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【UFC FPI03】メイソン・ファウラー、決勝ではオーバータイムで絶対的強さ見せ──グリフィス下し優勝

<アブソリュート級T決勝/8分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT by 21秒Fastest escape time
ルーク・グリフィス(米国)

引き込んだグリフィスがZハーフを取る。手首を取りつつ、一気にパスを決めたファウラーが上四方で抑える。両足を振り、暴れてスクランブルに持ち込もうとしたグリフィスをサイドで抑えたファウラー。左足でグリフィスの頭を跨ぎつつ、フレーム&グリップを切りに掛かる。後転してエスケープを図ったグリフィスだが、ギロチンを合わされ背中をつけ直す。

ここでも足を戻させない上手さを見せるファウラーは、マット中央に移動すると上四方で削る時間が続く。懸命フレームを取り続けたグリフィスだが、頭を抱えられグリップが切れると即ファウラーにマウントを取られる、奪取する。腰を押したグリフィス、ファウラーは下になるとラバーカード、チリドッグから四角、デットオーチャーには移行できず時間に。ファイナルはOTにもつれ込んだ。

先攻グリフィスがシートベルトも、ファウラーは13秒でエスケープする。後攻ファウラーもシートベルトを選択するとフェイスロックへ。半身になり防いだグリフィスは33秒で逃れた。

OT2R、シートベルトのグリフィスが四の字フックで固めるも、ファウラーは20秒で胸を合わせた。1R分エスケープタイムでリードしているファウラーは、今度は16秒で逃げられた。

OT3R、ここもシートベルトを選んだグリフィンだが、ファウラーは僅か6秒で逃れた。コントロールタイムで既に9秒リードしていたファウラーの優勝が決まったかと思われたが、OTは続行され12 秒コントロールしたファウラーが、結果21秒のリードでSUG王者らしくOTにおける絶対的な強さを見せてトーナメントを制した。「マットとの初戦が一番プレッシャーがあった。ここで負けると10年言われ続ける」と勝者は語った。


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