【UFC FPI03】鉄壁防御のミーシャをOTで下したビア・メスキータが、MMA転向宣言
<女子フェザー級/10分1R>
ビア・メスキータ(ブラジル)
Def.OT by 腕十字
ミーシャ・テイト(米国)
今大会唯一の柔術家✖MMAファイターの一戦。激しいスナップダウンを見せるビアが、引き込んでクローズドガードを取る。ミーシャはワキを締め、腕を取られないよう内側に置く。ミーシャの右腕をオーバーフックで抱えるビア、ミーシャが引き寄せて腕を組む。足をすくって、ペンデュラム・スイープを決めたビアがマウントへ。
ハイマウントに移行するビアの狙いは、ワキをすくっての三角絞めか腕十字か。ヒジが戻せず、厳しい態勢のミーシャはモンジバカで削られる。自らのリストを掴んでグリップするなど防御一辺倒のミーシャに対し、ビアはエビで半身になったところでピロー・アームロックへ。腕を解き、万全のマウントのビアはマット際からフリーズでマット中央に戻ると、三角の機会を伺う。
残り2分、ついにミーシャは腰を押して足を戻す。ビアは慌てずパスを決めてノースサウスポジションから腕を取る。キムラから右足を差し入れステップオーバー、腕十字と思いきやバックテイクからRNCへ。ミーシャはこの辺りの防御能力は万全で、アゴをひいて両手で顔を守って喉下に手を滑らせない。我慢の10分を終え、ミーシャはOTに持ちこんだ。
まずスパイダーウェブを選択したビアは、1分18秒掛けてタップを取り切る。後攻ミーシャもスパイダーウェブをチョイス。27秒で腕を抜いたビアが勝利した。ビアはMMAデビューを勝利者インタビューで宣言した。