【ONE FN39】黒澤亮平、持ち味を発揮してなお――ボカンのパンチにダウンを重ねて判定負け
【写真】黒澤は出し切った。それでいて倒れない相手がいた。目標値が高くなり、さらに強くなれるはず(C)ONE
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
Def.3-0
黒澤亮平(日本)
ボカンがロー、右ボディストレートを入れた黒澤がワンツーを放つ。テイクダウン狙いを切りボディを続けた黒澤だが、ニータップ気味の左を被弾して後方に倒れる。ボカンはハーフで抑え、黒澤のバタフライガードにパスの圧力を高める。フルガードに戻した黒澤に対し、ボカンは左足を越していく。黒澤は戻してバタフライも、下とパスの圧を受ける時間が続く。左足に続き、右も抜いてパスを決めたボカンはスクランブルの黒澤のバックを取る。
バックコントロールから太腿にヒザを入れたボカンは、正対しようとした黒澤に左を入れて組み直す。黒澤もヒザをボディに突き上げたがコーナーに押し込まれる。体を入れ替えた黒澤は、ボディにヒザを受ける。崩しでボカンを姿勢を乱させた黒澤が左を当てる。すぐさま組んで距離を潰すボカンが、ダーティーボクシングで右を入れる。ヒザをボディに入れた黒澤だが、初回はリードを許した。
2R、すぐに距離を詰めようとするボカンに対し、黒澤が右ハイから右ストレートを入れる。さらにジャブ、右を当てる黒澤はクリンチに持ち込まれるとヒザを急所に受ける。試合は中断され、打撃の間合いで再開。すぐに右を入れ、右カーフを蹴った黒澤がボディを攻める。ボカンはダブルレッグからシングルに移行する。ツーオンワンで耐える黒澤が片ヒザ状態から立ち上がる。
ここから離れると黒澤はジャブ、ボカンの右をかわす。組まれるような距離でワンツーを入れた黒澤がテンカオ。ここで組んだボカンがロープに押し込み、ワキを潜ってバックに回る。太腿へのヒザに反応が大きなバンコクのファン、正対したボカンがついに黒澤に尻餅をつかせる。
黒澤は正座に戻り、ダブルレッグで抱えられそうになるタイミングで立ち上がる。肩を押し込み、もう一度尻餅をつかせたボカンは足を束ねていく。これを抜き、バックを譲って立ち上がった黒澤は、正対したボカンにもう一度尻餅をつかされた。
最終回、ワンツー&カーフの黒澤。ボカンも左を返すが、黒澤が回転数の速いパンチを連打する。ボカンはここでも右を当て、黒澤がバランスを崩す。
すかさず組んだボカンに対し、回って離れた黒澤がフックの連打も右を被弾して再び倒される。ハーフで抑えたボカンが肩固めの機会を伺う。ワキ腹にエルボーを落とされ、背中を譲って立ち上がった黒澤は正面を向いた瞬間、ダブルレッグで倒される。足首をコントロールし、コーナーに押し込むボカン。
黒澤が立ち上がるとボカンは離れて左をヒット。黒澤も左リードフックから、足を止めての打ち合いで左を受けてヒザを着く。すぐに立ち上がった黒澤とボカンが、再び足を止めて殴り合う。と、ボカンはレベルチェンジ――ダブルレッグでテイクダウンを決め、スクランブルでバックに。残り1分を切り、正対した黒澤をシングルレッグで捉えたボカンがヒザをついてダブルレッグ。
黒澤を抱え上げ、スラム気味にテイクダウンを奪ったボカンは残り10秒までバックコントロールを続ける。そして、最後は真っ向からの打ち合いを演じタイムアップを迎えた。
これまでなら相手を倒せる。少なくとも、動きを止めることができた黒澤の打撃に対して、逆にパンチでダウンを奪ったボカン。試合前のインタビュー通り、世界王座挑戦への大きなデモンストレーションとなる試合内容で判定勝ちを収めた。













