この星の格闘技を追いかける

【Shooto2023#01】加藤の打撃で下がらないネイトが鉄槌&ヒジでTKO勝ちし、継続参戦をアピール

【写真】ネイトが打撃力の高さを見せつけた。継続参戦なるか(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

<63キロ契約/5分3R>
ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル)
Def.2R4分37秒 by TKO
加藤ケンジ(日本)

サウスポーの加藤が距離を詰めて左ローを見せる。プレスをかけ返したネイトが左ハイ、それをブロックした加藤が前に出て左ストレートを伸ばす。ネイトは一気に距離を詰めてパンチから蹴りへと繋げる。下がる加藤がバランスを崩して尻もちを着いた。立ち上がった加藤にパンチの連打を浴びせるネイトは、加藤が前に出て来るとスイッチしながら距離を取る。

ケージ中央に押し戻したネイトは右ハイを見せる。加藤は左ハイを返した。ここでネイトの右インローが加藤の下腹部をとらえ、試合は中断される。再開後、スイッチしてオードソックスから飛び込む加藤だが、パンチは当たらず。左ミドルで距離を保つ加藤に対し、ネイトも右ミドルで押し込んでいく。加藤の左ミドルハイをブロックしたネイトだが、今度は加藤の左インローがネイトの下腹部を捉えて試合が中断された。

ガードを固めて距離を詰めて来るネイトに対し、加藤は左ストレートから組みついた。これはネイトが離れたが、加藤が左のパンチと蹴りを上下に打ち分けていく。ネイトはサウスポーにスイッチしてパンチ、加藤は左ミドルをキャッチされて背中を着いてしまうが、ネイトはグラウンドに入らない。立ち上がった加藤のパンチがネイトの顔面を捉える。しかしネイトも右は当たる。終了間際、ネイトが首相撲からヒザを突き上げた。

2R、加藤の左ミドルからスタートする。距離を詰めたネイトが加藤をケージに押し込み、右ヒジを打ち込むも加藤が離れた。ネイトは右ストレートから左フックにつなげる。加藤が左ハイを繰り出してから足を滑らせた。加藤が立ち上がり、ネイトは左右のパンチから組みついて首相撲を狙っていく。右ハイから右ストレートを突き刺していくネイト、加藤は右ローから距離を取る。

インサイドからアッパーを含んだコンビネーションを打ち込むネイトに対し、加藤は距離を取って左右のパンチを当てていく。しかし、やはり体格差が大きいか。ネイトはパンチをもらっても下がることはない。

加藤に組みつくと首相撲を狙うネイト、加藤は離れて右ローを当てた。ネイトの動きが少し落ちて来る。首相撲に持ち込みたいネイトだが、加藤が離れて回る。ネイトは右跳びヒザ、さらに下がる加藤を追い立てたネイトが右ストレートでダウンを奪う。倒れた加藤に、ネイトが鉄槌から左ヒジを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

ネイトはこれまで145ポンド=フェザー級以上で戦っている。今回は63キロ契約とはいえ、従来はバンタム級の加藤と比べると明らかに体格差は大きかった。今後も修斗への継続参戦とベルト獲得をアピールしたネイト、今後はフェザー級で戦うことになるのか。あるいはバンタム級まで落とせるのか。どちらにしても日本人ファイターにとって脅威の存在といえる。


PR
PR

関連記事

Movie