【Black Combat16】竹中大地の挑戦を受ける、キム・ジェウン「心をへし折るような戦いを」
【写真】試合まで10日の時点で、確かに顔はすでにゲッソリしているようにも見えるキム・ジェウンだ (C)MMAPLANET
31日(土・現地時間)、韓国はインチョンのインスパイア・アリーナで開催されるBlack Combat16「EXODUS」でBlack Beltバンタム級王者キム・ジェウンが、竹中大地の挑戦を受ける。
Text by Manabu Takashima
後のUFCファイター=チェ・スンウとTOP FC王座を巡り、凌ぎを削り合った(1勝1敗)。その後2019年から2023年までONEで松嶋こよみ、山田哲也、佐藤将光ら日本勢だけでなくマーチン・ウェン、タン・カイ、シャミル・ガザノフ、ケビン・ベリンゴン、ジョン・リネケルらフェザー&バンタム級トップファイターと伍し続けたキム・ジェウン。
2024年9月に5年10カ月振りに母国のケージ=Black Combatで戦うようになり、3カ月後にはバンタム級のベルトを巻く。キム・ジェウンは激闘続き、歴戦の猛者と戦うことで実力をつけたと竹中との防衛戦に、静かな闘志と自信を見せていた。
ウォーミングアップ一つ見ても、強い選手だと思っていました
――来週の土曜日に竹中大地選手の挑戦を受けるキム・ジェウン選手です(※取材は21日に行われた)。今の調子はいかがですか。
「凄く順調です。減量も問題なく進められていて、良いコンディションをキープできています」
――長らくONEで戦ってきたキム・ジェウン選手ですが、水抜き有りのバンタム級だとどれぐらい体重を落としているのでしょうか。
「通常体重が71キロぐらいなので、10キロ程度です。ただ、最初に顔から肉が落ちるみたいで今は68キロなんですが、ゲッソリしているように見えてしまうかもしれないです。確かにONEの頃は通常体重に近かったので、計量は楽でした。Black Combatで初めて戦った時は久しぶりの水抜きだったので、しんどかったです。でも、もう感覚も戻っているので今回は順調です」
――キム・ジェウン選手といえばエクストリーム・コンバット所属ですが、プロ修斗でチームメイトのキム・クァンウ選手がエフェヴィガ雄志選手を相手に番狂わせを起こしました。
「MMAに100パーセントはないです。エフェヴィガ選手はイムのことを知らなかったのでしょうが、自分は練習も見てきて絶対に勝つと思っていたので驚きはなかったです。イムにとって凄く良い経験になったし、これからもっと強くなると思います」
――押忍。ところで2024年の年末にバンタム級王者になったにも関わらず、昨年の8月にフェザー級でキルギスの強豪アディレット・ヌルマトフと戦い敗れてしまいました。フェザー級で外敵を迎え撃ったのは、何か理由があったのでしょうか。
「ONEでは70キロで戦っていたので、負ける気は全くしていなかったです。そのままのコンディションで試合をしても、問題ないと。ただ、実際に戦ってみて相手は大きかったです。完全に体力の違いを感じました。自分はバンタム級の選手だと思い知らされましたね。自分よりも大きな選手でもバンタム級で戦っているというのもありますし、これからはバンタム級に専念しようと思います」
――そのなかで竹中選手の挑戦を受けます。階級が違う時期が長かったですが、同じ元ONEファイターですね。
「ONEの時には同じ控室だったこともあります。ウォーミングアップ一つ見ても、強い選手だと思っていました。試合で見せる寝技は、見惚れるほどでした。ONEを離れて、GLADIATORで戦った時には『なぜ、ONEで戦わないんだろう』と思ったこともありました。
だからONEの時代からGLADIATORまで竹中選手の試合はチェックしてきました。強い選手です。でも、勝てる相手だと思っています」
――では竹中選手のどのような点が強いと捉えていますか。
「それはグラップリングと左ハイ、左ストレートという左の打撃攻撃ですね。ただし技術的な部分よりも、とにかくメンタルが強い。そういう選手だと思います。だからこそ、彼の心をへし折るような戦いをします。全ての面で自分が上回っているので」
――なるほど、です。ところで試合前から創り込まれるBlack Combatですが、言葉が通じない日本人選手との試合では、どのようにプロモーションをしてきたのでしょうか。
