(豪州)
チェイス・マン(米国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ナタリー・サルチェード(米国)

<キックボクシング・フェザー級/3分3R>
モハメド・シアサラニ(イラン)
ペドロ・ダンタス(ブラジル)

<サブミッショングラップリング女子バンタム級(※65.8キロ)/10分1R>
ヘレナ・クレバー(米国)
デシャ・ノエラニ・アロ(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
黒澤亮平(日本)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ウラジミール・グズミン(ロシア)
モハナド・バットブーティー(イラク)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
カルロ・ブーミナアン(フィリピン)
マルコ・アウレリオ(ブラジル)

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