【Shooto2023#01】齋藤が新人王トーナメントを飛び越え、世界ランカーの野尻を右アッパーでKO
齋藤のKO劇は見事だったが、連戦の野尻はダメージの溜まり方が気になる……【写真】(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN
<バンタム級/5分3R>
齋藤奨司(日本)
Def.1R4分23秒 by KO
野尻定由(日本)
新人王トーナメントは決勝に進めずも、いきなりトーナメント決勝を飛び越えて世界ランカーと対戦することになった齋藤。距離を詰める齋藤に、野尻が左ジャブを伸ばす。ケージを背負って回る野尻は、前に出るも右を食らってしまう。組みついてくる野尻を引きはがし、右ヒジを打ち込む齋藤。野尻はやや遠い距離からダブルレッグで組みつき、ハイクロッチから齋藤をケージに押し込む。右腕を差し込んで離れた齋藤、すぐに野尻は追い立てるも、齋藤が再び野尻にケージを背負わせる。
齋藤の右ストレートがクリーンヒットし、野尻が下がる。野尻も打ち返すが、齋藤のパンチがインサイドから野尻の顔面を捉えると、野尻は背中からダウン。スクランブルに持ち込む野尻にパンチを打ち込む齋藤は、立ち上がった野尻にパンチを当てていく。組みつく野尻だが、齋藤が離れるとフラついている。組んでグラウンドに持ち込みたい野尻だが、齋藤はテイクダウンをディフェンスし続ける。
残り1分、冷静に相手のローをかわして左ジャブを突く齋藤。野尻が頭を下げて組みつこうとしたところに齋藤が右アッパーを合わせる。モロに食らった野尻は前のめりに倒れ、齋藤のKO勝ちとなった。