「自分もBlack Combatで戦うようになって、試合が組まれたこともあった(※結果は流れた)キム・デファン選手には、嘘偽りない言葉で攻撃的になったこともありました。ただ竹中選手は非常に紳士的な選手なので、そうすることもないです。言葉は必要ない。試合前の盛り上げ方に関しては、自分は正直に話して団体側がどう料理するのかに任せています。
Black Combatは盛り上げ方を知っていますからね。その分、死に物狂いで戦います。竹中選手もそれだけの実力者ですし、ファンが喜ぶファイトができます。自分のスタイルで戦うことができれば、ファンを盛り上げることができると思っています」
リネケル戦の経験があるので、中央アジアの選手たちとやり合える
――ところで竹中選手の挑戦を受ける日に11勝0敗のダニヤル・トイチュベク・ウール、10勝0敗のルスラン・アモエフというバンタム級の猛者も戦います。Black Combatバンタム級戦線がえげつなくなってきそうです。
「バンタム級は、激しい戦いが続くことになるでしょうね。Black Combatのバンタム級はONEのバンタム級より厳しいです」
――ジョン・リネケル戦で逆転される1秒前までのキム・ジェウン選手の強さがあれば、と期待しています。
「自分は経験を積んで、強さを身に付けてきました。ジョン・リネケル戦の経験があるので、中央アジアの選手たちとやり合えることができると信じています。
正直に言うと竹中選手をONEで知った時、自分は彼に勝てるのかと疑っていました。でも彼のGLADIATORでの試合を視て、勝てると思うようになりました。これまで打撃中心でMMAを戦ってきましたが、竹中選手が相手だからこそ自分も見せてこなかったグラップリングで勝負したいと考えています。ここまで練習をしてきた成果を試合で披露したいです」
――では最後に日本のファンに一言お願いします。
「今回、日本の竹中選手と戦いますが、面白い試合をしてタイトルを守ります。これからも強くなり続けるつもりです。ただ自分が日本のことが嫌いだとか、日本のファンから誤解されたくないと心の底から思っています。竹中選手との試合、楽しみにしてください」
■視聴方法(予定)
1月31日
Part.2 午後1時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
Part.1 午後6時~Black Combat YouTubeメンバーシップ
■ Black Combat16対戦カード
<フェザー級/5分3R>
キム・テキュン(韓国)
アジリット・ヌルマトフ(キルギス)
<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
[王者]キム・ジェウン(韓国)
[挑戦者]竹中大地(日本)
<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
[王者] フラービオ・サントス(ブラジル)
[挑戦者]ジョン・ハングク(日本)
<Black Combatフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]駒杵嵩大(日本)
[挑戦者]ガブリエル・ホドリゲス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
フィリッピ・ペレイラ(ブラジル)
イ・ドギョム(韓国)
<ミドル級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
エドゥアルド・ガルヴォン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
シン・スンミン(韓国)
レオナルド・ジニス(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ダニエル・トチュベク・ルール(キルギス)
イ・ジンセ(韓国)
<フライ級/5分3R>
ウ・ソンウン(韓国)
キム・ソンウン(韓国)
<ライト級/5分3R>
ムン・ギボム(韓国)
ファン・ドゥユン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
キム・ドンギュ(韓国)
ルスラン・アモエフ(キルギス)
<ライト級/5分3R>
パク・ジョンホン(韓国)
ナンディンエルデン・キム・インソォン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
マテウス・コヘイア(ブラジル)
ホン・ジョンテ(韓国)
<フェザー級/5分3R>
ジ・ヒョクミン(韓国)
ナム・ウイチョル(韓国)















