【Special】奥宮ハント氏に訊くBloomFCの2026年「プロ興行は夏と冬の開催。小規模大会を増やす」
【写真】1月18日にジムのケージを使用した新機軸イベント「Bloom Fight Day&Bloom Amateur Fight02」を開催。ナンバーシリーズと共に、福岡のみならず九州のファイターの試合機会を増やしていく(C)BLOOM FC
2003年11月、「九州から世界へ」というモットーを掲げてスタートしたBloom FCは、ここまで5回、プロ興行を開催している。
Text by Shojiro Kameike
九州の中心地である福岡市はその経済規模を考えると、首都圏や大阪やと比べて興行数が少ない。2023年当時でいえば、福岡県内の主要なプロMMA興行といえば年に1回行われるTORAO=プロ修斗福岡大会のみだっただろう。TORAO山口大会も同じ福岡経済圏として考えられるが、いずれにしても九州の選手が地元で戦う機会は少なかった。
そんななかBloom FCは海外からも選手を招聘しながら、地元選手の試合機会&実力アップを図るため、これまで5大会を開催している。今年の第一弾興行は? どのような選手を海外から招聘するのか? プロモーターの声を拾うスペシャル企画――プロモーター津々浦々、第2弾はBloom FC実行委員会の奥宮ハント氏に、2026年の展望を聞いた。
「少しずつ形になってきた。大会の認知度が上がってきたかな、というのは感じますね。Bloom FCに出場したいという選手が増えたりとか」
Bloom FC実行委員会の奥宮ハント氏は、このように5大会の成果を語る。福岡でMMA Rangers Gymを主宰するハント氏にとって、ジム代表としてもプロモーターとしても、福岡で海外選手と地元ファイターが戦う意義は大きい。
「プロ興行は毎回、海外から選手を呼んでいます。今後も国際戦を軸にBloom FCを広げていきたい。国際戦によって、自分の選手が今どの位置にいるのかを測ることができます。そこで日本人選手を勝たせるようなマッチメイクをすることはなくて勝ち負けに関わらず、今の立ち位置が分かるのは良いことだと思っています」
一方、昨年9月にはカンボジアのMMA大会「MAS FIGHT Cambodia」へ、Bloom FCに出場しているファイターを派遣するなど、選手の海外挑戦もサポートしている。
「海外から呼ぶ選手を探しているところから、いろんな繋がりができて。これまでも定期的に選手を送り出しています。今後はカンボジアから選手を呼んだりとか、そういう交流はやっていきたいです」
過去5大会で、Bloom FCはモンゴル、韓国、フィリピンといった国々から選手を招聘してきた。ハント氏は「次は中国もありうる。いろんなところから呼びたい」と意気込む。そんなBloom FCにとって2025年の課題があるとすれば、それは興行数だったという。
「2025年は年2回、もうちょっと大会数を増やしたかったです。選手の試合機会はもちろん、大会の準備とか運営側の力をつけるためにも」というハント氏。2025年はTORAO福岡大会と山口大会に加え、Grachanも福岡で初開催している。他にも九州各地で大会が行われているようだが、そのなかでハント氏は「大きな会場ではなく、ジムで開催する小規模大会を増やしていく」というプランを語った。
MMA Rangers Gymにはケージが設置されており、過去幾度もアマチュアMMA大会やグラップリング大会などが開催されてきた。そのケージを利用したアマチュア大会にプロの試合も入れていく。
「選手の試合機会を増やすためにも、2カ月に1回ぐらいのペースで開催する予定です。プロでもデビュー戦とか戦績が浅い選手が中心になると思います。もし戦績のある選手が出たいということであれば、こちらもそれだけの相手を探したいですね」
1月18日にはプロ1試合を含めた「Bloom Fight Day & Amature Fight」を開催。続いて3月29日には「ROAD TO CAMBODIA」と冠したワンデイトーナメントが行われる。プロ2戦以内の選手を対象とし、パウンド有りのアマチュアルールでMAS FIGHT Cambodiaへの出場権を争う。プロ興行は夏と冬の開催を考えているというハント氏は、次のように語った。
「選手には経験を積んでほしい。ちゃんと次に繋がるような経験を積んでほしいですね。Bloom FCに出たいという選手は、国内外を問わず、どんな選手でもウェルカムです」
YouTubeチャンネルでは試合映像だけでなく、ハント氏自らが九州のジムを回り、紹介動画を公開している。「九州から世界へ」のモットーで、2026年も様々な角度から突き進むBloom FCだ。












