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【LFA211】慌てずTD→コントロールのビア・メスキータが、パウンドアウトでLFA女子バンタム級王者に

【写真】柔術=グレイシーウマイタ時代からの指導者レティシア・ヒベイロ、そしてMMA=ATTのマルコス・パフンピーニャと体感を喜ぶビア(C)LFA

<LFA女子バンタム級王座決定戦/5分5R> 
ビア・メスキータ(ブラジル)
Def.2R3分05秒by TKO
シエラ・ディンウッディ(カナダ)

ジャブを伸ばすディンウッディ。ビアは右カーフを蹴る。ディンウッディの右を外したビアは、ジャブに右オーバーハンドを見せる。直後に組んだビアは、シングルレッグでテイクダウンを奪うとハーフで抑え、枕で圧をかけていく。ビアは左でワキ腹を殴り、右で顔面にパンチを入れる。

ディンウッディは右を差して、ブリッジするように暴れる。ビアの抑えはタイトだが、その分パンチに勢いがない。残り90秒、懸命にヒザを押してハーフを維持するディンウッディに対し、ビアも無理に動くことはない。ディンウッディは右腕を差してスクランブル狙いも、ビアが潰して時間となった。

2R、ディンウッディがワンツーで詰める。このワンツーを続けるディンウッディに対し、ビアは右に回って右カーフ。時間を掛けて組み立てる両者、ディンウッディが右オーバーハンドからワンツーを繰り出す。ビアはパンチを被弾するリスクをおかして右を振るいながら、距離をつめると一気にテイクダウンを奪う。初回と違い、すぐにマウントを取ったビアがエルボー、パンチを振り落とす。顔を抱えるディンウッディにパンチを続けるビア。最後は半身で鼻血を流すディンウッディに左のパンチをまとめTKO勝ちを決めた。

新王者ビアは「凄くハッピー。凄く意味のある勝利だけど、驚くことじゃない。ATTで最高のコーチと最高のチームで練習してきたから。テイクダウンに急がないことはキャンプを通して確認してきたの。打撃もしっかりと成長しているから。時間をかけてテイクダウンをして、5Rをかけて戦うつもりだった。初回も急がず、コーチも『疲れるから、サブミッションのチャンスが来る』と言っていて。2Rになると彼女が疲れていたから、初めてのKO勝ちね(笑)。ダナ、コールしてUFCで戦いたい。でも、本当にLFAには感謝しているわ」とたっぷり話した。


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