【UFC ABC03】組み勝ち、殴り勝ったローレン・マーフィーが、ミーシャ・テイトから3-0の判定勝ち
<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-27
ミーシャ・テイト(米国)
序盤かり圧を掛けるマーフィーが、最初のミーシャの組みにヒザを入れる。左ミドルを蹴られたマーフィーはワンツーをいれ、テイクダウン狙いをスプロールしてヒザを突き上げる。間合いを取り直した両者、ミーシャは左の蹴りを多用し、右ストレートをヒット。ジャブを打ち合うと、マーフィーが右フックを当てる。さらにジャブ、右ストレートとマーフィーの方が手数が多い。
パンチの交換のなかでダブルレッグに出たマーフィーが、バックに回る。ミーシャは胸を合わし、体を入れ替えるとボディロックテイクダウンへ。背中でなく、腰を捻って腹ばいにしてすぐに立ち上がったマーフィーが、ダブルアンダーフックでヒザを見せる。ボディを殴るミーシャは首相撲でいなしてダブルレッグへ。マーフィーはここも反応してテイクダウンを許さない。残り20秒、両者が離れるとマーフィーが左ジャブを当てた。
2R、ジャブを伸ばすマーフィー、ミーシャもジャブを当て返す。組みがハマらないミーシャは、ワンツーの打ち合いのなかで鼻血が増えてくる。ミーシャの意識が打撃に偏ると、マーフィーがダブルレッグでテイクダウンし、スクランブルではバックから右を連打していく。クラッチを剥がしたミーシャに、右エルボーを入れて離れたマーフィーは左を被弾する。それでもジャブの精度が高いマーフィーに対し、ミーシャは殴られながら距離を詰める。首相撲&ヒザ蹴りのミーシャに左エルボーを打ちこむマーフィーは、ダブルレッグを切り、シングルに移行されも足を引き抜く。
アッパーを受けながら組んだミーシャがボディロック、鼻を殴っていくマーフィーに対しミーシャは肩パンチ。は左右を差し返して体を入れ替える。直後にミーシャがガツンと音がエルボーを入れ、押し込み返した状態でラウンド終了となった。
最終回、ミーシャはジャブで前に出て、マーフィーが右に回ってジャブを返す。ジャブの差し合いが続き、ミーシャは組んでいくが逆にテイクダウンを許す。すぐに立ち上がったミーシャは首相撲でヒザを貰いながら、左右のボディを打っていく。左目の下をカットし大きく腫らせたミーシャだが、ジャブを伸ばして前に出て組み続ける。
マーフィーはエルボーを打って離れると、ミーシャが前蹴り。残り90秒で足を止めて打ち合いになると、引いたマーフィーが組みつく。ギロチンから組み変えてヒザを入れるミーシャは離れてジャブ。マーフィーもジャブを返し、レンジコントロール。前に出るしかないミーシャにジャブを最後も当てたマーフィーは勝利を確信した。
結果、マーフィーが3-0で判定勝ちを収め、顔を大きく腫らし流血のミーシャとハグをし、「私はチャンピオンになる準備ができている。それをこの試合で示した。9月はパリにいく。マノン・フィオフォとジェジカ・アンドレジの試合を見る。その試合はナンバーワン小テンダーマッチじゃない。2人の勝者と戦う」と話した。