【UFC ESPN70】最終回にギロチンで追い込むも、モウラに距離を保たれ判定負けのマーフィーが引退表明
<女子フライ級/5分3R>
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ローレン・マーフィー(米国)
ガードを固めたマーフィーが左ジャブを突く。ワンツーを返すモウラ。マーフィーには大USAコールが送られる。モウラは右カーフとワンツーでマーフィーを中に入れさせない。しかしマーフィーはモウラの右をかわし、ニータップで倒した。モウラはすぐにスクランブルへ。背中を着かされたマーフィーはハーフガードに。下から右腕をキムラで抱えられたモウラは、腕を抜いて右へパスを仕掛けていく。
マーフィーがガードに戻し、モウラが立ち上がろうとしたところに、顔面に蹴りが当たってしまう。モウラは反則の蹴り上げだと主張する動きを見せたが、試合は続行。マーフィーもスタンドに戻り、ワンツーからシングルレッグを狙う。これを切ったモウラのパンチがマーフィーの顔面を捕らえる。マーフィーの左ジャブをバックステップでかわすモウラは、距離を保ちながらマーフィーの右に右ストレートを合わせた。
2R、モウラがフェイントを繰り出してマーフィーに組ませず。ワンツーから右カーフを当てるモウラ。サウスポーにスイッチして左ハイを見せる。マーフィーはモウラの速いパンチに反応しきれていない。マーフィーのレベルチェンジを読んでいるモウラは、マーフィーのシングルレッグも右腕を差し上げて防いだ。モウラの右クロスがマーフィーの顔面に突き刺さる。
マーフィーもモウラの右をかわしてダブルレッグへ。ドライブするもケージを背にしたモウラが、両腕を差し上げて離れる。マーフィーが左に回ると、モウラはサウスポーにスイッチしてワンツーを当てる。さらにケージ中央からニータップで倒したモウラは、立ち上がったマーフィーのバックに回った。正対したマーフィーは、シングルレッグに切り替えたモウラに対し、右ヒジを横から打ち込む。残り10秒で両者が離れ、打撃を見せてラウンドを終えた。
最終回、モウラのハグを拒否したマーフィー。ガードを固めて距離を詰めていくマーフィーを、モウラはワンツーで迎え撃つ。モウラの右前蹴りをキャッチしようとしたマーフィーだが、掴み切ることができない。それでもマーフィーはシングルレッグからドライブし、モウラをケージに押し込んで行く。モウラが右オーバーフックで耐えると、マーフィーがボディロックから左足を変えてグラウンドに持ち込んだ。
体を起こしたモウラの首を取り、ギロチンで絞め上げるマーフィー。モウラが首を抜いて亀になると、ボディにヒザ蹴りを突き刺していく。さらに立ち上がったモウラの首を、スタンドのままギロチンで絞め上げる。耐えきったモウラが距離を取る。ギロチンで体力を使い切ったか、マーフィーの動きにも力がない。距離を取り、マーフィーのシングルレッグをカットしたモウラが、左ジャブで捌く。残り1分30でマーフィーが飛び込むも、すぐにモウラが切って右に回る。そのモウラを左ジャブでケージに追い込んでいくマーフィー。互いの右がクリーンヒットして試合が終了した。
裁定はモウラのユナニマス判定勝ち。マーフィーは2023年1月のジェシカ・アンドラーデ戦以来の復帰戦を勝利で飾れず。正式に引退を表明し、四つ葉のクローバーを添えてマットにグローブを置いてケージを後にした。